目次
プロフィール
理念を行動に落とし込む、ティーエスシーの凡事徹底の極意
「状況が良い時ほど周りを見なさい」組織力向上の土台となる「信頼」と、それを評価する仕組み
― 「月次評価」とはなんでしょうか?
― 最後に、この記事を読んでいるティーエスシーに興味を持ってくださった皆様に一言お願いします。
ティーエスシーの中で最も象徴的な取り組みであり、多くの社員が入社を決めたきっかけとなる『経営計画書』。社長自らが作成し、普段は社内にのみ公開されている本書ですが、今回はその秘密を解き明かすべく、普段から久保寺社長とも関わることが多い業務管理部の森さんにお話を伺いました。
プロフィール
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【森(もり)】
高校(調理科)卒業後、和食の板前としてキャリアをスタート。その後、大手メーカーのコールセンターにて勤務、複合機の操作・CE派遣の一次窓口対応を担当。その後社長の魅力に惹かれ株式会社ティーエスシーに入社し、現在は業務管理部マネージャーとして事業部横断で活躍中。現在のメインミッションは社員の業務改善とリスクマネジメント。
理念を行動に落とし込む、ティーエスシーの凡事徹底の極意
― 経営計画書は各部署の目標以外の全ての項目を久保寺社長が作成しているそうですね。どのような想いを込めて作成しているのでしょうか?
この一冊は、当社の行動規範と哲学そのものです。社長が多忙な中で全てを手がけるのは、全社員に会社の「人格」を理解し、同じ方向を向いてほしいという強い願いからです。私たちは、この計画書を単なる指針ではなく、行動と評価の基盤としています。
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例えば「良い習慣を身につける」という項目が計画書にあります。それは突き詰めると、「当たり前のことを、誰も真似できないレベルで徹底的にやる」ということです。社長は「環境によって人の性質が変わるからこそ常に新しくする必要がある」「良い習慣は環境整備から始まる」とよくおっしゃっています。
― その「当たり前を極める」という点に関して、森さんご自身が社長から受けた具体的な指導などはありますか?
社長は「期限が決まっているものでも、期限より前に納品すること(スピード感を持つこと)」「最後まで責任をもってやりきること」「会議の目的は必ず定めること」といった行動一つ一つを、当たり前だと見過ごさずに極めていくことが、結果的にティーエスシーが目指す人間力につながる、と教えてくださいました。
言われたことを実施するのは当然として、その当たり前を極めることがさらに先の良い習慣であったり、理念である「誠意と創意をもって発展と幸せを実現する」の体現につながります。そして経営計画書では「無意識でできる」状態を目指すことを重視しています。
「知らない」「知っているけれどできない」「意識してできる」を越えて、「無意識でできる」領域に到達して初めてそれは習慣となります。ティーエスシーの社員はこのプロセスを意識し、行動指針を常に念頭に置いて行動に移しています。
― 「ワンポイントスキルアップメール」の取り組みも、この習慣化を促す一環でしょうか?
はい。「ワンポイントスキルアップメール」は行動指針を定着させるための取り組みです。経営計画書の中に行動指針を簡潔にまとめた用語集があります。そこから選んだキーワードをテーマに「自分はどう解釈し、行動に移すか」を全社員がメールで共有し、学び合うんです。これは当時新入社員だった青木さんから出たアイデアで、現在は週に1回行っています。
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「状況が良い時ほど周りを見なさい」組織力向上の土台となる「信頼」と、それを評価する仕組み
― 『経営計画書』を語る上で、社長がよく話題にする「信頼口座」について、詳しく教えてください。
信頼口座とは、日々の「約束を守る」「当たり前のことをする」といった行動を通じて、社員同士や会社と社外との間に信頼を積み重ねていくという考え方です。社長は、「状況が良い時ほど周りを見なさい」と指導されます。
これは私自身の業務にも大きな影響を与えました。管理職として、私自身が「自分目線」と「上司目線」だけになりがちだと気づいた際、社長から「部下から見て尊敬できる上司であるかを振り返りなさい」「そして共感してもらえるような動き方をしなさい」と指導を受けました。
それ以来、私は一つの物事に対し、自分、社長、そして入りたての社員の三つの視点で見るようにしています。これにより、部下への教育方法も、相手の理解度に合わせて言葉を選ぶように大きく変わりました。
― その「信頼」を可視化する仕組みの一つとして「サンクスカード」制度があるのですね。
はい。社員同士が感謝のメッセージを送り合うサンクスカードは、月次評価の対象の一つです。1回送るごとに1点となり、お礼を伝え合う習慣作りの一環としています。
サンクスカードをたくさん持っている人は、それだけ信頼口座に積み立てができている人ということになりますので、正当に評価されます。
過去に「森さんが会議で発言するとき、理解度に合わせて話してくださるのでとても分かりやすいです」というカードをもらった時は嬉しかったですね。視点を変える指導が生きてきたのではないかと感じます。それに加えて「分かりやすさ」という発言の質の部分まで見てくれている、私の日々の習慣を評価してくれたと感じられたからです。単に「ありがとう」だけでなく、行動の質まで認めてもらえたと実感できることがこのカードの価値だと感じています。
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― 「月次評価」とはなんでしょうか?
「月次評価」は、行動指針や理念の体現を評価に反映させる仕組みです。
行動指針の体現度や先ほどのようなサンクスカードの点数などに基づいて、毎月上司がメンバーにフィードバックを行います。
評価シートには、例えば以下のような項目が具体的に並び、それぞれ点数化されます。
- お客様第一の姿勢で仕事を行い、お客様(上司に)感謝されたか
- お客様はもちろん上位、同僚、部下から信頼されている。
- 部の活動方針と行動計画を確実に実行し、成果が出している
- 業務遂行上の工夫改善や能率向上に努め具体的な提案を行い、実績を残し、評価をされた。
- 帰社日の出欠回数、サンクスカードの件数、上司面談回数
これらの点数を総合し、数値ベースの絶対評価で個人の評価が決まります。行動指針に沿って動かなければ評価は下がるし、積極的に動けば数値に現れます。上司は毎月の面談でこの評価を基にフィードバックを行い、社員の成長を伴走支援しています。
― 他にも組織力を高める取り組みがあれば教えてください。
社員に「帰る場所」を提供する目的で、月に1回「帰社日」として全社員が集まる機会を設けています。普段は客先常駐で顔を合わせることが少ないメンバーもいるため、貴重な交流の場となっています。また、社員同士のコミュニケーションや四半期ごとの頑張りを労うことを目的に親睦会も開催しています。
これを言うと驚かれるのですが、親睦会への参加も月次評価の項目になっています。自分のチーム以外の社員とも交流を深め、「この人たちがいるからこの会社が好き」と思ってもらいたいという想いがあります。
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― 最後に、この記事を読んでいるティーエスシーに興味を持ってくださった皆様に一言お願いします。
私たちは「目立つ成果を出す人」よりも、「当たり前」の行動を誰にも真似できないレベルで徹底できる人を求めています。
特に、成長意欲が高く素直に行動指針を実務に落とし込める人や、感謝の言葉や他者貢献に喜びを感じられる人はティーエスシーで大きく活躍できると思います。
経営計画書は、皆さんの頑張りが評価という形で報われるための道筋を表しています。多角的な視点を身に着け、スキルだけでなく人間としても本気で成長したいという熱意ある方とお会いできることを楽しみにしています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「ティーエスシーという会社」と「これから目指していく姿」を知っていただける機会になっておりましたら幸いです。
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