【はじめに】
「何のために生まれ、何をして生きるのか」
「本当の自由とは、一体何なのか」
かつての僕は、そんな答えのない問いばかりを頭の中で反芻し、ビジネスや営業の世界を冷めた視線で見下ろしていました。
「他人の懐から強引にお金を巻き上げる押し売り」
「数字のノルマに追われ、人間性をすり減らす使い捨ての駒」
そう決めつけて安全地帯から一歩も出ようとしなかったのは、高尚な思想などではなく、単なる防衛本能でした。「本気で挑んで社会から拒絶されるのが怖い」「自分の無力さを突きつけられるのが恐ろしい」。そんな弱さとプライドを覆い隠すための、浅ましい言い訳だったのです。
そんな僕がなぜ今、大学生活のすべてを投げ打つ覚悟で、泥臭い営業の最前線に身を置いているのか。
なぜ、「学生気分を捨てろ」「圧倒的な当事者意識を持て」と突きつける
株式会社GOLD FLAG(以下、GF)という組織に飛び込んだのか。
現状に強烈な違和感を抱きながらも、最初の一歩を踏み出せずにいるあなたへ、僕の原体験と覚悟をお話しします。
1. 14歳で知った「人生の有限性」と、空回りし続けた大学時代
僕の価値観の根底には、消えることのない事実が刻まれています。それは、「人の命には、唐突で絶対的な終わりがある」ということです。
中学2年生の春、心から尊敬していた身近な人が突然他界しました。前日まで笑い合っていた人が、冷たい棺の中で動かなくなっている。その光景を前にしたとき、胸を貫いたのは悲しみ以上に底知れぬ恐怖でした。
「人間は、本当に突然死ぬんだ」
砂時計の砂のように、命は一秒一秒零れ落ちている。漫然とレールの上を歩いて時間を浪費することは、自分を生かしてくれた運命への冒涜のように思えました。
「この命を使って、社会に爪痕を残す責任がある」――その使命感を胸に、地元・群馬の偉大な起業家たち(JINS・田中仁氏、オープンハウス・荒井正昭氏ら)の背中を追い、商学部へ進学しました。
しかし、待っていたのは痛烈な空回りでした。
大学で綺麗な経営理論をノートに書き写しても、手の中には何一つ社会を動かす力など宿りません。「早く何者かにならなければ」という焦燥感から、僕は完全に迷走しました。
バイトで貯めたの50万円を、怪しいオンラインビジネススクールに注ぎ込む
ひたすらビジネスコミュニティに顔を出しまくるSNSの自称投資家に唆され、ドバイ案件に巻き込まれそうになる
一人前のビジネスマンのような言葉を使い、見栄ばかりを取り繕う。でも部屋に戻れば、減っていく通帳残高と何も変わらない現実がある。「自分は一体、何をやっているんだ……」と、情けなさと自己嫌悪で涙が溢れました。志ばかりが高く、足元には何の積み上げもない、ただの「痛い意識高い系学生」でした。
2. 「起業の根幹は、営業だ」――脳天を貫いた一言
自信を失いかけていた大学生活の半ば、がむしゃらに行動する中で、深刻な社会問題に挑む創業間もないソーシャルベンチャーの現場を見る機会を得ました。
雑居ビルの片隅、ホワイトボードと数台のデスクしかないオフィス。そこで睡眠時間を削り、剥き出しの執念で事業を前に進める大人たちを目にしました。僕が振りかざしていた小綺麗な見栄や横文字など一切ない、本物の熱量がそこにありました。
その企業のCOOと二人で話す機会をいただき、僕は起業への想いを必死にぶつけました。じっと聞いていたCOOは、鋭い眼差しで静かにこう問いかけました。
「君の想いは分かった。でも、一つ聞かせてほしい。君は今、目の前の顧客に対して、自分の力だけで価値を届け、納得してお金を払ってもらうことができるの?」
「……いえ、今の僕にはできません」
「起業の根幹は、営業だよ」
その言葉は、僕の脳天に雷のように突き刺さりました。
どれほど崇高な理念を掲げようと、どれほど素晴らしいプロダクトを作ろうと、それを必要とする人に届け、価値を実感してもらい、対価としてのお金をいただく力がなければ、事業は1日たりとも存続できない。
営業を軽視していたのではない。僕は、人と本気で向き合い、自分の言葉で価値を伝え、面と向かって拒絶される恐怖から逃げていただけだったのです。
「一番逃げてきた場所から、もう一度やり直すしかない」、そう覚悟を決めました。
3. なぜ、数ある環境の中で「GOLD FLDG」だったのか?
中途半端な妥協を捨てるため、いくつかの営業の現場や長期インターンを経験しました。しかし、そこに広がっていたのは、家電量販店のような目先の小遣い稼ぎや、情報弱者からだまし取るためだけの蓄電池営業など、なんちゃって意識の高い環境でした。
僕が求めていたのはサークル活動の延長ではなく、困難を乗り越えるための「圧倒的なビジネス戦闘力」を骨の髄まで叩き込んでくれる修羅場でした。
そんな渇望の中で出会ったのが、株式会社GOLD FLAGでした。
何より衝撃を受けたのは、この組織を率いる2人の代表の圧倒的なバックボーンでした。
キーエンス:徹底した合理性と営業の科学化で知られる同社で、最年少クラスで海外事業部責任者を務めたトップランナー
リクルート:圧倒的な当事者意識と個の成長力で知られる同社で、海外拠点の立ち上げやグローバル事業を牽引してきたリーダー
そして、代表お二人からこう伝えられました。
「うちは、学生だからといって手加減する気は一切ない。一人のビジネスパーソンとして価値を届け、成果を出し切る覚悟がないなら、今すぐ帰った方がいい」
背筋が凍りつくと同時に、全身の細胞が歓喜に震えました。
「ここだ。ここしかない」と、
すべての退路を断って飛び込みました。
4. GFで叩き込まれる「一生モノの戦闘力」
GFでの日々は、これまでの甘ったるい学生生活を根底から覆す激動の連続です。ここで叩き込まれるのは、精神論ではなく極めて高度に体系化された「ビジネス戦闘力」です。
① キーエンス流「圧倒的な合理性と科学」
営業は勢いやコミュ力ではありません。GFでは、失注理由を「予算が合わなかった」などの曖昧な言葉で片付けることは許されません。
「断られたのは予算ではない。ヒアリングの初期段階で、顧客自身が気づいていない潜在課題を言語化できていなかったからだ。結果として提示したソリューションが『優先事項』として認識されなかった。課題設定の質問設計に根本的な欠陥がある」
感情を排除し、ファクトと因果関係を解明して、「誰がやっても再現性を持って成果を出せる仕組み」に落とし込む。感覚に頼らない論理的思考法が徹底的に身につきます。
② リクルート流「圧倒的当事者意識」
「本当はどうしたいんだ?」「その施策は、本当に事業の成長に直結しているのか?」と、日々のあらゆる局面で容赦ない問いが飛んできます。
指示待ちの人間は一人もいません。誰もが事業の共同責任者として自ら仮説を立て、泥臭く検証を繰り返す。会社にぶら下がるのではなく、どこに行っても自らの足で立ち、価値を生み出せる「自立の精神」が鍛えられます。
代表から「今の提案は、顧客のためを思っているようで『売りたい』という我欲が透けている」と、思考の甘さを鋭く指摘され、悔しさで駅のホームで涙を流したこともあります。
しかし、そこにあるのは「一人のプロフェッショナルとして本気で育てる」という深いコミットメントです。ここで流す汗と涙の先に身につく力は、学歴や資格とは次元の違う、一生モノの能力になると確信しています。
5. 最後に――現状を打破したいあなたへ
僕の将来の夢は、今も昔も「起業を通じて歴史に刻むようなインパクトを残すこと」です。
けれど、口先だけで叫んでいた過去の自分はもういません。ビジネスの最小単位である「目の前の一人の顧客と向き合い、価値を伝え、信頼を獲得する」厳しさを知ったからこそ、日々命を燃やすように全力を注いでいます。
もし今、この記事を読んでいるあなたが、かつての僕のように、
「自分は何のために生きているのか分からない」
「夢や野望はあるのに、現実の自分は何も成し遂げられていない」
「周囲と同じレールを歩くことに、強い焦りと違和感を抱えている」
そんな葛藤を抱えているのだとしたら、この言葉を伝えたいです。
「成長は、1つ上の視座を体験して、初めて起こる反応だ。」
居心地の良い場所に留まり、安全地帯で悩んでいても劇的な変化は訪れません。圧倒的に高い視座を持つ本物のプロフェッショナルと出会い、自分の無力さを突きつけられた場所にこそ、真の覚悟が芽生えます。
GFは、決して楽な環境ではありません。「学生生活の思い出作り」をしたい人には居心地が悪い場所です。
ですが、もしあなたが「これまでの自分をすべて脱ぎ捨てて、本気で人生を変えたい」「何者でもない自分に終止符を打ちたい」と心の底から渇望しているなら、ここは間違いなく人生最大のターニングポイントになります。
命には終わりがあります。立ち止まっている間にも、時間は零れ落ちていきます。
言い訳を重ねて安全地帯に留まるのか。それとも、圧倒的な高みを目指す修羅場へ飛び込むのか。
決めるのは、あなた自身です。
自らの手で未来を切り拓く覚悟を持ったあなたと出会えることを、心から楽しみにしています。