Barrier Freeは、秋田で生まれた小さな就労支援事業所から、東北各地へ広がる組織を目指しています。掲げている長期目標は100拠点。大きな数字に見えますが、目的は拠点数そのものではありません。住む地域によって、働く選択肢や受けられる支援の質が左右されない状態をつくることが目的です。
地域には、まだ選べる仕事が少ない
地方では、障がいや体調面の不安がある方が、自分の得意に合う仕事を選べる機会が十分とは言えません。軽作業だけでなく、データ入力、バックオフィス、デザイン、SNS運用、EC支援、地域企業での施設外就労など、仕事の種類を増やすことで初めて、一人ひとりに合った挑戦をつくれます。
一つの優れた事業所だけでは、届く人数にも地域にも限界があります。だから私たちは、支援、仕事、人材育成、地域連携を再現できる形にし、複数の地域へ広げようとしています。
秋田・盛岡の現場から、東北へ
秋田・盛岡の各拠点では、地域企業との仕事づくり、メンバーの成長と一般就職、スタッフが連携する運営の仕組みを、日々の実践から磨いています。
ただし、同じ東北でも、企業の産業構造、移動手段、関係機関との連携方法は地域ごとに異なります。共通化する仕組みと、地域に合わせて変える部分を見極めることが、私たちの拠点づくりです。
東北展開は、新しい地域だけの話ではありません。秋田・盛岡で仲間を増やし、既存拠点の支援、仕事、チームをさらに強くすることが、次の展開の土台になります。
今ある拠点で生まれた工夫や成果を共有し、別の地域ではその土地に合う形へつくり直す。この循環によって、地域が変わっても質を落とさない運営モデルを育てていきます。
100拠点は、社会の見え方を変えるための手段
障がいのある方の仕事は限られる、福祉の仕事は低収入で休みが少ない。そうした固定観念は、言葉だけでは変わりません。地域企業から選ばれる品質、メンバーの成長と就職、スタッフが長く働ける環境を一つずつ実績で示す必要があります。
100拠点という目標は、Barrier Freeだけを大きくするためではなく、東北の各地域で『働ける』『任せられる』『成長できる』という事例を増やすためのものです。秋田・盛岡の現場を一緒により良くしながら、その実践を東北の次の地域へ広げていきます。
まとめ
既存拠点をさらに良くすることも、新しい地域へ広げることも、同じ挑戦の一部です。地域の就労インフラを、現場から一緒につくる仲間とお会いできることを楽しみにしています。