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目次
教育の常識を疑い、テックの力でインフラを作る。PdMが語る、Edv Futureで働く魅力
日本全体のGDPや幸福度の向上に貢献するため、EdTech業界へ転職
強みは「非認知能力特化」と教育業界の常識を疑う、プロフェッショナルな「組織力」
事業部長からPdMへ。裁量と責任を楽しみ、CXOを目指す
教育の常識を疑い、テックの力でインフラを作る。PdMが語る、Edv Futureで働く魅力
大手通信キャリアやAIスタートアップ企業での事業部長職を経て、1人目のPdM(プロダクトマネージャー)として入社し、Edv Futureの事業の中核を担う遠山直宏さん。
順風満帆なキャリアを歩んできたように見える彼が、なぜEdTech業界のスタートアップを選んだのでしょうか。そこには、前職で感じた「大人を変えること」への限界と、「未来ある子供たちの可能性」への強い信念がありました。
今回は、Edv Futureの事業ならびに組織としての魅力、学校の先生や大学教授まで巻き込みながら進めるプロダクト開発の裏側、子育てをしながら成果を追い求めるリアルな働き方について、率直な思いを語ってもらいました。
遠山直宏|Edv Future株式会社 PdM
名古屋大学大学院卒業後、大手通信キャリアに入社。 CSと商品開発に携わった後、前職にてCSの立ち上げや事業部長職を経験。2024年5月、「未来ある子供たちの可能性を広げたい」という思いからEdv Future株式会社に入社し、PdMを務めている。
日本全体のGDPや幸福度の向上に貢献するため、EdTech業界へ転職
── 現在のお仕事内容とこれまでのキャリアについて教えてください。
遠山:PdMとして、プロダクトの中長期的なビジョンや戦略策定、ロードマップの作成・管理、開発全体の調整まで、幅広く担当しています。入社当初はCSと兼務していましたが、今はほぼPdMとして動いています。
キャリアとしては、新卒で大手通信キャリアに入社し、コールセンターの統括やプロダクト開発をそれぞれ2年ほど経験しました。その後、AI系スタートアップに転職。
前職ではCSの立ち上げや人材紹介事業の立ち上げを経験し、最終的には事業部を束ねる立場や開発組織の統括も任せてもらいました。
── 責任あるポジションを経験されるなど、順調なキャリアに見えますが、なぜ転職を考えたのですか?
遠山:前職では、いわゆるエンタープライズ企業やレガシーな業界のDX改革を支援することが多かったんですが、働く人たちの意識や行動を変えるのが難しいなと感じていました。 そのなかで、彼らが悪いというより、今まで受けてきた教育による弊害が出ているのではないかと思ったんです。
今の大人の意識や社会環境を変えることも大事だけれど、それ以上に、まだ価値観が固まっていない若年層の教育にアプローチする方が、変化の期待値が大きいのではないか。ひいては、それが日本全体のGDPや幸福度の向上に貢献できるんじゃないかと思い、EdTech業界への転職を決めました。
── 数ある企業の中で、Edv Futureを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
遠山:まず、スタートアップフェーズに魅力を感じていたこと。それから、代表の山崎と話したときに、教育に対する想いに大きなギャップを感じることがなく、「この会社で教育業界を変えていきたい」と直感的に思ったことが一番大きな要因です。
山崎は自身の原体験から、今の学校生活や社会人生活に馴染めない人たちを決して見限ってはいけないと考えています。彼の原体験を聞いた時、自分が「こうなってほしい」と願う若年層の姿と重なる部分が多く、強く共感しました。
Edv Futureには「失敗したプロジェクトでも必ず振り返りを公開し、学びを共有する」など、挑戦を称える文化があります。私のように、山崎の想いに共感して入社したメンバーが多くいるからこそ、社内の文化として浸透しているんだと思います。
さらに現実的な話でいうと、Edv Futureはリモートワークとフレックスタイム制度を実施しており、子供が生まれたばかりの自分でも働きやすい環境が整っていたことも転職の決め手になりましたね。
強みは「非認知能力特化」と教育業界の常識を疑う、プロフェッショナルな「組織力」
── 遠山さんの立場から見て、Edv Futureの事業の強みはどこにあると思われますか?
遠山:やはり「非認知能力」に特化したサービスに振り切れていることや、すでに事業として回り始め、他社が持っていないユニークなデータを持ち始めていることが非常に大きな強みだと考えています。
さらに、弊社は代表の山崎自身が技術的な思考を持っていることもあり、教育業界の常識を疑うことを大事にしてきました。「常識を疑う」というのは、教育現場における“努力や根性”に頼る属人的な指導のように、今までブラックボックス化されてきた物事を、データとテクノロジーで再現可能にすることです。
「教育×ビジネス×テック」の3軸を掛け合わせ、新しい組織体制や技術力UPに取り組んでいる姿勢が、他社と比較して秀でた組織力につながっていると思います。
弊社のメンバーは、長年教育業界でやってきたという人より、他業界で実績を出してきたプロフェッショナルが多いんです。他業界の知見をEdTech業界に応用できているからこそ、面白い化学反応が起きています。
個人的なイメージですが、既存の業界の常識を打ち破るサービス、たとえば電動キックボードのシェアリングや、バイトを雇わない人材サービスなどは、業界の常識とはかけ離れた発想から生まれていますよね。Edv Futureも、教育業界においてそういった存在になれるのではないかと期待しています。
── 高い技術力を目指す姿勢は会社のどんなところから感じますか?
遠山:このフェーズのスタートアップにもかかわらず、技術力を担保するために開発費にしっかり投資してくれている点ですね。
経営陣からすれば、今後の経営状況を左右する大きな意思決定だったと思います。今後の成長を見据えて断行してくれることに、強い意志を感じました。
── PdMとして、プロダクトを開発するうえで工夫されていることはありますか?
遠山: 最近は、学校の先生に直接お話を聞く機会を増やしています。プロダクト(Edv Path)に対するご意見を伺うこともありますし、新機能のアイデアをお伝えして「率直に使いたいと思いますか?」と聞くこともあります。
プロダクトの話だけでなく、雑談ベースで「最近はどうですか?」と現場のリアルな話を聞くことも多いですね。学校の先生方は、損得勘定抜きで時間を作ってくださることが多く、フラットに話をしていただけるのが本当にありがたいです。
先生方は、「今いる学校を良くしたい」という視点だけでなく、「日本の教育全体をどうすべきか」という大きな観点を持っておられます。社内外の人たちとさまざまな視点から“教育の本質”について議論ができる環境は、この会社ならではの面白さだと思います。
── 大学の先生方ともお話をされていますよね。
遠山:そうですね。Edv Pathは、論文などに記載されている情報なども参考にしているのですが、「非認知能力とは何か」という定義自体、まだ学術的にも確定していません。
そのため、協力してくださる大学の先生方と連携し、「この設問項目は妥当か」「どう改善すべきか」を一緒に模索しながら進めています。
事業部長からPdMへ。裁量と責任を楽しみ、CXOを目指す
── 2024年5月に入社されて約1年半が経過しました(インタビュー実施時点)。実際に入社してみて、働く環境はどのように映っていますか?
遠山:前職もリモート・フレックスだったこともあり、働き方自体に大きな変化はありません。ただ、Edv Futureのメンバーの約47%が子育て中の家庭なので、子育てへの理解があり、コミュニケーションが取りやすいと感じます。
もちろん、スタートアップフェーズの会社なので、泥臭い部分や自身の成長を追い求めて日々試行錯誤する場面は多くありますよ。たくさん任せてもらえている分、スタートアップフェーズならではの成長実感はありますね。
組織については、いわゆるトップダウンの階層的構造ではなく、ボトムアップ的な組織を目指していて、裁量を持ちながら働くことができるので、働きやすいです。自分の頭で考え、自ら行動できる人にとっては、かなり働きやすい環境だと思います。
前職では事業部長として、メンバーの環境整備やメンタルサポートといったピープルマネジメントの比重が大きかったのですが、今は、1人のPdMとして、実際に手を動かしながら成果を出すことに集中できているのが、楽しいです。
── 今後の目標について教えてください。
遠山: 会社として、私立の中学・高校におけるシェアを70〜80%まで持っていきたいです。 そして、「Edv Path」を、学歴至上主義ではない、新しい教育の軸を示す「社会インフラ」「教育インフラ」と呼べるレベルまで成長させていきたいです。
実績をもとに、最終的には国策である教育そのものに影響を与えられる存在になれたら最高ですね。今、私は34歳なのですが、40歳になるまでの6年間で、学力以外の教育の尺度がほぼ全ての学校に普及している状態を作りたいです。自分の子供が小学生になったときに、自分たちが作ったサービスを使っているのが理想ですね。
個人のキャリアとしては、PdMとして成長するだけでなく、Edv FutureでCXOのようなポジションを担い、経営まで携わっていけると自分にとって非常に良いキャリアだなと考えています。
── 採用の側面では、Edv Futureにはどんな方が合うと思われますか?
遠山:何らかの「自分なりの教育への軸」を持っている方ですね。大それたものである必要はなくて、「自分の子供が輝ける未来にしたい」といった身近なものでも構いません。
それから、スタートアップなので、日々いろんなことが起きます。失敗を引きずらず、「これからできることを考えていこう」と前向きに捉えられるポジティブさを持つ方が合うと思います。
私たちはEdTech企業なので、「レバレッジを効かせる」という観点も不可欠ですね。いかにテクノロジーを使って効率よく普及させるか、プロダクトで課題を解決する思考を持てるかが大事です。
スキルはもちろん重要ですが、それ以上に「自分はどう社会に貢献したいか」「教育をどう変えたいか」という、内的なモチベーションをEdv Futureは重視しています。EdTech企業のいちメンバーとして、教育について考えていきたい方はぜひ一度お話ししましょう。