こんにちは、大人男子ラボの、そして株式会社CiiKの宮永えいとです。
会社のnoteを始めるにあたり「1投稿目は社長の想いを自分で書いてね!」とのことで、僭越ながら熱めに執筆させていただきます。
限界美容師から美容系YouTuberに
私の第一キャリアは美容師から始まりました。
20歳で原宿の美容室に就職し、朝も夜も休日も、月曜から日曜まで364日(元旦を除く)は美容師として働き続けました。
「すべてはお客様に喜んでいただくために!」を合言葉に、ただひたすらにハサミを握り、髪を切り続けました。
スタイリストデビューからは雑誌の撮影やヘアメイク、日々のサロンワークは予約でいっぱい、という絵に描いたような”原宿の美容師”になることができました。
2019年、28歳でフリーランス美容師に転身し、様々なことにチャレンジする中で「メンズ美容のYouTubeをやってみたい」と考えました。
カット中では伝えきれない”ヘアスタイル中心の身だしなみのハウトゥ”を映像にまとめ「サロンに来てくれているお客様に見ていただけたら」くらいの気持ちでスタート。
しかし、コロナ禍も重なり、YouTubeチャンネル「大人男子ラボ」はあれよあれよと1万人…5万人…10万人…!?と、急激に伸び始めます。
洗面台にスマホを置いて、視聴者さんと一緒にヘアセットする企画(大人男子ラボ YouTubeより)
私は当時、美容室で1日20人近くのお客様を担当し、カッコよくなるお手伝いをしていました。
お客様一人のカットに掛けられる時間は「7分」に減っていました。
しかし、YouTubeでは「15分のハウトゥ」が「1日に1万人」に届くという衝撃。
「リアルの限界」と「デジタルの可能性」をまざまざと感じさせられました。
YouTubeは美容室ほどの”深さ”はないものの、毎日「ヘアセット上手くいきました。ありがとう」というコメントをいただくうちに、
「自分が身だしなみの文化を創らねば」と勝手ながら使命感に駆られ始めたのです。
文化を作るにはどうすれば良いか…を必死に考えてました。
コメントから紐解く、ニッチな課題感
感謝のコメントと同時に、身だしなみに関する質問を大量に受け取るようになりました。
それらを動画内で答えたり、DMを返信していくなかで、
圧倒的に「何を使えばいいのか分からない」という質問が多いことに気がつきました。
こんなにも”身だしなみの道具”に困っている人が多いなら、
「大人男子ラボ」で大量の課題を吸い上げながら道具(プロダクト)を作り、さらに使い方までコンテンツにして届ければ「身だしなみの文化が創れるかも」と考えました。
そうして生まれたのが、メンズヘアコスメブランド「RETOUCH(レタッチ)」です。
ヘアワックスやBBクリーム、シャンプーなどのメンズコスメを販売しています。
「課題解決」を仕組み化する
個人的な見解ですが、美容師は「センスタイプ」と「課題解決タイプ」に大きく分かれます。
私は美容師として「課題解決をベースに2割ほど自分のセンスを添える」をテーマとしていたため、商品開発やメディア作りを個人のセンスに任せず「組織化」することを真っ先に選択しました。
例えば
【コンテンツ作り】
私一人のセンスに閉じず、社員4名を「大人男子ラボメンバー」にすることで、それぞれの価値観で身だしなみを発信する。
【商品開発】
私の美容師としての経験値だけに閉じず、有名ヘアサロン「fifth」と協業でコスメの開発やヘアサロンの運営を行う。
【会社】
私の独断で行える個人事業主ではなく、身だしなみ文化の創造に共感するメンバーと共に築く。
現在は15名ほどの最高の仲間たちと、長期的に成長できるメディア・ブランド作りに奔走しています。
いつしか生まれたCiiKポーズ(笑)
メディア×ブランドというCiiKの「型」
現在はメイン事業の”大人男子事業”として、「大人男子ラボ」など、
男性の身だしなみやライフスタイルをアップデートするメディアを運営しながら、その声を集めてライフスタイルブランド「RETOUCH」の商品開発・販売を行っています。
直近ではアパレルカテゴリも新設し、力強く成長しています。
今期、私たちは大人男子事業で培ってきた「型」で、別の界隈(コミュニティ)のサービスを生むことに挑戦しています。
その型とは、「特定の界隈(コミュニティ)の課題が集まるメディアを先に作り、ユーザーの声を集めてサービスを生み、さらにメディアで使い方や想いを伝えながら届ける」というシステムです。
単にブランドを増やすのではなく、まずメディアを通じて生の声を聴き、解決できる課題が見つかって初めて、サービスに転換していくという考え方です。
直近では
①韓国カルチャーを愛してやまないZ世代社員3人が「韓国のセンス」をテーマにメディアを立ち上げ→日本未上陸の韓国ブランドを扱うセレクトショップ「WELCOME TO JUNCTION」をローンチしました。
メディア「WELCOME TO JUNCTION」
セレクトショップ「WELCOME TO JUNCTION」
②料理好きなCiiK社員が「今日に勝つ飯」をテーマに、背徳感のある夕食を作るメディア「それでも、美味いもん。」を立ち上げ→現在プロダクト開発を進めています(お楽しみに)。
私自身、個人のYouTubeからスタートした事業でここまで「多くの人の人生に関われている」と実感できていることは、可能性を広げてくれたCiiKメンバーみんなのおかげだと思っています。
だからこそ、次は会社のメンバー自身が「自分の手で誰かの人生を動かす」という手応えを感じる番であって欲しいと思います。
そのために、CiiKで培っているこの「型」の再現性を高め、熱量のあるメンバーが迷わず挑戦できる環境を整えていきたいと考えています。
ミッション「One Temperature」に込める想い
ここまでお話ししてきた通り、CiiKは「たった一人の人」そして「そこに集まる人々」を起点に、事業や価値観を組み立ててきました。
美容師だった私は、鏡の前でお客様と人生を語りながら、全力で「かっこよく・可愛く」することが大好きで、お客様が増えていくたび、一人ひとりのことを考えながら仕事をしてきました。
この経験から「たった1人の人生を少しだけ豊かにするお手伝い」を1人でも多く提供したいと考え、現在CiiKで取り組んでいることも、形は違えど想いは全く変わっていません。
この感覚を、美容師を経験したことがないメンバーにも持って欲しいと思い、ミッションである「One Temperature」を掲げました。
造語ではありますが、Oneは「たった1人」であり「1℃」。
決して欲張らず、大きくジャンプせず、誠実に「目の前のたった1人の体温を、1℃だけ上げる」ことの連続で、社会を動かすような大きなアクションが生まれると信じています。
綺麗事だけではありませんが、できることなら1人も欠けず、1人も無視せず、結果的には大きく前進していきたいと思っています。
ちなみに、社内では「1℃上がる」という表現に変換されており、
「この企画は1℃上がるから良いな〜」 「これは1℃下がるから改善!」
など、カジュアルに会議やslackで「One Temperature」が判断基準として飛び交っています。
しかしながら、だれかの体温を1℃上げるのは非常に難しく、冷静ながらもメラメラと燃え上がっている「青い炎系」のメンバーが多いのが特徴です。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
駆け足でCiiKを立ち上げたキッカケを執筆させていただきましたが、一投稿目のプレッシャーを身をもって感じることができたので、これから新規メディアを立ち上げるメンバーに少し優しくなれそうです(笑)。
我々はこれからも日本、そして世界中に潜んでいる「One Temperature」を探し、コミュニティに根差した情報発信とプロダクト開発を連続的に行なっていきます。
そして私自身の役割は、CiiKの発信やサービスを通して、ステークホルダーの方々の体温を1℃上げられる会社作りです。
派手ではないけど記憶に残る、人生に欠かせないモノ・コト作りを、一生かけてやり遂げていきます。
株式会社CiiK 代表取締役 宮永えいと