こんにちは。クラウン情報テクノロジーの増井です。
私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
これまでのストーリーでは、
・金融ITの上流工程に行く人は、最初から金融経験があったのか
・実装ができるだけでは足りない理由
・何から学べばいいのか
・実際に上流工程で何をしているのか
について書いてきました。
今回はその流れの中で、
「上流工程に進める人と、進めない人の違い」について書いてみたいと思います。
上流工程に進む人は、最初から優秀なのか
「上流工程に行く人は、もともと優秀な人なのでは?」
そう思われることがあります。
確かに、知識量や理解力が高い人もいます。
ただ、実際の現場で見ていると、
上流工程に進めるかどうかは、“地頭”だけでは決まりません。
むしろ、日々の仕事への向き合い方の違いが大きいと感じています。
実装だけで終わらない人
上流工程に進む人は、
単に「作業」として実装をしていません。
例えば、
・なぜこの仕様なのか
・なぜこの設計になっているのか
・この処理は業務上どういう意味を持つのか
を自然と考えています。
一方で、進みにくい人は、
・言われた通りに作る
・動けばOK
・仕様の背景には興味がない
という状態で止まってしまうことがあります。
もちろん、実装力そのものは重要です。
ただ、上流工程では
「なぜ」を考える習慣が非常に重要になります。
“わからない”を放置しない
上流工程に進む人ほど、
実はよく質問します。
・この業務はどういう流れなのか
・このデータはどこで使われるのか
・なぜこの運用になっているのか
わからないことを、そのままにしません。
逆に、進みにくい人は、
「とりあえず進める」ことを優先しがちです。
短期的には問題なく見えても、
業務理解や設計力の差は、少しずつ積み上がっていきます。
“技術だけ”で完結しない
上流工程では、
技術だけでは仕事が進みません。
・ユーザーとの会話
・関係者との調整
・認識合わせ
・優先順位の整理
など、人と関わる場面が非常に多くなります。
そのため、
・相手の話を整理できる
・自分の考えを言語化できる
・曖昧な状態を整理できる
といった力が求められます。
これは特別な才能ではなく、
日々の現場で少しずつ鍛えられていくものです。
最初から完璧な人はいない
ここは誤解してほしくないのですが、
最初から上流工程ができる人はいません。
代表の私自身も、
最初から要件定義や設計が得意だったわけではありません。
実装をしながら、
・業務を理解する
・仕様を考える
・関係者と話す
といった経験を積み重ねる中で、
少しずつ役割が広がっていきました。
だからこそ大切なのは、
「今できるか」よりも、
「そこに踏み込もうとしているか」だと思っています。
まとめ
上流工程に進める人と進めない人の違いは、
特別な才能の差ではありません。
むしろ、
・仕様の背景を考える
・“わからない”を放置しない
・業務を理解しようとする
・人と対話しながら整理する
といった、日々の積み重ねの差が大きいと感じています。
もし今、
・実装だけで終わりたくない
・設計や要件定義に関わってみたい
・キャリアの幅を広げたい
と感じているのであれば、
その感覚は、次のステップに進むサインかもしれません。
私たちは、
金融ITの現場で「考え、判断する仕事」に向き合っています。
少しでも興味を持っていただけた方は、
ぜひ一度お話ししましょう。
※興味があれば、音声でも考えを発信しています。
文字とは少し違うニュアンスで話しています。
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