京浜保険センターの野本です。
これまでの記事で、私たちが「T.O.T」という独自のOS(システム)を稼働させ、圧倒的な生産性と高い給与水準を実現しているとお伝えしてきました。
本日は少し視点を変えて、私たちが現在、全国の同業他社(代理店)に向けて展開している「T.O.Tシステム(会員ポータル)」の内部構造を特別に公開します。
前提として、これは当社の事務員が日々の業務を効率化するために使うツールではありません(そうしたツールはすでに世の中に溢れています)。
現在、保険業界は2026年からの「代理店自己点検(根拠資料の必須化)」により、全国10万の代理店(一部の大型乗合代理店を除く)が、一からの規程作成を迫られるという歴史的なパニックに陥っています。 大手IT企業やSaaSベンダーがいくらUIを綺麗にしても、この問題は絶対に解けません。なぜなら、各代理店の実態に合わせた規程作りは、現場の泥臭い「一次情報」の塊であり、外部の人間には決して踏み込めない領域だからです。
だからこそ、同じ代理店という立場で課題を乗り越えた私たちが、その泥臭い知見をシステムに落とし込む必要がありました。すでに多くの代理店がこのシステムを使い、品質という致命的な悩みを解決しています。
なぜ、昭和41年設立の代理店が自社でSaaS型のインフラを構築するに至ったのか。私たちがどのような「思考(OS)」で仕事をしているのかを感じ取ってください。
目次
■ 綺麗なだけのUI(空中戦)では、現場は救えない
まず、実際のシステムポータルのトップ画面がこちらです。
Wantedlyをご覧のIT業界やSaaS開発者の方から見れば、最先端のUI/UXとは言えないかもしれません。しかし、これには明確な理由があります。
現在、保険業界は金融庁が主導する「代理店自己点検(170項目に及ぶ厳格な品質監査)」の嵐の中にあり、全国10万の代理店がパニックに陥っています。 外部のIT企業やコンサル会社もこぞってシステムを提供し始めましたが、それらは現場で全く機能していません。なぜなら、彼らは「美しいシステム」は作れても、「現場の保険代理店が、監査官とどういう温度感で対峙し、どういう規程なら実際に社内で回せるか」という泥臭いドメイン知識(一次情報)を持っていないからです。
私たちが重視したのは、見た目の装飾ではありません。「ITリテラシーが高くない現場の従業員でも、絶対に迷わず、最短距離で170項目の監査をクリアできること」。その機能美とロジックに全振りして再設計しています。
■ 迷いを排除する「ダッシュボード」と「進捗管理」
こちらはシステムの心臓部である「進捗ダッシュボード」と「レッスン一覧」です。 膨大で気が遠くなる点検項目を、単なる羅列ではなく「重要度順(優先順位)」に再構築して配置しています。ここから「解説確認」「説明動画の視聴」「必要なフォーマットのダウンロード」へワンストップでアクセスできます。
分厚くて難解なマニュアルは、現場を混乱させる最大のノイズです。 私たちは、自分たちが現場で培ってきたノウハウを極限まで削ぎ落とし、「上から順番に潰していくだけで、自動的に強固な防衛網が完成する」というゲームのようなUIに落とし込みました。
■ 孤独な悩みを過去にする「専用AIアシスタント」の実装
さらに、このシステムには独自の「T.O.T 監査防衛アドバイザー(専用AIチャット)」を実装しています。
世の中にある一般的なAI(ChatGPTなど)に保険の監査ルールを聞いても、表面的な答えしか返ってきません。 しかし私たちのAIには、ここ数ヶ月間で全国の優良代理店から寄せられた「リアルな実地監査のフィードバック」や「生々しい質問事項」という極秘の集合知(データ)がすべてインストールされています。
システムを活用する中で手が止まっても、AIに質問を投げかければ、全国の生データに基づいた「最短距離の解決策」が即座に提示されます。もはや、人が孤独に悩み、ゼロから答えを探し回る時代は終わりました。
■ なぜ、採用記事で「業界向けのシステム」を見せたのか
このシステムは、今回募集する皆様が直接日常業務で操作するものではありません。 では、なぜ求職者の皆様にこの内部構造をお見せしたのか。
それは、京浜保険センターが「自社の生産性が同規模で日本1位である」という現状に一切固執していないことを証明するためです。
私たちは自社の利益や効率化だけで満足するつもりはありません。保険会社や大手IT企業でさえ解決できない業界全体の巨大な課題に対し、自らが最前線に立ってシステムを開発し、解決の糸口を提供する。そうして業界内で「唯一無二のポジション」を築き上げています。
当社にエントリーしていただく方に、プログラミングスキルやシステム開発の経験は一切求めていません。お願いしたいのは、「自社の枠を超え、業界全体の未来を見据えて行動している組織の一員として、広い視野を持って日々の業務に臨んでいただきたい」ということです。
旧態依然とした感情論の職場で消耗している方。次世代の環境で、圧倒的な安定感と広い視野を持ち、自らの価値を正当な評価(算数)に変えたい方。 少しでも可能性を感じたら、まずは私たちが構築した「強固な仕組み」の全貌を覗いてみてください。
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