株式会社Decentier
Decentierについて 株式会社Decentier(ディセンティア)は、web3領域における新規事業開発・ブロックチェーン活用に関するコンサルティングサービスや、企業向けに自社プロダクトを提供するテクノロジーカンパニーです。 サービス 当社サービスにご興味のある方はこちらからお問い合わせください。 経営陣
https://decentier.co.jp/
web3領域で勝負をしていく会社を作りました。Decentier(ディセンティア)という会社名です。
Web1.0, Web2.0の時代にスケールしてきた多くのスタートアップのように、世の中に大きなインパクトを与えるサービス・プロダクトを展開していきたいと思っています。
Decentierのミッションは「すべてのモノをブロックチェーン上でやりとりできる世界をつくる」
2008年に新卒入社した東京海上を2017年に退職し、bitFlyerに入社しました。仮想通貨(暗号資産)取引所の運営やプライベートブロックチェーンを使った事業開発に関わり、その後、NOT A HOTELでNFT事業の立ち上げを経験させてもらいました。結果的には2017年以降ずっと、ブロックチェーンやクリプトと仕事を通じて向き合い続けることができました。
起業をしようと思った一番の理由は、NOT A HOTELでNFTを発行して実感したこの領域のポテンシャルです。
NOT A HOTEL NFTのHPより。気づいたら完売していたNOT A HOTEL NFT
それまで「ブロックチェーン」という技術に数年間触れてきて、技術そのものの面白さ・革新性は理解していましたし、この新しいテクノロジーがどのように未来を変えていくのかをぼんやりとは想像していました。
が、今思うとどこか腹落ちしていなかった。
それは自分自身が本当に納得できる、具体的で一定の解像度があるユースケースが想像できていなかったからだと思います。
NOT A HOTELに入り、NFT事業の企画・開発に携わらせてもらえて、この領域のポテンシャルを本当によく理解できました。
会員権をNFTという共通のプロトコル上で発行するだけで、インターネット上で転々流通していく。P2Pで勝手に取引されたり、会員権に二次流通市場で値段がついたり、発行体にN次流通の手数料が入ってきたり。
NFTを発行した瞬間に、そのNFTが取引されるセカンダリー市場が目の前に広がっているという事実を目の当たりにし、「すべてのモノがブロックチェーン上でやりとりされる世界がくるのは確定している。絶対その方が便利だ。どのぐらいのタイミングで社会に浸透していくのかという時間軸の問題でしかない」と強く思いました。
bitFlyerの小宮山さんが書いたnoteの内容が4年後にやっと理解できましたw
一方、未だ黎明期であり、たくさんの課題があります。特にユーザー、事業者双方のUI/UXが恐ろしく悪いことはマスアダプションに向けた大きな障壁です。
a16zのState of Crypto 2023より。ネットユーザー数とウォレット数を比較すると96年ぐらい。向こう10年で爆発的に成長する
まず、エンドユーザーがノンカストディアルウォレットを使うことに非常に高いハードルがある。
一方で事業者(発行体)サイドから見ると、暗号資産を受け取ることやそれを円転することはすごく手間。NFT発行にはスマートコントラクトを実装できるエンジニアが必要であり、どうしてもオフチェーンと連携しないといけない部分が出てくる。会計・監査でも多くの論点があり・・・。
この便利な技術に乗ったモノが世の中で流通・普及するためには数多くの改善策(サービス・機能)が必要で、そこに数多くの事業機会があるように見えました。スペースだらけだと。
30代後半に差し掛かり、残りの人生をどうやって過ごしていくのかと考えた時に、It's time to goだと考え、会社を設立するに至りました。
2023年2月にDecentierを創業した当社は、3名で共同創業しました。bitFlyerで一緒にやっていたメンバーで、5年以上の付き合いがあり、信頼できるチームです。
起業した記念に羽田さんに写真を撮ってもらいまいした
スタートアップが急速に成長し、これに伴い急激に人が増える。このマネジメントを行うのは大変です。会社のカルチャーを維持し、社内で数多くの1on1を行い、採用面接を相当数行い仲間を集めていく。あの大変さ(苦しみ)を最小限にしたい。組織内で生じる事業以外の摩擦を少なくしたいと思っています。
なので少数精鋭で。そして何よりも、カルチャーフィットする、気の合う仲間を集めたい!と思っています。
2008年にSatoshi論文が公開され、その後ビットコインが生まれました。最初はギークのおもちゃだったクリプトが、その後数年で段々とCrypto Economyと呼ばれる経済圏となってきました。そして今も日々アップダウンを繰り返しながらものすごいスピードで大きくなっています。
当社Pitch Deckより。VASPがCrypto Economyのゲートウェイ。流入>流出である限り世界は大きくなる
web3領域でのキラーコンテンツの登場や、様々なサービスの登場で、クリプトエコノミーにこれからも人が流入し続けて大きくなっていくと思っているのですが、この段階にはステップがあると考えています。
当社Pitch Deckより
当社は現在、web3領域でのコンサルティング事業を行っており、複数のクライアントのみなさまとお付き合いさせていただいています。
その中で、現在注力している領域はVASP関連事業、ユーティリティNFT事業 の開発に関するコンサルティングです。
VASPについて、今後は拡大するCrypto Economy(web3 Economy)へのゲートウェイとしての役割がより重要視されます。この役割を担うべく、NTTドコモさんなど大手参入のニュースも複数出てきています。
また、ユーティリティNFTはポテンシャルが非常に大きいです。チケット、会員権、動画、音楽、書籍などあらゆるデータがNFT化されて取引される未来に向けて、様々な企業が市場参入への機会を求めて事業構想の検討や具体的な事業開発に着手しています。
当社Pitch Deckより
サービスラインとしては、web3領域のビジネス開発において、上流工程の戦略立案からシステム開発を行う部分までをカバーしています。
守秘性が高いプロジェクトが多く、取り組んでいる具体的な内容のご紹介は難しいのですが、当社ミッションの達成に向けたコンサルティングは今後も主力事業として推進していきます。
FiatとCryptoのブリッジとなる分野でのプロダクトの企画・開発を進めています。メンバーが得意なB向けのプロダクトであり、情報公開を随時行っていく予定です。
web3はインターネットで価値を移転できる画期的な技術の上に成り立っており、多くのサービスがCrypto Economyへ移動し、新しいサービスがこの世界の中で生まれていきます。
そしてエコノミー自体は大きなアップダウンを繰り返し、マーケットに浸透していくはずです。
この大波の中で世の中にインパクトを与えることをやっていきたいと思います。
事業・人生は波乗りだと思い湘南で海を見ながら物思いに耽りました (サーフィンはしていません)