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【場の再生事例】下町情緒あふれるエリアの築35年のビル、どうおもしろくする?

gran+FUKAGAWA(グランプラス・深川)は、江東区住吉に位置する築35年のビルを全面リノベーションし、1棟利用を想定したオフィスビル。
下町情緒あふれる住吉エリアに建つこのビルの、出会いから再生までをご紹介いたします。

さがす

駅徒歩2分の好立地、スカイツリーを望む駐車場付ビルとの出会い

東京都江東区住吉は、モノづくりや人とのつながりを大切にしてきた下町深川エリア。
その文化を継承し、新たなコミュニティ形成が進む清澄白河と、活気あふれる錦糸町の繁華街に近接しています。都営地下鉄新宿線と、半蔵門線の2路線が乗り入れており、アクセスの良さも十分。一方で、周辺は猿江恩賜公園や住宅等も多くあり、落ち着いた雰囲気も感じられるエリアでした。そんな中、私たちは駅徒歩2分という好立地にある、地上6階建て、駐車場付のビルに出会いました。

設備面、外壁などの改修はあるものの、駐車場付の営業拠点としてのニーズや、素直で使いやすそうな平面形状、スカイツリーが見える屋上等、新たな使い方をイメージするには十分なポテンシャルを感じ、私たちはこのビルの再生プロジェクトを進めることに決めました。

みたてる

自社のアイデンティティを自由に表現できる1棟ビルへ

ビジネス街という立地ではないものの、利便性が良く落ち着いた立地から、中長期的な拠点としてのポテンシャルを感じました。
一定規模組織として運営している企業様との相性が良いのではないかと想定。さらに、駐車場付であることもあり、1棟貸しが最もこのビルの良さを活かせると考えました。

入居企業のイメージは、「独自のカルチャーを創り出し、ものごとを柔軟にとらえながら、新しいことを実現している企業。」
自由な発想で、1棟のビルを自由に使うことを求める企業に向けたオフィスは、自社のアイデンティティを反映する部分があることが大切だと考えました。私たちは、入りやすい空間をつくりながらも、カスタマイズできるような余白も残した再生を目指すことにしました。

また、屋上部分は当初、スカイツリーの景観を阻害するキュービクルが設置されており、せっかくのロケーションが設備スペースとなっていました。
私たちはこの屋上空間にも付加価値を与えるべく、ルーフトップテラスの整備も進めることにしました。

つくる

「ツクル・ツナガル・クワダテル」
はたらくを自由におもしろくする場へ

今回の再生プロジェクトでは、アイディアやカルチャーを創造する場、社員が共有したりつながる場、発信やイベント等、やりたいことを自由にできる拠点の「場」をつくることで「コト」が生まれるような空間を目指しました。
そのためオフィス空間は入居企業への自由度を残したシンプルな空間を検討。
さらに、共用部やラウンジ空間も、それぞれのカラーや更新、変化に対応できるようなフレキシブルな「器」として機能するよう計画等を進めていきました。

採用されたマテリアルのコンセプトは「Raw&Industrial」
モルタルの床、木、炭を思わせる黒、そしてスチールといった素材を使用し、素材そのものの面白さをインテリアに昇華する計画としています。


関連動画

https://youtu.be/WHh7yRYGGgg

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