みなさん「ディレクター」と聞くと、どのような仕事を想像するでしょうか。多くの企業では、映像制作の進行管理や、撮影現場での指示出しを担うポジションを指すかもしれません。しかし、撮影ティブにおける「ディレクター」の役割は、それらとは一線を画します。
彼らは単なる制作者ではなく、クライアントの事業課題に深く入り込み、戦略の最上流から伴走する「戦略的パートナー」です。
この記事では、撮影ティブのディレクターが具体的に「何を」「どのように」考え、働いているのかを徹底解説。日々の業務の流れから、他社では得難い「やりがい」と「圧倒的な成長環境」まで紐解いていきます。
撮影ティブの「ディレクター」とは?
撮影ティブは、自らを単なる制作会社とは定義していません。クライアントの戦略的パートナーとして、深く事業に入り込むことを最も大切にしています。そのため、ディレクターの最も重要な業務は、クライアントと密にコミュニケーションを取り、議論を重ねることです。
例えば、月額でご契約いただいているクライアントとは隔週でミーティングを行い、常に「現状のヒアリング→課題特定→コンテンツ提案→アウトプット」というサイクルを回し続けます。この、戦略立案から実行・改善までのすべてに伴走することこそが、撮影ティブのディレクターの核となる役割です。
ディレクターの主な業務内容
業務の軸は、大きく分けて「月額広報サポート」と「単発制作」の2種類があります。
■月額広報サポート
これは私たちの事業の核である、伴走型のサービスです。
クライアントからの最初の依頼は、「ECショップの売上を上げたい」「PR活動をなんとかしたい」といった、非常にざっくりとした課題であることがほとんどです。私たちは、そうした相談に対して「では、この動画を1本作りましょう」と安易に答えるのではなく、コンサルティングのように「なぜそれが必要か」という戦略設計から入ります。そのため、継続的に支援を行う「月額サポート」をご提案する流れになることが多いのです。
このパッケージでは、SNS運用やインタビュー記事、取材撮影など、戦略に基づいた情報発信を継続的に行います。
【月額サポートの典型的なプロセス】
私たちは「最低でも半年はやらしてください」とお伝えしています。なぜなら、最初の2ヶ月間は、戦略を固める「準備期間」として非常に重要だからです。
1ヶ月目:戦略設計
まず、クライアントの「企業優位性」、つまり「社会に対して本当に伝えるべき価値は何か」を定義します。私たちは、企業の価値を、様々な媒体でどう伝えるかに落とし込む「橋渡し」を得意としています。この戦略決めに、丸1ヶ月を費やすこともあります。
2ヶ月目:実行準備
戦略が決まったら、どの媒体(SNS、note、Webサイトなど)で発信するかを決め、アカウントの準備や、最初のコンテンツ制作を開始します。
3ヶ月目以降:実行・改善
3ヶ月目から、ようやくコンテンツの投稿が始まる「ルーティン」に入ります。その後は、毎月のミーティングで結果を分析し、ブラッシュアップを続けていきます。
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■単発制作プロジェクト
もちろん、一般的な制作会社のように、「企業のサービス説明動画を作りたい」といった単発のご依頼もあります。その場合は、映像制作の流れに沿って、絵コンテを作成し、しっかりと作り込んだ映像を制作します。
①企画・絵コンテ作成
クライアントの要望(例:「サービス説明動画を作りたい」)に基づき、ディレクターが映像の設計図となる詳細な「絵コンテ」を作成します。
②スタッフアサイン
ディレクターが中心となり、カメラマン、照明、音声などの外部スタッフを手配します。
③撮影
絵コンテに基づき、ディレクターが現場で指示を出しながら、作り込んだ映像を撮影します。
④編集(オフライン・オンライン)
撮影した素材を編集し、テロップやBGMなどを入れて最終的な映像に仕上げていきます。
■業務の「深さ」
ディレクターの仕事は、戦略を立てるだけではありません。クライアントの組織課題にも深く踏み込みます。
例えば、採用広報の案件で採用担当者と話している時に、PR担当者が発信するメッセージと食い違っているなど、企業内で広報の方向性が統一されていない「縦割り」の状態に気づくことがあります。
そういう時は、「一度、PR担当の方も呼んでくださいよ」とお願いし、私たちが外部ハブとして両方の話をヒアリングします。そして、「会社全体として発信すべきメッセージを一緒に見つけましょう」と間に入ることで、バラバラだった情報発信の串を一本に束ねていく、といった動きも積極的に行います。
■業務の「幅」
「月額サポート」で発生するライトな撮影や記事制作は、現在すべて自社で行っています。
これは、ディレクター自身が現場を理解していることが、質の高いディレクションに繋がると信じているからです。新しく入っていただく方にも、このスタンスとして制作実務はやってもらうことになります。
ただし、私たちは専門のマーケターや撮影監督ではありません。あくまで「コミュニケーション設計」という上流全体に責任を持ち、より専門的で深い実務は信頼できる外部パートナーと連携して進めます。
ディレクターの一日
日によって様々ですが、「クライアントとの定例ミーティングがある日」の一例をご紹介します。私たちはフレックスタイム制(コアタイム10:00〜15:00)を導入しており、月間の総労働時間の中で、日々の働き方は各自で差配しています。
10:00 出社・社内ミーティング(約1時間)
まず、社内でその日のタスクや進捗を確認しあいます。
11:00 デスクワーク
ミーティングの準備、企画書作成、メール対応などを行います。
13:00 クライアントとの定例ミーティング(約1時間)
隔週のクライアントと、オンラインでミーティングを行います。オフラインでの訪問は稀で、ほぼオンラインです。
14:00 デスクワーク
ミーティングが終わったら、すぐに社内で「議事録の作成」と「認識合わせ」を行います。クライアントの課題やネクストアクションを即座に共有し、タスクを振り分けます。
15:00〜19:00 制作・実行
割り振られたタスク(リサーチ、コンテンツ制作、撮影準備など)に向かって、各自作業を進めます。
【補足:業務量と頻度】
担当案件数:ディレクタークラスになると、月額サポートのクライアントを常時3社ほど並行して担当します。それに加えて、月に1〜2件の小さな単発制作プロジェクトが入ってくるイメージです。
出張:大規模案件がない限りは(代表以外)月に1回もない程度です。
撮影ティブで得られる「やりがい」と「成長」
他社では得難い、撮影ティブならではの「やりがい」と「成長環境」をご紹介します。
■やりがい①:クライアントと「仲間」になり、一番の相談相手として伴走できること
私たちが最大のやりがいと感じているのは、クライアントと築ける「関係性の深さ」です。私たちはクライアントと長期的なお付き合いをすることが多く、単なる「お客様」を超えて「仲間(パートナー)」に近い関係性を築いていきます。
一緒に食事に行き、会社のことからプライベートな身の上話まで本音で語り合う中で、クライアントにとっての「一番の相談相手」になることを目指しています。課題が明確化する前の、雑談やポロッと出た一言から本質的な悩みをキャッチアップし、課題が「もやもや」とした段階から一緒に考え、解決策を提案できる。この深い信頼関係こそが、私たちの仕事の醍醐味です。
■やりがい②:「現場」が人を育てる、圧倒的な成長スピードと裁量権
成長スピードは、間違いなく早いです。私たちは、新しいメンバーをあえて「すぐに世に出す(=現場に立たせる)」ようにしています。最初は怖いと思いますが、社内で守られているだけでは見えない「世の中」を直接見なければ、本当の力はつきません。
前職の大企業では「できるのに、やれない」もどかしさを感じていたメンバーも、ここでは「やりたい」という意志があれば、年次に関係なく挑戦が歓迎されます。例えば、構築経験がない「ステップメールの導入」であっても、「クライアントにとって今これがベストだ」と信じられるなら、ゼロから挑戦させてもらえる。この圧倒的な裁量権と現場での実践の繰り返しが、他では得難い成長実感に繋がっています。
■やりがい③:会社の都合ではなく、「個人の人生」にまで本気で伴走すること
撮影ティブは、メンバーの「何者になりたいか」という問いに、本気で向き合います。
会社の都合を押し付けるのではなく、メンバーの意志を尊重し、そのためのキャリアプランを一緒に考え、実行しました。
代表の堤は「独立・起業を全面的に後押しする」と公言しており、会社に縛り付けるのではなく、個人の市場価値を高めることを最優先に考えています。会社の論理ではなく、あなたの人生を主語にしてキャリアを設計できること。この深い安心感と信頼関係こそが、他にはない大きな魅力です。
ここまで、撮影ティブにおけるディレクターの業務内容とその実情をご紹介しました。
ご覧いただいた通り、この仕事は「言われたものを作る」だけの簡単な業務ではありません。クライアントの事業に深く入り込み、時には未経験の領域にも「これがベストだ」と信じて挑戦し、成果を出すことが求められます。
しかし、大企業では得られない圧倒的な裁量権、戦略の最上流から携わる手触り感、そしてクライアントと「仲間」として伴走できる深いやりがいは、何物にも代えがたい経験です。
「自分の市場価値を高めたい」
「単なる作業者ではなく、戦略的なパートナーとして働きたい」
「本気で成長できる環境に身を置きたい」
もし、そう強く願うのであれば、撮影ティブはあなたにとって最高の環境であることをお約束します。私たちと共に、クライアントの未来を創っていきませんか。
まずは、カジュアルにお話しできることを楽しみにしています。