【社員インタビュー】理化学研究所からAIスタートアップへ。数学者の民間企業へのキャリアチェンジについて。
こんにちは。株式会社Proxima Technology代表取締役の深津です。
今回は弊社のリサーチャー、相野 眞行さんにインタビューをいたしました!
簡単に自己紹介お願いします。
こんにちは。リサーチャーの相野 眞行と申します。
私は大阪大学と同大学院(修士課程)で数学を専攻していました。博士からは指導教員の都合で名古屋大学に移り、数学の中でも微分幾何学という分野において「標準球面を特徴づけるリーマン不変量およびその安定性について」というテーマを研究していました。博士号取得後は理化学研究所の革新知能統合研究センター(AIP)で同じく微分幾何学の研究をしていて、その後Proxima Technologyに入社しました。
Proxima Technologyに入社してどうですか?
入社して1年半(2022年4月入社)になりますが、働き方については理化学研究所時代と同じくらい自由度があるので結構楽しく働けていますね!アカデミアでの活動も続けていて最近だと8月にICIAM(International Council for Industrial and Applied Mathematics)で理化学研究所時代から続けているリーマン幾何学に関する研究の発表も行いました。
実業務ではロボットの制御アルゴリズムの開発などを担っていて、ロボット工学や数理最適化の理論等、自分が知らなかった新しい分野の世界に入っていけるのも非常に面白くてやりがいがありますね。
会社のメンバーとはどんな感じですか?
私は夜型なので(笑)あまりメンバーと顔を合わせている時間は長くはないのですが、皆さん数学が好きな人が多いので基本的にはいつもそんな感じの話をしています。
時には業務量が比較的緩い時期などがあったらゲリラ的に勉強会を開催することもあって、自分の専門の分野で面白い話などがあればそれを皆さんに共有したりすることなんかもあります。
今後はどういったことをやっていきたいですか?
直近では目の前のタスクであるロボット制御や最適化の理論について最先端レベルの技術を理解し、使いこなせるエンジニアを目指していきたいと考えています。いずれはそういった知識も社内で共有して、チームとしての技術力の向上に貢献できれば、とも考えていますね。
また、やはり自分は研究者でもありましたし、現在でもそうでありたいと考えていますので、ロボット工学やもっと幅広くAI領域全般において国際的な学会や論文に研究成果を発表できるようなリサーチャーを目指して頑張っていきたいですね。
相野さん、インタビューへのご回答ありがとうございました。