「模倣」と「創造」でトレンドの最前線を追え!総フォロワー数120万人以上のメディアを支える、動画クリエイターの日常
大学在学中に新型コロナウィルスが流行し「アルバイト先がなくなり、危機感を感じた」と語る落合。
これからの時代は「自分だけのスキルがないと生き残れない」と実感した瞬間でもありました。
動画編集については全くの未経験だった落合でしたが、在学中に学んだSNS集客に興味を持ち、徐々に動画クリエイターの道へと突き進んでいきます。
現在はJAPAN SELECT株式会社(以下、JS)の専属動画クリエイターとして、SNS用のショートムービ制作を中心に活動中。
今後は「長編ムービーにも挑戦していきたい」と意気込みを語ってくれました。
動画クリエイターは人気の職業として注目されている一方で、挫折していく人も多いといいます。
そんな厳しい世界の中、未経験からのスタートでどうやってスキルアップを重ねてきたのでしょうか?
今回は「動画編集のプロフェッショナル」として、トレンドの最前線を追い続ける動画クリエイター・落合に話を伺いました。
<プロフィール>
JAPAN SELECT株式会社 専属動画クリエイター・落合友彩
- 関西大学を卒業後、動画クリエイターとして活動を開始
- 現在はJAPAN SELECT株式会社の専属クリエイターとして活動中
急成長を遂げるスタートアップ企業、JAPAN SELECT株式会社とは?
“総フォロワー数120万人超え”の自社メディア「JAPAN SELECT」を運営し、47都道府県の魅力を発信中
現在はInstagramを利用したSNSマーケティング支援を中心に、SNSの運用代行やクリエイティブ制作で活躍中
日本各地の「食文化」「季節感」「奥ゆかしさ」に注目。各都道府県を代表する食材を使用した、高級チーズテリーヌ「ANO TERRINE」を設立
広告業界の最前線を走り続ける企業として、「まだ世間に知られていない”作り手の想い”」の発見・情報発信を目指す
きっかけは、大学時代に経験した「出会い」
<泊>
本日はどうぞよろしくお願いします。
さっそくですが、落合さんが動画クリエイターを目指した最初のきっかけを教えてください。
<落合>
きっかけは、新型コロナウィルスの影響でアルバイト先がなくなったことですね。
これからの先行き不透明な時代で生き残るには「自分だけのスキルが必要だな」と、思ったんです。
<泊>
なるほど。
それが動画クリエイターを目指す、最初のきっかけとなったんですね。
<落合>
実は私、最初から動画クリエイターを目指していたわけじゃないんです。
むしろ興味があったのは「画像編集」の仕事でした。
最終的には動画クリエイターの道につながっていくんですけど、そもそも画像編集に興味を持つようになったのは、大学時代に出会った「SNS集客」がきっかけです。
在学中に会社の経営者と出会う機会があり、SNSマーケティングと営業を行う会社でアルバイトをしていました。
「働きながら自分の武器になるものを探そう」と思っていたところにSNS集客があって、少しずつ画像編集に興味を持ち始めた…という感じです。
今思えば、代表の梅野と出会ったのも、そこからのつながりですね。
<泊>
なるほど。
多くの出会いやご縁が重なったことで、動画クリエイターへの道が開けたというわけですね。
では、元々興味のあった画像編集から、動画クリエイターヘと転身したきっかけは何だったのでしょうか?
<落合>
別のアルバイト先でお世話になっていた方が画像・動画編集者を探していて、そのときに「ぜひ私にやらせてください!」とお願いしたのがきっかけです。
動画編集に関しては全くの未経験でしたが、当時は「とにかくやってみたい」という気持ちが強かったですね。
結果的に仕事を任せてもらえることになり、そこから本格的にクリエイターとして活動を始めました。
当初は画像編集がメインでしたが、次第にTikTokやリール投稿などのショートムービー作成にシフトしていき、動画クリエイターとして活動していくことに決めました。
<泊>
「アルバイト先がなくなる」という窮地を経て「自分だけのスキル」を身に付けたというわけですね。
当時の強いチャレンジ精神が、今の落合さんを形作っているように思います。
<落合>
ありがとうございます。
未経験からのスタートではありましたが、今は動画クリエイターとして仕事にやりがいを感じています。
未経験からJS専属の動画クリエイターになるまで
<泊>
これまで個人で活動してきた落合さんですが、どういった経緯でJSと出会ったのでしょうか?
最初の出会いから会社専属の動画クリエイターになるまでの経緯をお伺いできればと思います。
<落合>
はい。
代表の梅野とは、アルバイト先のオーナーを通じて知り合いました。
最初は画像編集だったのが、次第に動画編集がメインになっていき、梅野と仕事をする機会が増えて今に至る…といった感じです。
これまではクライアントの指示通りに画像・動画を作るだけでしたが、JSで仕事をするようになってからは「再生回数」を常に意識するようになりましたね。
気になる動画は徹底的に分析し、構成内容・編集方法にも注目するようになりました。
自分が趣味で利用していたSNSと違い、企業としてメディアを運営する責任の重さを感じた瞬間でもあります。
<泊>
JSとの出会いは、知り合いを通じてつながった「ご縁」がきっかけだったんですね。
趣味で見ていたSNSが仕事の一環となったわけですが、落合さんから見てJSはどのような会社ですか?
<落合>
そうですね。
「自分の好きなことを仕事にできる会社」だと思っています。
特にJSが運営する、おでかけ情報メディア「JAPAN SELECT」の存在が大きかったです。
「JAPAN SELECT」はJSがおすすめするホテル・グルメなどを紹介するメディアです。
私自身が旅行好きなので「こんな素敵な場所があるんだ」と、毎回楽しく仕事ができています。
JSが都道府県ごとにアカウントを所有していることもあって、毎日が「新しい発見の連続」といった感じです。
趣味の延長線上で仕事ができるのは、とても幸せなことだなと思いますね。
<泊>
なるほど。
JSが運営する自社メディアのコンセプトや会社の在り方が、落合さんとマッチしていたんですね。
では、落合さんから見たJSの社風や、会社のおすすめポイントを教えていただけますか?
<落合>
おすすめポイントは、スタートアップ企業だからこその「密度の濃いコミュニケーション」です。
普段はわいわいした雰囲気ですが、締めるときは締めるというメリハリがあります。
リラックスして働ける環境がベースにあるので、働きやすい会社だと思っています。
従業員同士の年齢が比較的近いので、意見を言いやすいのも魅力ですね。
何か問題があったときでも、すぐに上司へ相談できるので心強いです。
<泊>
ありがとうございます。
JSの業務内容や作業環境から見ても、まさに「理想の職場」といった感じなんですね。
そんな理想の働き方を手にした落合さんですが、動画クリエイターの道を選んで良かったと思うエピソードはありますか?
<落合>
実は、毎日「動画クリエイターになって良かった」と思っています(笑)
あえてエピソードを挙げるなら、自分が試行錯誤を繰り返して出来上がった動画を見て「力作ができた!」と思えたときでしょうか。
「自分の作った動画がこんなに伸びてる!」と、実際の数字を目の当たりにすると、挫折せずに続けてきて良かったと実感しますね。
最初にぶつかったのは「完コピだけでは通用しない」という厳しい現実
<泊>
未経験で動画編集への世界に飛び込み、今日まで活動を続けてきた落合さん。
動画クリエイターとして、初めてぶつかった壁は何だったのでしょうか?
<落合>
やはり、動画の再生数が伸び悩んだことですね。
他人の動画を模倣しただけでは通用しない厳しい現実に、打ちのめされることもありました。
「構成は同じなのに、どうして伸びないんだろう」と、落ち込むことも多かったです。
試行錯誤を続けていくうちに、ただ模倣するだけではダメで「自分だけの色(武器)」を手に入れる必要があることに気付きました。
<泊>
壁にぶつかったことで得られた、落合さんだけの色(武器)はありますか?
<落合>
まずは、趣味のダンスで培ってきた「完コピ」です。
そして、元気な人から上品な雰囲気まで「いろいろな人になりきれる柔軟さ」が、私の武器じゃないかと思っています。
実は私、JSで動画のアフレコにも挑戦させてもらっているんですね。
クライアントさんになりきって自分の声を動画に落とし込めるので、これも自分にしか出せない色だなと感じています。
<泊>
落合さんが動画のアフレコまで担当されているなんて、驚きでした。
一見すると動画編集と関係ないように思えることでも、動画編集の役に立つことがあるというわけですね。
<落合>
そうなんです。
アフレコ自体は初めてだったんですけど、挑戦してみたら意外にハマりました。
動画の内容や投稿するアカウントごとに声のトーンを変えてみたりと、こちらも試行錯誤の日々です。
JSでさまざまな経験を積ませてもらえるのは、非常にありがたいですね。
<泊>
動画クリエイターとして「自分だけの武器」を手に入れた落合さんですが「クリエイターを目指すならこれもやっておけば良かった」と思うことはありますか?
<落合>
未経験からのスタートだったので、色の使い方や相性のよい組み合わせなど「デザインの知識を学んでおけば良かったな」と思います。
とはいえ、現場で学びながら知識を吸収していったからか、今ではそこまで困ることもないですね。
分からないなりに、ほかの動画を研究したり、完コピしたりして、自分の知識を広げていきました。
今後求められるのは、トレンドをキャッチしながら「自分の色」を出せる動画クリエイター
<泊>
0からのスタートで現場に飛び込んだからこそ、動画クリエイターとして急成長を遂げた落合さん。
実際に仕事を経験して、どういった人が動画クリエイターに向いていると思われますか?
<落合>
ある意味正解がない動画制作の世界で、ひたすら試行錯誤を続けられる人でしょうか。
動画にもトレンドがあって、同じ構成内容でも急に再生回数が伸びなくなることがあるんですよね。
それまで調子が良かったのに、急に数字が伸びずに落ち込むこともあります。
でも、そんなときこそ冷静さが求められるので「今はこういう動画が人気なんだな」と、自分の中で1つずつヒントを見つけられる人が向いていると思います。
<泊>
ありがとうございます。
動画制作は「再生回数」で動画の価値が如実に現れてしまいますよね。
近年は動画クリエイターが人気の職業として注目されていますが、今後求められるのはどういったクリエイターでしょうか?
<落合>
SNS用ショートムービーの需要が増加傾向にあるので、最新のトレンドをキャッチできるクリエイターが求められていると思います。
普段から流行に敏感でないと「数字が伸びる動画作り」は難しいかもしれません。
<泊>
なるほど。
落合さんは、どのように最新のトレンドをチェックしていますか?
<落合>
そうですね、やはりSNSは必須です。
普段はTikTokやInstagramを中心に、情報収集をしています。
リール投稿で使われる音源や、動画構成をチェックし、どうして数字が伸びているのかを研究することもあります。
元々SNSは趣味で見ていたんですけど、ついクリエイター視点で分析してしまうことが多いです。
<泊>
落合さんは“総フォロワー数120万人以上”のアカウントで投稿する動画を制作していらっしゃいますからね。
数字が伸びている動画があると、どうしても追ってしまいたくなるということでしょうか。
<落合>
そうなんです。
こうしたリサーチも日々の積み重ねなので、普段から引き出しを作っておくことが大切だと思っています。
そうすることで、いざ動画を作ろうと思ったときに、さまざまな要素を取り入れた「自分だけの色」が出せるんですよ。
ただ構成を真似るだけの動画よりも、より魅力的な動画に仕上がっていくように感じます。
自分の作った動画次第でメディアの成長速度が大きく変わっていくので、責任の重さは常に感じていますね。
<泊>
日々トレンドを追い続けているからこそ“バズる動画”を定期的に生み出せるというわけですね。
今後は、JSでどのようなクリエイターを目指していきたいですか?
<落合>
そうですね。
これまではSNS向けのショートムービーをメインで作ってきたので、今後はYouTubeに投稿するような長編ムービーを作ってみたいと考えています。
今まで経験したことがないジャンルにも挑戦していきたいですね。
いち動画クリエイターとして、クリエイターを目指す皆さんにメッセージ
<泊>
今後は「エンターテイメントからビジネス向けの動画まで、どんなジャンルでも編集できるクリエイターを目指していきたい」と語る、落合さん。
JSに出会う前の自分に声を掛けるとしたら、どのような言葉をかけますか?
<落合>
そうですね。
当時は「言われたものを作る」から「再生回数が伸びる動画を自分で考えて作る」へ、移行していった時期でした。
そんなことが自分にできるのか不安でしたが、今の私が声を掛けるなら「どんなに不安でも、とりあえず一歩踏み出してみて!」と伝えたいです。
一歩踏み出しさえすれば、周囲に助けてもらいながら成長できていくと思いますし「JSに仕事を任せてもらえたからこそ成長できた」と確信しています。
<泊>
ありがとうございます。
それでは最後に、クリエイターを目指す皆さんにメッセージをお願いします!
<落合>
はい!
動画クリエイターは「人気の職業」として注目されている一方、挫折しやすい職業でもあると思っています。
これは、簡単な動画を作っただけで動画クリエイターとして名乗れてしまう手軽さも理由の1つかもしれません。
「この動画構成はどうやって思い付いたの?」と思うような“凄腕クリエイター”が溢れている世界なので、本気で取り組もうと思ったらすぐに心が折れてしまうこともあります。
だからこそ、自分が動画クリエイターとして成長していくためには、試行錯誤を続けられる継続力・忍耐力が必要だと思っています。
「その人にしか出せない色」を見つけられれば、それがクリエイターとしての大きな武器となり、より制作が楽しくなっていくのではないでしょうか。
私はJSに出会えたことで、元々好きだった旅行・グルメに携われる環境で働くことができています。
総フォロワー数120万人以上に向けて動画制作ができる喜びや達成感は、JSだからこその魅力です。
ぜひ、私と一緒に「発見続きの楽しさ」を感じてもらえたら嬉しいですね。
<泊>
ありがとうございます。
ここまで、JAPAN SELECT株式会社 専属動画クリエイター・落合友彩さんからのメッセージでした!