2022年10月27日、デロイト トーマツ ベンチャーサポートと野村證券が共催している”モーニングピッチ”と言うイベントで弊社の執行役員岩崎が大企業・投資家向けにプレゼンを行いました!
今回参加したモーニングピッチは、ベンチャー企業と大企業・投資家のマッチングを目的としたビジネスイベントで、毎週木曜日に開催されています。
一般的な始業時間である9時に被らないように、朝7時から9時まで行われ、オンラインとオフライン両方で参加することができます。
週ごとにテーマが変わり、今回は気候テックに関する5社が選定され、そのうちの1社として登壇しました。
登壇するベンチャー企業からは事業概要と、大企業向けに協業ニーズの提案などを行います。4分間のピッチ、15分の質疑応答を行います。質疑応答では、他社との差別ポイントやマネタイズの方法、今後の展望等の質問が出ました。
他の4社では、気候変動に起因した海面上昇対策としての海上都市開発事業や、核融合による発電、サーキュラーエコノミーや新たな蓄電池などのプレゼンがありました。同じ気候変動テックと言えども、視点やソリューションは様々で、学びの多い場となりました。
●アイ・グリッド・ソリューションズのピッチについて
弊社からは、執行役員である岩崎が登壇し、弊社の主力事業の一つである屋根上を活用した太陽光発電(オンサイトPPA)に関するプレゼンを行いました。
アイ・グリッドの特徴は、オンサイトPPAにおける余剰電力の活用です。従来のオンサイトPPAであれば、施設で消費しきれる発電量までしか太陽光パネルを設置できませんでした。しかし、アイ・グリッドでは数千店舗のビッグデータの蓄積とAIの活用によって、余剰電力を予測し、系統との需給調整を行うことで、施設屋根を最大活用した太陽光パネルの導入が可能となりました。PPA事業者であるとともに電力小売事業者でもあるアイ・グリッドは、余剰電力を地域の電力需要家へ届けることで、地域全体での再エネ循環を目指しています。
特に、企業・地域内の再エネ自給率を最大化するため、発電・蓄電・コミュニティ機能を備えたGHG排出量ゼロの次世代型店舗「GX Store」の構築を推進しています。地域の拠点としての機能を備えた、流通小売企業、物流企業、自治体、地方銀行との協業や、新たな技術開発として蓄電池・EVソリューション企業との協業の可能性なども模索しています。
質疑応答では下記のご質問をいただきました。
■余剰電力は最大限使用できているのか?使い切れないことはないのか?
―はい、活用しています。アイ・グリッドでは太陽光発電事業の他に電力小売事業も行っており、小売事業では10万世帯以上に提供しています。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)対応などもあり、再エネニーズが高まっているが、需要に対して再エネが足りていない状況です。
■天候や時間で発電量や価格も変動することが見込まれるが、そうしたものへの対応策はあるか?
―PPAでの提供単価は天候や時間によらず一定の単価にしています。天候や電力会社の出力抑制などにより発電量は左右されるものの、そういった要素をシミュレーションに織り込んだ上で単価を設定しています。
■マネタイズポイントは?
―初期費用ゼロで当社資産として太陽光パネルを設置するが、100億円規模の調達を既に行っています。月々の売電収益を20年間の長期計画でマネタイズしており、ストック収益となっています。現在稼働ベースで400施設90MW以上、契約数では1200施設以上あります。今後、地銀のファイナンスも活用の上地方自治体と連携し、さらに増やす計画です。
●さいごに
イベント終了後には名刺交換の時間が設けられ、多くの方々とご挨拶させていただきました。気候変動に関する技術は喫緊の課題だと認識されている一方で、具体的なソリューションや実装といったところまで踏み込もうとなるとなかなか難しい分野でもあったりします。そんな困難を乗り越え、社会に実装していくことがアイ・グリッドのできることであり、使命でもあると感じられた会でした。