「パソコンが欲しい」
中学3年のとき、加藤さんは家族にそうお願いしました。
返ってきた答えは、「必要ない」。
普通なら諦めるかもしれません。しかし彼は違いました。
独学でパソコンの知識を学び始め、わずか1年で11台のパソコンを自作。
欲しいものが手に入らないなら、自分で作ればいい――そんな発想が、現在のエンジニアとしての原点になっています。
今回は、Rise Tech Solutionsの執行役 兼 VPoEとして活躍する加藤一登さんのこれまでを紹介します。
人前に立つことが当たり前だった少年時代
加藤さんは小学生の頃から、人前で話す機会が多くありました。
小学5年生では知覧特攻平和会館での遠足で代表挨拶を担当。
小学6年生では運動会の代表挨拶を務めています。
一方で、家庭環境が安定していたとは言えません。
幼い頃から「自分のことは自分でやる」という感覚を持ち、自ら考え、自ら行動する姿勢が自然と身についていきました。
中学2年生になると、町の文化会館や全校生徒の前で弁論を行うなど、挑戦することへの抵抗がない少年へと成長していきます。
3ヶ月の独学から始まったものづくりへの没頭
中学3年生の夏。
父親が経営するラーメン店を手伝うことになった加藤さんは、厨房とホールの両方の業務をわずか1週間で習得します。
そして同じ頃、パソコンへの強い興味が芽生えました。
パソコンの購入を断られたことをきっかけに独学を開始し、パソコンの仕組みを徹底的に学習。やがて自作PCを次々と組み上げるようになります。
( ↑ 自作したパソコンたち)
さらに高校進学を考えていた時期、鵬翔高校のオープンキャンパスで3Dプリンターを自作する先生と出会います。
「うちの学校には来るな」
その言葉は、加藤さんの挑戦心に火をつけ入学を決意。
そうして進学を決意したことが、後のエンジニア人生の始まりとなります。
学年1位、ロボット開発、システム開発
鵬翔高校システム工学科に進学した加藤さんは、さらに没頭します。
引っ越し先はインターネット環境が十分ではない山あいの住宅地。
環境がなければ作ればいい。
加藤さんは自らアンテナを製作し、学習環境そのものを構築します。
( ↑ 自作したロボットたち① )
定期テスト・校内模試では学年1位を維持。
校内模試では全6回中5回連続で全教科満点という成績を残しました。
また、ロボット制御を深く理解するために、学校で学習していない範囲を独学で学び、計算技術検定1級に一発合格。
さらにロボット開発では、
・3D設計
・3Dプリント
・回路設計
・組み立て
・プログラミング
までを一人で行いました。
( ↑ 自作したロボットたち②)
完成したロボットは東京ビッグサイトで開催されたMaker Faireへ出展しました。
( ↑ 東京ビックサイトに出展した「自作タンクロボット」試作機)
( ↑ 東京ビックサイトに出展した「自作タンクロボット」完成機)
高校3年生では、先生方が長年利用していた業務連絡掲示板が故障。
加藤さんはPHP・HTML・CSSを短期間で習得し、新しいシステムを開発。
要件定義からサーバー構築までを担当し、学校運営を支える仕組みを完成させました。
( ↑ 学生時代に自作した電動キックボード)
前職で学んだ「現場で価値を出す力」
2021年、燃焼機器メーカーの会社へ入社し、開発課へ配属。
本来はIT業界を志望していましたが、コロナ禍の影響もあり開発職としてキャリアをスタートします。
入社直後には原価計算の自動化マクロを開発し、30分〜1時間かかっていた作業を約5分まで短縮。会社に貢献するため、効率化を常に目指していたようです。
その後も流体力学、熱力学、回路設計、制御盤組立、配管、3Dプリントなど幅広い技術領域を経験しました。
( ↑ 無線ロボットの回路図)
そしてこの頃から現在まで続く習慣があります。
「朝5時前後に起きて勉強すること」
社会人になってからも学び続ける姿勢は変わりませんでした。
テック企業への挑戦、そしてVPoEへ
2024年、グループ会社であるCyber Vision LLC.へ参画。
製造業からテック業界へフィールドを移し、ソフトウェア開発やインフラ領域へ本格的に取り組みます。
この時期に現在の代表と出会い、新たな挑戦が始まりました。
そして2025年。
グループ会社である株式会社Rise Tech Solutionsへ移籍。
執行役 VPoE兼ゼネラルエンジニアとして、自社サービス開発や複数プロジェクトのマネジメントを担当しています。
22歳での執行役就任は、グループ最年少。
しかし、その背景には偶然ではなく、幼少期から積み重ねてきた圧倒的な行動量と学習量がありました。
「できないなら学ぶ!」
加藤さんのキャリアを振り返ると、一つの共通点があります。
ネット環境がないなら作る。
パソコンが買えないなら学んで組み立てる。
必要な技術がないなら習得する。
システムが壊れたなら作り直す。
できない理由を探すのではなく、できる方法を考える。
その積み重ねが、現在のエンジニアとしての姿につながっています。
株式会社SystemSでは、そんな加藤さんと共に新しいサービスづくりやシステム開発に挑戦する仲間を募集しています。
ぜひお気軽にお話ししましょう!