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エグゼクティブプロデューサー河口さんに聞いたOBFにおける「プロデューサーとディレクターの違い」

こんにちは!株式会社OFBYFOR(通称OBF)採用担当の永山です。

OBF社内には、プロデューサーと呼ばれる人たちと、ディレクターと呼ばれる人たちがいます。クリエイティブ業界にゆかりがある人以外は、このプロデューサーとディレクターが、実際にどんな業務を遂行しているのか違いが分からないという方も多いのではないでしょうか?!(かくいう私もそうでした笑)

そこで今回は、OBFのエグゼクティブプロデューサーである河口さんに、OBFにおけるプロデューサーとディレクターの違いと、それぞれの業務内容について解説いただこうと思います!

河口さんよろしくお願いします!

―まずは河口さんの肩書きにもありますプロデューサーという職種は具体的にどんな業務を遂行する職種なのでしょうか?

OBFにおけるプロデューサーの業務は主に2つで、制作進行営業を行っています。

制作進行は、クライアントからオファー・ご相談をいただいてから納品が完了するまで、プロジェクト全体のスケジュールや予算などを管理していく業務です。

営業は文字通りで、クライアントからオファー・ご相談をいただく形ではなく、こちらからご挨拶に伺い、OBFはこういうものが創れます、こういったプロモーションをやってみませんかといった形でご提案をして、発注を頂く( = 受注)までの営業活動を指します。

「営業」というと、いわゆる“テレアポ”や“飛び込み営業”を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが、我々のクライアントが属する業界ではそうした営業手法を好ましいものではない為、どちらかといえば繋がりの中で営業チャンネルを広げていく業務になります。

―受注前、受注後問わず、クライアントとのコミュニケーションが主な仕事というわけですね。

まさにそうですね。プロデューサーは、とにかくクライアントとのコミュニケーションに徹するのが仕事、と言っても過言ではありません。笑

―OBFにはプロデューサーという職種の他、アシスタントプロデューサーという職種もありますが、アシスタントプロデューサーは具体的にどんな業務を遂行する職種なのでしょうか?

こちらも文字通りプロデューサーの補佐をする職種なのですが、プロデューサーがクライアントと決定した事項を、実際に手配していく業務が主となります。

具体的にはスタジオ、プロップ(撮影用備品)、ケータリング(お弁当)、ロケバスの手配や、外部のスタッフさん(フォトグラファー、カメラマン、照明さん)への連絡、撮影の準備などがあります。

また営業に関しても営業資料を作ったり、その為のリサーチを手伝ってもらったり、時にはプロデューサーと一緒に営業や提案を行っていただいたりもします。

―プロデューサーが決めた事を実際に実行していく人たちですね。

はい、まさにおっしゃる通りです。やる事が多岐に渡り、かつ泥臭い仕事も多いので大変ではありますが、いずれはプロデューサーとしてクライアントに従事していただいて制作進行をすることになるので、ただ作業的に「手配をする」だけではなく、自身がやっている仕事がプロジェクトの一部分である事を認識しながら実施するとその後の成長が早いと思っています。

―ありがとうございます。続いてディレクターの業務についてお聞きしても良いでしょうか?

ディレクターの業務はクリエイティブ(企画)を考えること、創ることになります。

―ディレクターとデザイナーの違いは何になりますか?

業界一般的には、単純に役職の違いとして新人や若手をデザイナーと呼び、ある程度年次がいくとその上の役職としてディレクターと呼ぶ企業もありますし、ディレクターが考えたものをデザイナーが作るという職務で分けている企業もあるかと思います。

一方で僕達OBFは、各々のクリエイターのスキルや実績に基づいて「ディレクター」と名乗ったり「デザイナー」と名乗ったり「アーティスト」と名乗ったり、呼称を変えています。

肩書き・役職・呼び方が様々ありますが、いずれにせよOBFでは「クリエイティブを考え、そして創ることが出来る人」のことを指します。

―ここまでのお話でプロデューサーとディレクターが全く違う職種であることが分かりました。端的に「プロデューサーとディレクターの違いは何か」と問われたらどういった回答になりますか?

一言で言うならば「やること(仕事内容)が全く違う」といった回答になるでしょうか。先に話したことの繰り返しになりますが、プロデューサーは「売る人、管理する人」で、ディレクターは「考える人、創る人」という表現になります。

プロデューサーがクライアントとのコミュニケーションを経て獲得してきた案件を元に、ディレクターが企画を考え、そのディレクターが考えた企画をプロデューサーがクライアントに確認し、必要に応じて調整をかけながらプロジェクトを進行・管理していきます。

プロデューサーという職種で、勘違いされることが多いケースとして「企画」にもプロデューサーが携わる事ができる職種というイメージを持たれることもあるのですが、実際にはほぼなく、完全な"裏方ポジション"のような立ち位置だと僕は考えています。

ただ、どういったワークフローにすればクリエイティビティが最大化されるかを考えたり、適切な人選配置をすることによって80点のクリエイティブを120点にする等、クライアントのイメージするものとディレクターが創るものの認識を近づけることで双方が気持ちよくプロジェクトが進行していくといった、プロデューサーならではの存在価値が確実にあります。

―なるほど、ではOBFのプロデューサーにクリエイティブの要素は不要でしょうか?

極端な事を言うと「最初の内はいらない」と、僕は思っています。なぜなら、"クリエイター"ではなく優れた"ビジネスパーソン"としてそれよりもまず身につけてほしい要素が、ここに書ききれない程あるので。笑

ただもちろん、クリエイティブに留まらずファッションやカルチャー、音楽といったモノコトに対して「センス」や「興味」がある事は大いにプラスです。クリエイティブに関するスキルがあれば、クライアントの要望やディレクターの気持ちをより深いレベルで理解したり、仕事上のコミュニケーションの場で生きてくる場面も多々あるでしょう。

ただ、OBFのプロデューサーにおいてはそうした「創造力」よりも「コミュニケーション力」や「論理力」、「傾聴力」「忍耐力」といった素養をより強く求めるので、「創造力」はそうした能力や素養を獲得した上での次のステップ、あくまでプラスアルファの素養、と僕は考えています。

―営業から納品までの流れと、その流れの中でプロデューサーとディレクターそれぞれが関与する度合いを、もう少し詳細にお聞きしても良いですか?

基本的には下記の流れで進んでいきます。

営業 → 企画 → プレゼン(提案) → 受注 → 社内キックオフMTG → クリエイティブプランニング → クリエイティブ提案 → 企画FIX → 撮影準備 → 撮影 → ポスト・プロダクション(ポスプロ / 撮影後作業)→完パケ(納品) → 公開

営業から受注までは基本的にはプロデューサー(アシスタントプロデューサー)が担当する領域です。

無事に案件を受注した後、社内のキックオフMTGでプロデューサーからディレクターへクライアントの要望を共有し、ディレクターが企画・クリエイティブのプランニングを開始します。

ディレクターからあがってきた企画案を、プロデューサーがクライアントへ提案しながら確認を取り、全ての要素においてOKが出たら、アシスタントプロデューサーが撮影準備に取り掛かります。

撮影はプロデューサー、ディレクター共に参加し、現場でもクライアントの意向をプロデューサーが聞き、ディレクターと相談しながら撮影をしていきます。

撮影後から納品までの編集作業は、ディレクターによっては自身で作業し、納品物をプロデューサーに渡しして、プロデューサーからクライアントへ納品をします。

―ありがとうございました。プロデューサーの仕事内容もディレクターの仕事内容も、両者の違いも理解することが出来ました。

こちらこそありがとうございました!

OBFのプロデューサーは、クリエイティブの「企画」という領域においては担当する事が多くはなく、むしろそれ以外の領域のほぼ全てを担当している職種です。

それだけ聞くと「地味」なイメージがあるかもしれませんが、クリエイティブを司るディレクターと対等な立場で意見を交わし合いながら、クライアントをはじめプロジェクトに関わる全員の全体最適を調整し、全員が一丸となって進んでいく為の先導役という、これ以上ないくらいにやり甲斐のある仕事だと僕は思っています。

「チームで1つの事に取り組むのが好き」だったり「自分ではない誰かをサポートするのが得意」といった方には是非一度、カジュアル面談に応募してみてください。

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