営業と管理部。立場や役割が違うからこそ、社内で最も衝突が起きやすい関係性かもしれません。私にもかつて、口をきくのも嫌なほど「超絶仲の悪い」管理部のメンバーがいました。今回は、摩擦を恐れずにぶつかり合ったことで、大嫌いだった相手と最高の相棒になれたエピソードをお話しします。
「なんでそんな遅いん?」水と油だった営業と管理部
営業としての私の最優先事項は「スピード」でした。「これやるだけやろ?なんでそんな遅いん、早よせえよ」と、当時は管理部のTさんに対して常にイライラを募らせていました。
一方のTさんは「正しいフロー」を徹底するタイプ。早く進めたい私の気持ちは理解しつつも、「めちゃくちゃな状態のままでは進められない。まずは正しく整えなければ」というスタンスです。
ここで両者に深い溝が生まれました。さらに現場の火に油を注いだのが、急なルール変更です。新しいルールがさも当たり前のようにポンと通達され、現場からすれば「変わったんなら事前に言えや!」と怒り心頭。当時は管理部全体が嫌いで、特に口うるさく見えたTさんのことは当時嫌いでした。
歩み寄りのきっかけは「会社を良くしたい」という共通言語
そんな最悪の立ち上がりから和解できたのは、「会社を良くしなければいけない」という根本の想いは同じだと気づいたからです。相手を理解し、正しく進めれば必ず組織は良くなる。そう信じて、私はアプローチを根本から変えました。
「私がルールを理解できていないなら、営業全員が理解できるはずがない」
ただ機械的にルールを現場へ周知するのをやめました。まずは私自身が完璧に仕事を理解し、ルールの意図を把握する。「なぜそうしなければならないのか?」を自分の言葉で説明できるようになるまで、仕事の解像度を高めることにしたのです。そのきっかけをくれたのが、他ならぬTさんでした。
摩擦を恐れずにぶつかった先に見えたもの
「なんで?」「どうして?」と、摩擦を恐れることなく徹底的に対話を繰り返した結果、どうなったか。今ではTさんと「IHのお局になりたいね〜(笑)」と冗談を言い合うほど、めちゃくちゃ仲良くなりました。
今、私たちが社内で一番「怒らせたら怖いタッグ」かもしれません。二人とも業務への解像度が異常に高く、お互いの視点から理詰めで言い返せるからです。Tさん本人は「私はものを言うのが得意じゃないから頑張ってるんです……」と控えめに言いますが、私は今でもそれは絶対に嘘だと思っています(笑)
ただの仲良しクラブではなく、本気でぶつかり合ったからこそ得られた真の和解。「摩擦を恐れるな」という言葉を、私はTさんとの関係を通じて体現できたと感じています。他部署との壁に悩んでいる方は、ぜひ恐れずに「なぜ?」をぶつけてみてください。その摩擦熱はきっと、組織を前に進めるエネルギーに変わるはずです。
👇飲み会でも朝礼でも今ではいつも隣