こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。
「現役エンジニア社長シリーズ」第10回です。
クラウン情報テクノロジーでは、金融ITを中心にSES事業を行っています。
SESでは、お客様のプロジェクトに参加し、さまざまな現場で経験を積んでいくことになります。
だからこそ、私は社員のキャリアを考えるときに、
「どの現場に入るか」だけではなく、「そこで何を経験できるか」
を大切にしています。
同じ3年間エンジニアとして働いたとしても、その3年間で経験したことによって、その後のキャリアは大きく変わるからです。
今回は、SES企業として私たちが「案件」と「経験」をどのように考えているのかについてお話しします。
同じ3年間でも、経験できることは違います
例えば、同じシステム開発の仕事でも、担当する工程や役割によって得られる経験は違います。
プログラムを作る。
テストをする。
詳細設計を書く。
基本設計を書く。
お客様から要望を聞き、要件を整理する。
プロジェクトのメンバーと調整する。
どれもシステムを作るために必要な仕事です。
そして、それぞれの工程で身につけられる力があります。
だから私は、単純に、
「この案件に何年いました。」
ということだけではなく、
「その期間に、何ができるようになったのか。」
を見ることが大切だと思っています。
「長くいること」だけが、経験ではありません
一つの現場で長く働くことには、大きなメリットがあります。
システムへの理解が深まり、お客様の業務も分かるようになる。周囲との信頼関係もでき、少しずつ任せてもらえる仕事が増えていきます。
特に金融ITでは、システムだけでなく業務知識も必要になります。
長く関わることで初めて分かってくることも、たくさんあります。
一方で、同じ仕事だけを繰り返していると、経験の幅がなかなか広がらないこともあります。
大切なのは、在籍期間の長さそのものではありません。
「去年と比べて、できることが増えているか。」
私は、そこを見たいと思っています。
案件を変えれば成長する、というわけでもありません
逆に、たくさんの案件を経験すれば、それだけ成長できるというわけでもありません。
新しい現場に移れば、新しいシステムや技術に触れることはできます。
ただ、短期間で現場を変え続けていると、一つの業務やシステムを深く理解する前に次へ移ってしまうこともあります。
特に、私たちが重視している上流工程では、
「このシステムはなぜこうなっているのか。」
「お客様はなぜこの機能を必要としているのか。」
「この変更によって、他の業務にどんな影響があるのか。」
といったところまで考える必要があります。
そのためには、ある程度の時間をかけて、業務やシステムを理解する経験も必要です。
案件の数ではなく、そこでどれだけ深く仕事を経験できたか。
こちらの方が大切だと私は考えています。
次の案件では「何を増やすか」を考える
社員の次の案件を考えるとき、私は、
「今までの経験に、次は何を加えたらいいだろう。」
という視点を持つようにしています。
例えば、開発経験を積んできた人なら、次は設計を経験してみる。
設計を経験してきた人なら、お客様との打ち合わせにも参加してみる。
業務知識がまだ足りないのであれば、まずは一つの業務をしっかり理解する。
もちろん、希望した案件に必ず参画できるわけではありません。
SESでは、お客様が求めるスキルや経験とのマッチングも必要です。
だからこそ、
「次に何をやりたいか」だけでなく、「そのために今、何を身につける必要があるか」
を一緒に考えることが大切だと思っています。
目の前の仕事も、次のキャリアにつながっています
「上流工程へ進みたい。」
「もっと違う仕事をしてみたい。」
そう考えることは、とても良いことだと思います。
ただ、次の仕事だけを見て、今の仕事を軽く考えてほしくはありません。
テストをしているなら、なぜこのテストが必要なのかを考える。
プログラムを作っているなら、仕様の背景まで理解してみる。
設計書を書いているなら、その先で誰がどのように使うのかを考える。
同じ仕事をしていても、どこまで考えて取り組むかによって、得られる経験は変わります。
今の仕事で身につけたものが、次の仕事につながります。
キャリアは、突然一段上にジャンプするものではなく、目の前の経験を一つずつ積み重ねた先にあるものだと思っています。
現役のエンジニアだからこそ、一緒に考えたい
私自身も現在、SESという形で金融ITのプロジェクトに参加しています。
そのため、案件が変わることへの不安も、業務を覚える大変さも、新しい仕事を任されたときの難しさも分かります。
そして、今の現場でどんな力が求められているのかも、日々感じています。
だから社員のキャリアについても、
「とにかく次は上流へ行こう。」
「もっと単価の高い案件へ行こう。」
ということだけではなく、
「この人にとって、次にどんな経験が必要なのか。」
を考えたいと思っています。
会社の都合だけでもなく、本人の希望だけでもなく、その両方を見ながら次を考える。
簡単なことではありませんが、まだまだ小さな会社だからこそ、一人ひとりについて考えていきたいと思っています。
最後に
SESという働き方では、キャリアの中でさまざまな案件や現場を経験する可能性があります。
だからこそ私は、
「どの会社の案件に入ったか」だけではなく、「そこで何を経験し、何ができるようになったか」
を大切にしたいと思っています。
長く一つの現場で経験を深めることにも意味があります。
新しい仕事に挑戦して経験の幅を広げることにも意味があります。
大切なのは、その経験が次につながっていることです。
今できること。
次にできるようになりたいこと。
そのために、今の仕事で身につけること。
そうしたことを一緒に考えながら、一人ひとりが少しずつキャリアを積み上げていける会社にしたい。
それが、私たちがSESという仕事をするうえで大切にしていることの一つです。
クラウン情報テクノロジーに少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししましょう。
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