「AIに仕事を奪われる」
最近そんな言葉を耳にする機会が増えました。
実際、生成AIの進化は目覚ましく、今ではコード生成やテスト作成、ドキュメント作成までAIが支援してくれる時代になっています。
ChatGPTやCursorを使えば、数時間かかっていた実装が数十分で終わることも珍しくありません。
開発エンジニアにとって非常に便利な時代になった一方で、こんな不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
「今の仕事はAIに置き換えられないだろうか」
「コードを書くことだけが自分の強みでいいのだろうか」
「これから市場価値が高いエンジニアとはどんな人なのだろうか」
今回は、AI時代だからこそ価値が高まるエンジニアの特徴について考えてみたいと思います。
AIは開発者の敵ではない
まず最初にお伝えしたいのは、AIはエンジニアの仕事を奪う存在ではないということです。
むしろ、優秀なアシスタントです。
これまで人が行っていた単純なコーディングや調査業務は、今後ますますAIが担うようになるでしょう。
しかし、それによってエンジニアが不要になるわけではありません。
実際には、エンジニアに求められる役割が変わり始めているのです。
以前は、コードが書けること自体が価値でした。
しかしこれからは、なぜその構成なのかを説明できる、システム全体を理解していることの価値が高まっていきます。
コードを書く人は増える、システムを理解できる人は足りない
AIによって、コードを書くハードルは確実に下がっています。
少し前までは経験豊富なエンジニアしか書けなかったプログラムも、今ではAIの支援によって比較的簡単に作れるようになりました。
つまり、コードを書ける人は今後ますます増えていきます。
一方で、システムがなぜ動くのかを理解している人は決して増えていません。
例えば、あるWebサービスが動くためには、ユーザーのアクセスを受けるWebサーバがあり、その裏でアプリケーションサーバが処理を行い、データベースと通信し、クラウド基盤上で安定稼働しています。
さらに監視ツールが異常を検知し、バックアップやジョブ管理の仕組みも動いています。
ユーザーから見えるのは画面だけです。
しかし、その裏側には数多くの技術が連携しています。
この仕組み全体を理解できる人材は、今後も必要とされ続けます。
AIが苦手なのは「なぜ」を考えること
AIは非常に優秀ですが、AIには苦手なことがあります。
それは、「なぜそうするべきなのか」を判断することです。
例えば、システムの性能が出ない、障害が頻発している、クラウドコストが高騰している・・・。
こうした問題が起きた時、AIは候補を提示することはできます。
しかし、本当の原因は何か、どこを改善すべきか、どの構成が最適なのかなどの最終的な判断はエンジニアが行います。
つまり、AI時代に価値を持つのは、答えを知っている人ではなく、問題を解決できる人なのです。
これから価値が高まるのは“境界”を理解するエンジニア
システム開発の現場には様々な領域があります。
開発・インフラ・クラウド・ネットワーク・データベース・セキュリティ・・・
そして多くの場合、それぞれが別々の担当として存在しています。
しかし実際に障害や性能問題が発生すると、その境界が重要になります。
アプリケーションの問題なのか、データベースの問題なのか、クラウド環境なのか。
こうした切り分けができる人材は非常に貴重です。
だからこそ今後は、開発だけ、インフラだけではなく、
システム全体を俯瞰して見られるエンジニア
の価値が高まっていくと考えています。
だからVITAはミドルウェアを重視している
VITAが創業以来、ミドルウェア領域に力を入れている理由もここにあります。
ミドルウェアは、アプリケーションとインフラの間に存在する技術です。Webサーバ・アプリケーションサーバ・データベース・監視ツール・ジョブ管理ツールなど…
こうした技術を扱うことで、システム全体の動きを理解できるようになります。
単にプログラムを書くのではなく、なぜそのシステムは動くのかを理解できるエンジニアへ成長できるのです。
AIが進化しても、システムが安定して動くための設計や性能改善、障害対応の重要性は変わりません。
むしろ複雑化するシステムを理解できる人材の価値は高まっていくでしょう。
開発経験者だからこそ、その先へ進める
もし今、開発エンジニアとして働いているのであれば、それは大きな強みです。
アプリケーションがどのように動くのかを知っているからです。
そこに、Linux・クラウド・ネットワーク・ミドルウェア・データベースといった知識が加われば、システム全体を理解できるエンジニアへ近づいていきます。
これはAI時代において、非常に市場価値の高い人材です。
「作る人」から「支える人」へ、そして「考える人」へ
これからのエンジニアに求められるのは、単にコードを書く力ではありません。
システムを理解し、課題を見つけ、最適な解決策を考える力です。
どんなシステムを作るべきか、どうすれば安定して動くのか。どうすればユーザーに価値を届けられるのか。
これを考えるのは、これからもエンジニアの仕事です。
もし今、
・このまま開発だけでいいのだろうか
・もっと市場価値を高めたい
・システム全体を理解できるエンジニアになりたい
そう考えているなら、ミドルウェアやインフラの世界に目を向けてみるのも一つの選択肢かもしれません。
VITAでは、そんなエンジニアの挑戦を応援しています。
AI時代だからこそ、技術の"点"ではなく"全体"を理解できるエンジニアへになる。
それが、これからの時代を生き抜く大きな武器になると私たちは考えています。
もしご自身のキャリアについてご相談されたい方、カジュアル面談で色々お話しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!