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「育成のポイントは、“システム”と“ウェット”のバランス」|社員インタビュー 竹下さん

人材を育成するうえで、「ウェットなコミュニケーション」を大事にしているというサイバーエース。「ししゃも」「竹下部屋」といったユニークなコンテンツについて、経営本部育成G 竹下遼さんに話を聞きました。

実は、竹下さん自身も中途入社。「こんな制度があったら嬉しいな」をカタチにすべく、育成責任者として日々奔走しています。

他業種からの転職、サイバーエージェントでの営業を経て、サイバーエースで育成責任者となった竹下さんが、人材育成にかける思いとはーー?

「ししゃも」で部署の垣根を超えた交流を

ーーこれまで育成制度について聞いてきましたが、今回は新入社員とのコミュニケーションについて教えてください!「ししゃも」とはどのようなコンテンツでしょうか?

ししゃもは、「渋谷でどこでも社食」の略です(笑)。入社月の方は、渋谷の飲食店(指定の数店舗)でランチ無料という制度を導入しました。これは育成チームの施策というよりは、他の活性化チーム起点で始まった制度なのですが、かなり好評なんです!

毎日、社内のチャットツールで誰かが声をかけ、希望者のみ自由に参加できます。同行者(全社員対象)もランチ無料になるので、今では多くの人が利用していますね。僕が入社したときはなかったんですが、僕だったら毎日いくと思います(笑)。


ーーとても魅力的な制度です......!どのような経緯で導入されたんでしょうか?

普段関わることのない部署の方や先輩たちとランチをすることで、コミュニケーション網を広げてもらう、というのが主な目的です。特に今は、コロナ禍で周りとのつながりが希薄になりやすいので。

社内コミュニケーションが活性化すると、互いに相談しやすい関係性が構築されて、業務効率がアップすると思うんです。また、人間関係が円滑になることにより、人材定着率の向上にもつながると考えました。


ーーたしかに、コロナ禍の今コミュニケーションが希薄になりがちです。リモートワークで顔を合わせる機会も減った今、新入社員のコンディションはどのように確認されていますか?

入社3ヶ月までの新入社員を対象に「お天気ミーティング」という時間を月1回設けています。トレーニーのコンディションを「晴れ」「曇り」「雨」で管理することから、「お天気ミーティング」と名付けました。

お天気ミーティングでは、業務のことでもそれ以外のことでも、悩みがあれば聞くようにしています。サイバーエースでは毎月3名以上の新入社員を採用しているのですが、お互いがどんなことで悩んでいるのか共有できると、安心感を持てると思うんです。

「竹下部屋」では同期のつながりを大切にしてほしい

ーーそのほか、新入社員とはどのようなコミュニケーションをとっていますか?

2021年10月から、「竹下部屋」という新しい試みが始動しました。竹下部屋では、入社月ごとに全員を集めて、BACEで教えることのない「サイバーエースで働くうえで大切なマインド」「生産性をあげる方法」といったTipsをざっくばらんに話しています。

新入社員にはサポーターとトレーナーがついているので、研修やOJTで教える知識や仕事の進め方以外で、重要なことを伝えていけたら。

また、研修受講のペースやコンディションの確認もしているので、サポーター・トレーナーと適宜情報を共有しています。


ーー竹下部屋が生まれたきっかけは、なんだったのでしょうか?

「同期のつながりを大切にしてほしい」と思ったことがきっかけです。

新入社員は、環境がガラッと変わりますし、右も左もわからないなかで覚えることも多い。絶対に大きなストレスがかかっていると思うんです。それをサポートする人がいないと、早期離職にもつながりかねません。「でも、どうやってサポートしていけばいいだろう?」と考えたときに思いついたのが竹下部屋でした。

悩みや孤独を感じやすい新入社員にとって、同期の存在は大切です。特に中途入社だと、同期がいる環境は意外と貴重だと思っていて。

でもコロナ禍で、その関係性が希薄になりやすいことに危機感を抱いたので、同期が全員集まる時間を定期的につくろうと思いました。


ーー竹下部屋では、具体的にどのようなお話をされるんですか?

僕は経営本部というバックオフィスにいる分、営業やコンサルといった現場の方より、経営陣の意見を聞く機会が多いんですよね。だから、経営陣の思いや考え方を共有するようにしています。新入社員のうちから、「経営陣がどのような考えを持っているか」を知るのは大切なことだと思うので。

そのほか、自分が現場で働いていたときに欲しかった情報や、やってきて良かったことも伝えています。


ーーご自身の経験を活かして伝えているんですね。

現場とバックオフィス、どちらの経験もあるので、あらゆる視点から伝えられることは多いと思います。こういった経歴を加味して、育成責任者を任せてもらえたのだと考えているので、僕にしかない付加価値を存分に発揮していきたいです。

サポーターやトレーナーは研修や通常業務で常に並走していますから、良い意味でも悪い意味でも距離が近い。距離が近いがゆえに、話せないこともあるかもしれないので、竹下部屋では「親戚のおじさん」くらいの立ち位置で新入社員の気持ちをキャッチアップしていきたいなと思っています。

「竹下部屋」っていう名前はダサいんですけどね(笑)。今後は、相撲部屋風のポスターを制作して、大々的にコンテンツ化していく予定です!


ーー周りからはどのような反響がありましたか?

入社月には、トレーナーや現場担当者のもとに同じような質問が集まることがあります。基礎的な疑問を竹下部屋に集約・解決することで、現場ではより深い質問が飛び交うようになったと声をかけてもらいました。

また、新入社員から「竹下部屋があって助かりました」「どんな些細なことも話せました」といった感謝のメッセージが続々と届いて、竹下部屋を始めて良かったなと実感しましたね。まだ始まったばかりのコンテンツですが、竹下部屋の卒業生たちが活躍しているのを見る日が楽しみです。

ビジネスパーソンとしてのスキルを提供したい

ーー人材育成において課題に感じていることや、実現したいことがあれば教えてください。

入社初期の社員に対しての育成制度は豊富で、サポート体制も構築できているのですが、入社半年〜1年ほどの社員へのコンテンツがまだ不十分だと考えています。

今後は、中堅社員がWebマーケター、ひいてはビジネスパーソンとしてレベルアップしていくための制度や育成ツールを拡充していきたいですね。


ーー中堅社員向けの育成制度とは、具体的にどのような内容ですか?

最近では、リーダーポジションの社員向けの「MBACE(MBA×ACEの造語)」や、初めてトレーナーを務める社員向けの「トレーナー研修」を新設しました。

「MBACE」はチームリーダー向けの研修で、ビジネススキルや財務の知識、会食のマナーなど、3ヶ月かけてビジネスシーンにおける実践的なスキルを学べます。


ーーありがとうございます。それでは最後に、サイバーエースへの入社を検討してくれている方にメッセージをお願いします!

僕自身、以前はまったく別の業界で働いており、サイバーグループには知識もスキルもない状態で入社しました。それでも今、一人目の社内全体の人材育成担当という立場にいます。

入社した頃の僕のように、スキルや知識がなくても「成長したい」という気持ちがある方は、サイバーエースに合うと思います。気持ち以外の部分は、すべて一から教えられるので。自分がこれまで培った経験をフルに活かして、みなさんを活躍させます!


取材・文/白石果林

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