こんにちは!LINCREADの出口です。
この度、5年間働いたLINCREADを退職することになりました。
長いようであっという間だったこの5年間を、少し振り返ってみようと思います。
入社のきっかけは、「働き方」を見直したこと
私がLINCREADに入社した理由は、前職での激務により体を壊し、1週間入院したことがきっかけでした。
幼稚園教諭として、子どもたちと過ごす日々。
やりがいや楽しい部分もたくさんありましたが、同時に「本当にこのままでいいのかな」と、自分の働き方に疑問を持つようになっていきました。
そんなモヤモヤを抱える中で出会ったのが、「ブログ」や「アフィリエイト」を活用した働き方。
当初は、場所を選ばずどこでもできる働き方に惹かれ、興味の赴くまま挑戦していきましたが…次第に「Webマーケティング」という領域そのものの面白さに惹かれるように。
(詳しい経緯については、こちらのストーリーでも書いています。👇
https://www.wantedly.com/companies/company_5450573/post_articles/419594)
その後いろいろと活動する中で、「Webマーケ」を仕事にしている会社があることを知り、転職活動を始めることにしました。
ただ、地方で、しかも未経験でも受け入れてくれるようなweb系の会社はほとんどなく…。
東京や名古屋など、都会に出ていくことも考えていましたが、そんな中、地元・三重でwebの仕事に挑戦しているLINCREADに出会い、そこでご縁を頂くことができました。
未経験から始まった「ライター」という仕事
LINCREADでは「ライター」として採用していただくことになりました。
幼稚園教諭として働いていた自分とは無縁だと思っていた、どこか憧れのある響きに、とってもワクワクしたことを今でもよく覚えています。
「昔から文章を書くことは好きだったし」「自分でブログにも挑戦していたし」
そんなちょっとした自信もあって、意気揚々とライターとしての仕事に挑戦することになりますが…。
すぐに大きな壁にぶち当たります。
それは、仕事で求められている文章は、今まで自分が書いてきたものとは全く違う、ということでした。
「読みやすい文章」から「売れる文章」へ
当時、私はSEOブログを書いていたので、意識していたのは「読みやすい文章」や「わかりやすい文章」を書くこと。
しかし、求められていたのは綺麗で分かりやすい文章ではなく、「売れる文章を書くこと」でした。
ユーザーの悩みを的確に刺し、共感し、寄り添い、そして購入へとつなげる。LINCREADで求められていたのは、そんな"本質的なものを売るためのスキル"だったのです。
右も左も分からない中で、代表の西田や、先輩たちからフィードバックを受けながら、必死にキーボードを叩く日々。
せっかく書いた記事が伸びない。
ユーザーは何を考えているのだろう?
どうして売れないのだろう?
ああ、ここの訴求が分かりにくいのかな。
顔の見えない相手のことを必死に考え、仮説を立てながら、試行錯誤を繰り返していました。
ユーザーの心理を考えることで、結果が返ってくる
そんな日々を送る中で、少しずつ、売り上げにつながる記事も生まれるようになっていきました。
記事は、一度書いたら終わりではありません。
広告運用者の方たちと連携しながら、より効果が出るように、何度も改善を重ねていきます。
購入に繋げる、ボタン周りのキャッチコピーひとつで結果が変わる。
同じ商品でも、伝え方ひとつで売り上げがまったく違う。
それが、マーケティングの世界のとても面白い部分だなと思います。
こうして、画面の向こう側にいるユーザーのことを考えながら手を動かし続けるうちに、「どうすれば伝わるのか」を考える視点が、少しずつ自分の中で育っていきました。
「焼け野原に立っても、紙とペンだけで立ち上がる力」
代表・西田に教えてもらった1冊の本。記事を書きながら何度も開いたこの本の最後のページには、こんな言葉があります。
「私が伝えているのは単なるハウツーではなく、焼け野原に立っても、翌日から、紙とペンだけで、立ち上がる力だ」
LINCREADで学んだ「売れる文章」は、単なるテクニックではありませんでした。
ユーザーの心理を想像し、どんな言葉なら届くのかを考え、試して、直して、また伝える。
その積み重ねは、どんな環境に置かれても、自分の頭で考え、手を動かし、価値を形にしていく力そのものだったと思います。
「物を売るための文章」「ユーザーの心理を考えて作りぬくクリエイティブ」
LINCREADでの5年間は、そうした考え方を、自分の中にしっかりと根づかせてくれました。
LINCREADで学んだことを、これからの自分へ
こうして学んだたくさんの事は、これからの私の人生の中でずっと息づいていくんだろうなと思います。
例えば、私は趣味で漫画を描いていて、SNSにアップしたり、漫画を描く楽しさを発信しているのですが…
そこでも自然と考えているのは、画面の向こう側にいる、顔の見えない誰かのことです。
「どんな気持ちで読んでくれているのかな」
「どんな言葉なら、この想いが伝わるかな」
そうやって相手のことを想像しながら漫画を描き、発信している自分に気づいたとき、「ああ、これはLINCREADでやってきたことと同じだな」と思う瞬間が、何度もありました。
文章でも、漫画でも、形は違っても誰かに何かを届けようとすることの本質は同じ。
LINCREADで身につけた“相手のことを想像し続ける視点”は、仕事でも、趣味でも、自分の表現の土台になっていくはずだと、そう強く実感しています。
最後に。
少し長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いろいろなことをたくさん書きましたが、私がここで5年も働けた理由は、「LINCREADという会社の居心地の良さ」があったからだと思います。
LINCREADは、少人数の会社です。
だからこそ、一人ひとりの意見やアイデアを大切にしていて、「こうしてみたい」と思ったことに、ちゃんと耳を傾けてもらえる環境がありました。
分からないことや困ったことがあっても、気軽に相談できる。
そんな風通しの良さと、一緒に働く人たちのあたたかさが、この会社での居心地の良さに繋がっていたのかなと思います。
この文章を読んでくれているあなたは、少しでもLINCREADという会社に興味を持ってくれているのでしょうか。
だとしたらぜひ、そのワクワクと好奇心に従って、社内の人と話してみてほしいなと思います。
かつてwebの世界に恋い焦がれ、未経験で飛び込んできた、あの日の私のように。
もしかすると、自分の人生を大きく変える出会いが待っているかもしれません。