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杉林友彦(47歳/入社24年目)株式会社弘益 オフィス事業部長
空港の通関業務から弘益に品質管理として入社。検品を担当し、家具の品質と構造のリアリティを徹底的に体得。約10年前に開発部門を兼任するようになり、現在は事業全体を統括。グローバルな開発現場で最高の品質と快適性を追求する。
山本一貴(44歳/入社20年目)株式会社弘益 オフィス事業部商品課長
服の商品企画を学んだ後、アパレル勤務を経て弘益に入社。入社当初はサンプル組立を通じて構造を学び、商品企画に異動。グローバルなモノづくりの最前線で「快適な働く環境」を追求し続けている。
▍キャリアは真逆でもゴールは一緒の二人が語る
お二人とも入社20年以上というベテランですが、キャリアがすごく対照的ですよね。まずは、このオフィス家具開発に至るまでの道のりから聞かせてください。
山本: 私は入社20年ですが、元は服の企画畑なんです。家具の知識ゼロからこの会社に入りましたから、最初の仕事はひたすらサンプルを組み立てて、構造を覚えることでした(笑)
杉林: 山本さんとは本当にキャリアが真逆だよね。私は入社24年ですが、最初は品質管理で、コンテナに詰まって届く家具をひたすら開梱・検品する仕事でした。
なるほど。一方は「ゼロから創る企画・デザイン視点」で、もう一方は「現場で品質を担保するQC視点」からキャリアをスタートされているという、この対比が面白いですね。
山本: キャリアは違っても、結局「誰かの働く時間を快適にしたい」というゴールは一緒なんですよね。このオフィス家具開発の仕事は、本当にやめられない魅力があります。
▍なぜ年6回も海外を飛び回るのか?
オフィス家具の開発に、年間6回もの海外出張が必要なのは、なぜでしょうか?
杉林: 私のQCの視点からも、現地に行くのは「品質の再現性」を担保するため、これが生命線です。日本の厳しい品質基準を、海を越えた生産現場に正確に反映させる。これは図面だけでは絶対に無理なんです。
山本: やっぱり「モノづくりの命綱」なんですよ。トレンドを掴む展示会参加も重要ですが、一番時間を費やすのは、現地メーカーと会って、話して、仕様確認や品質確認を直接すること。
杉林: 日本にいる間も開発担当は一日の半分くらい、海外メーカーとのやり取りに費やしていますからね。
▍最も難しい「文化と折衝の壁」の越え方
海外メーカーとのやり取りで、一番ぶつかる壁は何ですか?
山本: それが、意外と「言葉の壁」じゃないんですよ。現地スタッフが通訳もしてくれますから。一番大変なのは、文化や商習慣の違いからくるコミュニケーションの壁が一番大変です。
杉林: まさにそこが、この仕事の深みです。だから私たちは語学力よりも、「円滑に調整できる力」を求めています。相手の文化を理解し、日本の品質へのこだわりを伝え、粘り強く着地点を探る折衝力が必要です。
▍最高の集大成と、この仕事の深み
厳しい道のりを経て、この仕事の「最高の集大成」とは何でしょうか?
山本: この仕事は、「売れない在庫をどうするか」という課題にも向き合わなければならない、厳しい世界です。いかに成功率を上げるか、それが永遠の課題ですよね。
杉林: ええ。予測が難しく、苦労の連続ですが、メーカーを開拓し、何度も折衝をし、試行錯誤を重ねて時間をかけて作った製品が市場で受け入れられ、お客様の評判を得られた時。これが、20年以上やめられない理由です。この長い試行錯誤のプロセスが、最高の集大成を生むんですよね。
▍次の50年を創る挑戦者へ
今回の募集にあたり、メッセージをお願いします!
山本: 私たちのチームは、経験豊富なメンバーが長期にわたり活躍している安定したチームです。だからこそ、長年培った知識やノウハウを、新しく入社いただく方に惜しみなく継承できる体制が整っています。その安定した環境の中で、あなたのアイデアと情熱を、オフィス家具の「最高の集大成」に変えていく挑戦をお待ちしています。
杉林: ぜひ、あなたの経験とグローバルな視点をもって、私たちのチームに加わってください。