こんにちは、デザイナーの森嶋です!
Flutter開発を強みに成長を続ける株式会社アンドエーアイ。
現在は20名規模のチームとなり、受託開発と自社プロダクトの両輪で事業を拡大しています。
今回は、そんなアンドエーアイを率いる代表取締役・西社長にインタビューを実施しました。
これまでのキャリアから、創業時の思い、そしてアンドエーアイが目指す未来まで、じっくりお話を伺ってきました!😳
代表取締役社長 西真央のプロフィール
氏名: 西 真央(にし まお)
生年月日: 1992年1月3日
出身地: 兵庫県尼崎市
趣味: 美容、酒、激辛料理、ゴルフ、旅行、映画、漫画、テキサスホールデム
経歴:
1992年 兵庫県尼崎で生まれる
2011年 国立京都工芸繊維大学入学(3年で中退)
2013年 web制作会社入社
2018年 アプリ開発会社を起業
2022年 第一子出産
売上60倍で最年少事業責任者に。あだ名は「金のなる木」
── まずは、これまでのキャリアを教えてください!
西社長:
高校を卒業した後、京都工芸繊維大学に進学したんですが、3年目に両親が知り合いの連帯保証人になって4,000万円の借金を抱えてしまって、、学費が払えなくて大学を中退しないといけないってなった時、美容商材の販売アルバイトをしていた会社に事情を伝えて正社員にしていただきました。それが最初の職場ですね。
── 4000万円! 大金すぎて庶民の私には想像がつきません、、! やはり生活は大きく変わりましたか?
西社長:
そうですね。生活も一気に苦しくなって、おにぎりを買うお金もない日だってありました。さらに両親の不仲も悪化して、家は毎日のように罵声が飛び交う状態で、正直、心も体もギリギリでしたね。
でも、あのとき踏ん張ったからこそ、"逆境でも折れない自分” ができたんだと思います。
今では家族も笑って話せるようになったけど、当時は「自分が犠牲にしたものが大きすぎるんじゃないか」って、働いて実家の家計を支えながら、これで本当によかったのか自問自答してました。
── そんな中、社会人としてのキャリアがスタートしたんですね。 その時の会社ではどのようなお仕事をされていたんですか?
西社長:
最初はアルバイトの延長で店頭販売をしていたんですけど、ある日「大学でWEBの勉強してました」って話をしたら、上司から「じゃあ通販事業やってみない?」って言われて笑
そこから本社に異動して、働くことになりました。それからしばらくして、通販事業の中の一部門を全任されることになりました。
── 全任ですか!? 社長も会社側も思い切った決断ですね、、!
西社長:
たしかにそうですよね笑
でも当時その部門は月に20万くらいの売上しかなくて、正直、社内でも全然期待されてない部署だったんですよね。でも、コツコツとメルマガを配信したり、お問い合わせ対応を丁寧にしたりしていたら、少しずつ売上が伸びてきて、、、
あと海外からの注文が数は少ないけど異様に単価が高いのと、一定の購買傾向が見えてきたので思い切って英語と中国語のサイトを立ち上げて海外販路を広げたら、中国やオーストラリアからの注文が一気に増えたんです! 売上は60倍になり、気づけばその部門だけで月数千万円規模にまで成長していました。
そのおかげで最年少で事業責任者になって、社内で「金のなる木」なんてあだ名までつけられてました笑
この職場では本当に環境に恵まれて、いろんな挑戦をさせてもらえたし、何より「自分はやればできる」っていう自信を持てるようになりましたね。
この成功体験があったからこそ、改めて「ゼロから何かを生み出すって楽しい!」って実感できて、起業を考えるきっかけになったと思います。
アプリ時代の到来を肌で感じ、自ら作る側へ!
── なるほど、そこから起業に繋がるんですね! どうしてアプリ開発の会社を選んだんですか?
西社長:
ちょうど2018年ごろ、SNSが高校生の間で大流行して、LINEも世代を超えて当たり前に使われるようになってきて、モバイルアプリが一気に普及しました。
世の中のコミュニケーションや仕事の仕方まで変わっていくのを肌で感じて、「私も、誰かの役に立つアプリを作りたい」って強く思ったのがはじまりですね。
── 確かに、ちょうどその頃からアプリが生活の一部になりましたよね。まさに時代の変わり目を捉えていたんですね!
西社長:
そうかもしれません笑
それでアプリ開発を猛勉強して、7年間お世話になった会社を退職して、同じ志を持つ仲間3人と一緒に会社を立ち上げました。資本金は3人で少しずつ出し合って100万円! 最初のオフィスなんて、たったの3畳のシェアオフィスでした 🤣
── 3畳! それは狭い…!
西社長:
しかも、資本金でMacを3台買ったら、オフィスの家賃を払った時点で資金がほぼゼロになりました笑
毎日シェアオフィスの無料のドリンクとお菓子で食いつなぎながら、夢を語ってはひたすら開発してましたね。
起業初期の3畳オフィスの写真がこちら👇
── まさにスタートアップって感じですね 😳
西社長:
でも現実は甘くなくて、自社アプリをいくつもリリースしたものの、1年目の売上はまさかのゼロ。というか正確には140円でした。
もう本当に「明日どうなるんだろう」って状態でした。でも、そこで諦めずに「まずは売上1億円、その先は東京進出、そして上場!」って大きな目標を掲げて、きちんとホワイトボードにも書いて笑
とにかく手を動かしてました。
そのホワイトボードの写真がこちら👇
── その粘りが今のアンドエーアイにつながってるんですね。その後はどうやって軌道に乗せていったんですか?
西社長:
2年目に入ってから、これまでの自社開発で培った技術を活かして企業からの受託開発を始めたのが大きな転機でしたね。
さらに、当時はまだ日本で珍しかったFlutterをいち早く導入していたことで、クロスプラットフォーム開発に強い会社としてアピールできるようになって、開発の依頼をたくさんいただけるようになりました。大手企業やメガベンチャーからの依頼も増えて、創業から3年で目標の一つだった「売上1億円」を達成できました。
── すごい…! まさに逆転ストーリーですね。そこから、今の「受託と自社の両軸」の形になっていったんですね。
西社長:
そうです。
受託で会社の基盤を固めたあと、「次は自分たちで本当に必要とされるプロダクトを作ろう」と思って、そこで誕生したのが勤怠管理システムの「カンリル」と、コスメ管理アプリの「フーコスメ」でした。
── 「カンリル」は令和の虎でも話題になりましたよね!
西社長:
おかげさまで、放送後は本当にたくさんのお問い合わせをいただきました。
あの放送をきっかけに、地方の中小企業さんからの反響が特に増えたんです。「こういうのを探してた!」って声をたくさんいただいて、「やっぱり現場の声に応えられるプロダクトを作れたんだな」って実感できましたね!
── 今後の展望についても教えてください!
西社長:
大きな目標としては、5年以内の上場ですね。
そのためのステップとして、まずは勤怠管理システム「カンリル」を通じて、中小企業のDXの入口になることを目指しています。
UIUXの改善や多言語対応を進めたり、地方の中小企業が抱える課題にしっかり寄り添いながら、「現場で本当に使われるDXツール」として国内No.1を目指したいと思っています。
── それでは、ずばり、アンドエーアイで働くメリットを教えてください!
西社長:
圧倒的な成長環境です!
まだまだ規模の小さい会社なので、一人一人が裁量をもって仕事に取り組んでいます。職種や経験年数を超えて、活躍できる機会があります!
週休3日でワークライフバランスとしても仕事とプライベートのリズムがとりやすい会社だと思います。
── どんな方に入社してほしいですか?
西社長:
楽しんで仕事に向き合える人です! アンドエーアイのメンバーはそういう人ばかりなので、良い文化を繋いでいきたいと思っています!
── 最後に、これから仲間になるかもしれない人にメッセージをお願いします!
西社長:
一緒に切磋琢磨して働けることを楽しみにしています! 良いプロダクトと良い未来を作っていきましょう!
── ご協力ありがとうございました!