私たちは、毎週金曜日に
金融ITの現場で感じていることや、考えていることをストーリーとして書いています。
これまでのストーリーでは、
・金融未経験でも上流工程に行けるのか
・実装だけでは足りない理由
について書いてきました。
では実際に、
「上流工程に進みたい」と思ったとき、
何から学べばいいのでしょうか。
いきなり「要件定義」はできない
まず最初にお伝えしたいのは、
いきなり要件定義ができるようになることはありません。
上流工程と聞くと、
・要件定義
・基本設計
・顧客との折衝
といった言葉が並びますが、
これはあくまで“結果”です。
その前に積み重ねるべきものがあります。
最初にやるべきことはシンプル
上流工程に進むために、
最初にやるべきことは実はシンプルです。
① 仕様を「理解する」
仕様書を読むだけでなく、
・なぜこの仕様なのか
・誰のための機能なのか
・どんな業務で使われるのか
を意識すること。
② 仕様を「説明できるようにする」
自分が理解した内容を、
他の人に説明できる状態にすること。
・開発メンバーに説明できるか
・業務担当者の言葉で言い換えられるか
ここで差が出ます。
③ 小さく「考える側」に回る
いきなり大きな設計ではなく、
・この項目は本当に必要か
・この処理はどこでやるべきか
といった、小さな判断に関わること。
学ぶべきは「技術」より「考え方」
よく、
「何を勉強すればいいですか?」
と聞かれることがあります。
そのとき私たちが思うのは、
新しい技術を学ぶ前に、考え方を変えることのほうが重要
ということです。
例えば、
・仕様を受け取る → ❌
・仕様の背景を考える → ⭕
・指示された通りに作る → ❌
・より良い形を考える → ⭕
この意識の違いが、
上流工程に進めるかどうかを分けます。
現場でしか身につかないことも多い
もう一つ大事なことがあります。
それは、
上流工程の力は、現場でしか身につかない部分が多い
ということです。
本を読んだり、
資格を取ったりすることも無意味ではありません。
ただ、
・関係者とのやり取り
・認識のズレ
・判断の難しさ
といったものは、
実際の現場でしか経験できません。
だからこそ環境が重要になる
上流工程に進むためには、
「何を学ぶか」だけでなく、
「どこで経験するか」が重要になります。
・設計に関われる環境か
・考えることを求められる環境か
・任せてもらえる余地があるか
こうした要素が揃っているかどうかで、
成長スピードは大きく変わります。
まとめ
金融ITの上流工程に進むために、
最初にやるべきことは特別なことではありません。
・仕様の背景を理解する
・自分の言葉で説明する
・小さく判断に関わる
そして何より、
「考える側に回る意識を持つこと」です。
もし今、
・設計や要件定義に進みたい
・何から始めればいいか分からない
・今の環境で成長できるか不安
と感じているのであれば、
環境を変えることも、一つの選択肢です。
私たちは、
金融ITの現場で「考える仕事」に向き合っています。
興味があれば、まずは気軽にお話ししませんか。
※興味があれば、音声でも考えを発信しています。
文字とは少し違うニュアンスで話しています。
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