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「地方の企業で長期的にキャリアを積んでいけるのだろうか」「安定した環境を重視すると、技術的な成長は望めないのではないか」――転職を検討するエンジニアが抱くこうした不安に対して、サイバーコム新潟オフィスに在籍する渡邉さんの18年間のキャリアに関する当ストーリーをご紹介いたします。
2007年に新卒入社してから現在まで、プリンター周辺機器開発、車載システム、医療システムと多様な技術領域を経験し、現在は内視鏡やX線画像の解析に関する医療システム開発でプロジェクトリーダーを務めています。C++、C#、Qtなどの技術スタックを駆使しながら、外部設計から結合テストまでの工程を担当し、技術者としての専門性とマネジメントスキルの両方を身につけました。
今回は渡邉さんに、入社の決め手から現在の業務内容、そして新潟オフィスで働く魅力まで詳しく話を伺いました。
「年間休日がしっかり明記されていた」率直な入社理由
――サイバーコムへの入社を決めた理由を教えてください。
渡邉:高校が情報処理科だったので、もともとエンジニアという職種に興味を持っていました。当時、エンジニアという職種はあまり見慣れない職種で、それが面白そうだなと思って、この業界に入ることを決めました。
サイバーコムを選んだ理由は、正直なところ、当時はそれほど深く考えていませんでした。県内で就職したかったので、新潟県内でしっかりした勤務条件がありそうなところを探しました。休みなど、当時からしっかりと年間休日が明記されているところで、調べられる範囲で一番良さそうな条件だったのがサイバーコムでした。
実際に入社してみると、配属された職場に面倒見の良い先輩もいて、しっかりと指導してもらえる環境だったので、イメージ通りの環境でした。聞きやすい雰囲気があったのが良かったです。
プリンター、車載、医療システム 業界横断で身につけた確かな技術基盤
――入社してから現在まで、どのような案件やプロジェクトを担当されてきましたか?特に印象に残っている案件があれば教えてください。
渡邉:一番印象に残っているのは、プリンター周辺機器の開発です。入社から12年間携わっていました。Windows、Mac、Linuxと、当時出ていたOSをすべて網羅した開発だったので、いろんなOSでの開発経験ができました。アプリケーション開発も初めて経験させてもらったプロジェクトで、とても印象に残っています。
そこでは、主にドライバー開発を担当していました。OSとプリンターをひも付けるドライバーの開発が中心で、当時はC++がメインで、Macの方はObjective-Cを使用していました。経験を積むにつれて、上流工程から下流工程まで幅広く担当するようになりました。
その後、車載システムのインジケーター開発を3年間担当しました。メーターが動く部分で、デジタル系の基盤開発になります。有名な自動車メーカーの製品だったので、「自分が開発したものがそこに載るんだ」と思うと、新しいワクワク感がありました。
間に新入社員研修の講師を2ヶ月ほど経験した後、現在の医療システム開発に携わっています。
「絶対に落ちてはいけない」医療システムでの責任と技術的プライド
――現在携わっている医療システムの案件について詳しく教えてください。
渡邉:内視鏡やX線画像の解析に関する医療システム開発をしています。エコー診断装置の開発から始まって、現在は直接機器に関係する部分ではないんですが、リアルタイム映像を遠隔地に表示する機能の開発などを担当しています。例えば、1階で撮影している映像を、Webブラウザを通して3階で表示するような機能です。
技術スタックとしては、現在はC++がメインです。処理が早いのももちろんありますし、遅延が発生しないという理由で選ばれている部分があると思います。C#など新しい高級な言語になると、やっぱり時間がかかるのでデータベースはSQLiteとSQL Serverを使い分けており、フレームワークとしてはQtを使用しています。
――現在のプロジェクトで、技術的に工夫している点や挑戦している点があれば教えてください。
渡邉:医療システム特有の課題として、システムが落ちないように設計することが最も重要です。どんなエラーが発生しても落ちないように、落ちたとしてもデータが残るような設計をしなければいけません。仕組みで解決するために、常にバックアップを取りながら進めるような工夫をしています。
また、デザインに関してもかなり重要になっています。いろんな人が使うので、誰に対しても誤解を与えないような設計やデザインを考える必要があります。操作が変わることで診断が間違ってしまうリスクもあるので、そのあたりを意識するようになりました。
これまでよりも、デザイン面をより注意深く開発するようになったというのが、医療システム開発の大きな特徴です。
「思うような結果が出ず苦しかった時期」からの成長と生成AI「ChatTAKUMI」の活用
――入社してから今までで、技術的に最も成長を感じた経験やエピソードがあれば教えてください。
渡邉:自分がどうやって実現すればいいかわからない問題にぶつかったとき苦しんだ期間がありました。なかなか思うような結果が出なくて、精神的にプレッシャーを感じていた時期もありましたが、周りの同僚や先輩に聞いて解決し、それが製品としてリリースされたときに成長を感じました。困難を乗り越えたときに成長できたという実感があります。
サイバーコムの環境で良かった点は、聞きやすい環境があったことです。わからないことを聞くと、手を止めちゃんと話を聞いて回答してくれる先輩や同僚がいました。周りに頼りながら、解決に向かうことができました。
技術的な部分では、社内で開発した生成AI「ChatTAKUMI」を導入してもらって頻繁に使うようになりました。文章を書くことと、設計実装の技術的問題点の解決方法について活用しています。私は文章を書くのが苦手なんですが、文章の構成や考え方を教えてくれるので、効率的に作業できるようになりました。
また、技術的な部分でも、「この処理を実現するには何か良いサンプルはないか」と質問すると、実用的で動くようなコードを生成してくれるので、それをうまく使って開発するようになってきています。
社内の勉強会や研修制度も活用しました。特にロジカルシンキングの研修はとても参考になりました。私は結構感情で動いてしまう部分があるので、そういう制御というか、意識してロジカルに考えるという方法を学べたのが良かったです。
「所長のカラーがうまく出ている」新潟拠点のポジティブな空気感
――新潟拠点で働く魅力や、チームの雰囲気について教えてください。
渡邉:やっぱり所長のカラーがうまく出ているところだと思います。明るくて、作業しやすい環境です。所長はとてもポジティブで、どんなトラブルがあっても前に進めていく力がすごくある方です。こちらが不安になるような雰囲気にはならないですね。
グループ長も明るくて、問題が発生したらすぐに報告できるような環境になっていて、話しにくい雰囲気はあまりありません。
――チームリードやプロジェクトリーダーとしての経験はいかがですか?技術者からマネジメント側に立場が変わって、戸惑ったことや新たに身についたスキルがあれば教えてください。
渡邉:スケジュールを意識するようになりました。お客様との期限を守らないといけないので、いつ終わるのか、問題は発生していないかを常に注意しています。問題が発生した場合も、調整してお客様と合意を取りながら進められるよう意識しています。
プロジェクトリーダーになって格段に変わったのは、お金の部分をよく見るようになったことです。今まではスケジュールや要件が中心でしたが、それに加えて予算管理も必要になりました。正直、そこは自分の「ものを作る」という部分とうまく紐付けられていない部分があって、どう見出したら楽しくなるか考えているところです。
「まずは足元を固めてから」18年目でも変わらない堅実な歩み方
――今後のキャリアビジョンを教えてください。
渡邉:プロジェクトリーダーとして経験が少なくて、いろいろ苦労している段階なので、まずはその土台をしっかり固めたいと思っています。今の役職をちゃんと遂行できるようになってから、次の方向性を考えていきたいですね。私は上を目指すというよりは、まずは足元を固めてから、できることを見ていくという性格なので。
技術面では、C++やC#でもっと効率的な実装があると思うので、その言語に特化した技術力を上げていきたいです。部下にもちゃんと伝えられるような技術を身につけたいと考えています。
「明るくて、一緒に前に進んでいける人」求める人材への想い
――最後に、転職を検討しているエンジニアの方々に向けて、サイバーコムで働く魅力や、どのような方と一緒に働きたいかなど、メッセージをお願いします。
渡邉:基本的に明るくて、プロジェクトを成功させるために一緒に前に進んでいけるような人たちと、一緒に仕事をしたいですね。
エンジニアでも、どうしてもコミュニケーションが必要になるので、明るくしている方が相手にも気持ちがいいと思います。私ぐらいになってくると、クライアントとの会話も発生してきますから、明るさというのは、クライアントとの取りやりもそうですし、後輩と話すとき、チームメンバーで話すときにも、必要になってくるスキルだと感じています。
編集後記
渡邉さんのお話で最も印象的だったのは、入社時に「年間休日がしっかり明記されていた」ことを重視して就職先を選んだという率直な発言でした。ものづくりへの興味と併せてワークライフバランスも重視する価値観が、結果的に18年間の安定したキャリア形成につながっているのを感じました。
プリンター開発12年、車載システム3年、医療システム3年という技術領域の変遷は、一つの会社にいながら多様な経験を積める環境があることを示しています。特に、C++とC#の使い分けや、医療システムでの高い品質要求への対応など、技術的な深みも十分に感じられました。
プロジェクトリーダーとして「予算管理とモノづくりを自分の中でどううまく紐づけられるか模索中」と率直に語る姿からは、技術者マインドを持ちながらマネジメント業務に取り組む現実的な課題が伝わってきました。新潟拠点の明るい職場環境と、聞きやすい雰囲気での技術サポートが、長期的なキャリア形成を支えていることも印象的でした。
以下のような方は、ぜひサイバーコムへの応募をご検討ください:
- 安定した勤務環境を重視してキャリアを築きたいエンジニア
- 地方拠点で長期的にキャリア形成したいエンジニア
- C++、C#の経験を活かして医療システム開発に携わりたい方
- ワークライフバランスを重視しながら技術的成長も目指したい方
- 多様な技術領域を経験しながらステップアップしたいエンジニア
- コミュニケーションを大切にしながら働きたいエンジニア
- 新潟拠点で明るい職場環境で働きたい方
サイバーコムで、あなたの技術力と人間力を存分に発揮してみませんか?