アイ・グリッドでは、執務エリアの一角に「ライブラリーコーナー」を設けています。ライブラリーコーナーはアイ・グリッドの「学びの循環」を大切にする文化の象徴となっています。
ライブラリーコーナーはサンルームと呼ばれる場所の一角にあります。このサンルームは休憩を取ったり、ちょっとしたミーティングをしたり、くつろいだり。と、執務室内の中でも多目的なスペース。その中で、ライブラリーを置くことで気軽に本を手にすることができるようにしています。
窓際の明るいスペースに設置した大きなブックシェルフは、近くを通るとつい足を止めたくなる。不思議と人を引き寄せる空気が流れています。
アイ・グリッドの新オフィスは「ヒトコトモノ循環」というコンセプトを元に設計されています。
「ヒトコトモノ循環」とは、“ヒトから学んだことをコトへ活かし、経験から生まれたコトをモノに残し、モノから得た知識をまたヒトへ分け合う”──そんな学びの循環を日常の中で自然に育む環境づくりを目指して考えられた概念です。
まさにライブラリーはこの学びを象徴した場所と言えるでしょう。
話を少し戻すと、このライブラリー。きっかけは、代表の秋田が「誰かの役に立つかもしれない」と数冊社内に置いたことから始まりました。会長の本多も秋田もかなりの読書家。お勧めの書籍を社内で共有し、自身が読んだ本を置き始め、学びの軌跡が社内に作られ始めたのです。
この“最初の一冊”が小さなきっかけとなり、他のメンバーにも広がっていきました。
「自分のおすすめの一冊も置いてみようかな」
「前に部署の人が面白いと言っていた」
「この本、仕事のアイデアにつながりそう」
そんな声が次々と生まれ、気づけば本棚は“誰かの学びが誰かの学びを生む場所”へと成長していきました。まさに「ヒト・コト・モノ」がめぐる様子をそのまま目に見える形にしたような光景です。
この流れの中で、有志による「読書サークル」が自然発生的に立ち上がりました。アイ・グリッドの社内コミュニケーションツールの中心となっているSlackの中で、チャンネルを立ち上げ、おすすめの本を紹介したり、本の読み方について相談したりとさまざまな意見交換が行われています。部活ほどの本格的な活動はしていませんが、本好きが集まり、本について語り、つながるといったコミュニティができています。
本を介して価値観を交わし合うことで、新しい視点を得たり、仕事の壁を越えた対話が生まれたり。こうしたつながりで得た気づきが業務に活かされ、またその経験が誰かへ共有される──ここでも、「ヒトコトモノ循環」が体現される場となっているのです。
ライブラリーコーナーは決して大きなスペースではありません。しかし、ここにはメンバーが持ち寄った“学びのかけら”が集まっています。それぞれの本に込められた想いや背景を知ることで、その人の世界を少し覗ける。その小さな“共有”が、チームの関係性を自然と深めてくれます。
本棚の前で誰かがふと立ち止まり、一冊を手に取る。その瞬間、過去の誰かの経験と今の自分がつながる。そして読み終えた本は、また次の誰かへ届けられていく。
この循環こそ、私たちがこれからも育てていきたい文化です。
学びがめぐり、互いの視点が交わる組織であること──。
ライブラリーコーナーは、アイ・グリッドの「学びの循環」を体現する場のひとつと言えるでしょう。