こんにちは!株式会社日本技術センターの採用担当です。 本日は、分析・解析・測定業務を担当する実験サポート担当の松木さんにインタビューをしてまいりました。
・日本技術センター入社の決め手
・働きやすさややりがい
・「実験サポート」ポジションについて
・今後の研究や目標
についてお話しして参りますので、「これまで学んだ知識や経験を活かしたい」方や「最先端の技術に携わりたい」方はぜひ最後までご覧ください。
松木さん プロフィール
近畿大学付属高等学校 理数科コースを経て、大阪大学 理学部・物理学科に進学。大学院では素粒子論と物性理論を研究し、博士課程修了後は大阪大学で特任助教として物性理論の研究に従事。 在学中に立ち上げた学習塾では経営と講師業を担当。2024年4月より日本技術センターに所属し、数値シミュレーションを用いた分析・解析・測定業務に取り組んでいる。
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“好き”に没頭した学生時代
―どのような幼少期を過ごされましたか?
勉強への苦手意識はなく、むしろ一つのことを深く調べることが好きな子どもでした。パズルや理科の実験など、いわゆる理系的なことに夢中で取り組んでいましたね。
特に理科の実験は好きで、家でも自分なりに実験を試していました。そうした経験から、自然と研究者への憧れを抱くようになりました。
テニスにも熱中して、朝から晩までテニス漬けの毎日(笑)。一度好きになるととことん打ち込む性格は、今も変わらずに続いています。
―理系に進学されたのも自然な流れで?
そうですね。近畿大学付属高等学校の理数科コースから大阪大学 理学部・物理学科へ進学。大学院も引き続き大阪大学で学び、素粒子論と物性理論を中心に研究に取り組みました。博士課程を修了後は、同大学の特任助教として物性理論の研究を担当していました。
実は、大学院に在学していた頃、友人と一緒に学習塾を立ち上げて、経営と講師の両方を担当していたんで日本技術センターには、2024年4月に入社しました。
知的好奇心に突き動かされ、日本技術センターへ
―塾を経営されていたなか、なぜ転職されたのですか?
塾では、自分が実現したいと思っていたことに取り組み、一定の成果も得ることができました。落ち着いてきた頃に、次は「自分自身の知的好奇心を満たす働き方がしたい」と考えるようになったんです。
もともと研究に携わっていたこともあり、一つのテーマにじっくり向き合う仕事の方が、自分の性格に合っていると感じるようになりました。そこから転職活動を始めましたね。
―日本技術センターに興味を持ったきっかけは?
いろいろな企業を調べるなかで、日本技術センターの募集で見た『SPring-8』というワードに惹かれたのがきっかけでした。
実は大学時代に、一度『SPring-8』の施設を訪れたことがあり、そのときは具体的に何をしている施設なのかまでは理解できず、ただただ圧倒的な規模に驚いた記憶があります。
『SPring-8』が素粒子研究と関わりの深い施設だと知り、自分の知識も活かせるのではないか、と。日本を代表する最先端の研究施設で働けることに魅力を感じ、挑戦してみようと思ったんです。
―最終的な入社の決め手を教えてください。
自分の経験を活かせる環境があったことです。
素粒子論を専門に学んできましたが、この分野は通常、ビジネスに直結することが少なく、企業で直接活かせる場面は限られています。
一方、日本技術センターでは、自分の知識や研究経験をビジネスに結びつけられる可能性を感じたんです。
最先端の技術に携わる手応え
―入社して1年、改めて日本技術センターの魅力を教えてください。
さまざまな企業の知見に直接触れられるのは、日本技術センターならではの魅力だと感じています。
入社してまだ一年という短い期間ながら、最先端の技術に関わっている手応えを感じながら働けています。
他にも大手の半導体企業などはたくさんありますが、ここまで最先端を肌で感じられる職場はあまりないのではないでしょうか。
―働きやすさの面では、どのように感じていますか?
ネガティブな感情を抱いたまま仕事から帰る、ということがないんです。
よく「月曜日は憂うつ」といった話を耳にしますが、ここでは「月曜日が来た…でも、今の職場なら大丈夫」と思える。それは、私だけでなく、周りのメンバーも同じようです。忖度なしで、心から働きやすいと感じられる職場だと思いますね。
―仕事のやりがいを教えてください。
基礎的な知識を学びながらも、同時に結果を求められる環境にやりがいを感じています。
最初は吸収することで精一杯でしたが、最近では、実験に直接役立つような自分なりの解析手法を少しずつ確立できるようになってきました。
自分で工夫して作り上げた手法が実際の業務に活かされ、これから数年は役立てられるという手応えもあり、そこに強いやりがいを感じていますね。―一方で、大変なことも多いのではないでしょうか?
私自身は、あまり「大変だ」と感じたことがないんです(笑)。
毎週必ず何らかの成果を出さないといけない環境ではありますが、それが良いプレッシャーになっていて、むしろ自分にとってはペースメーカーのような役割を果たしています。
大学時代は、長期的なスパンで結果を出す研究スタイルだったのに対して、今は1週間ごとに成果を積み上げていくスタイル。このスピード感は、大学での研究との大きな違いだと感じています。
ナノをとらえる、世界一への挑戦
―今後、松木さんが関わっていく研究はどんなものでしょうか?
『SPring-8』で担当しようとしている実験は、非常に小さな世界を対象にしたものです。最新の半導体を分析・解析し、次世代半導体の開発に役立つデータを集めています。原子スケールの構造を正確に捉える必要があり、非常に難易度の高い分野ですが、今後3年から5年の間に、この領域を確実に「見える」ようにしていきたいと考えています。
―「小さい世界を見る」のは、それほど難しいことなんですね!
世界一を目指しているので、やっぱりかなり難しいチャレンジだと思います。研究者の方たちとも、「ギリギリのラインを攻めてるよね」みたいな話をよくしています。
今は、だいたい4ナノメートルくらい、原子でいうと40個分くらいのスケールまで見えると言われているんですけど、そこからさらに上を目指しているので、簡単なことではありません。でもそのぶん、すごくやりがいがあります。
―今、募集している「実験サポート」ポジション。どういった業務でしょうか?
実験サポートは、設備や環境、運用面から実験を支える役割を担っています。たとえば「この実験なら、こういう器具を使えばいいだろう」といった形で、自ら工夫しながら実験を支援していく業務です。
基本的には、単一のプロジェクトに専任で関わります。プロジェクトが長期間にわたる場合には、ある程度まわり始めた段階で、新たなプロジェクトの立ち上げにも関わる流れになります。
最初は、ご本人がこれまでに経験してきた分野や得意とする領域から関わっていただき、そこからさらにスキルを磨いていくことを想定しています。
―「実験サポート」ポジションの魅力を教えてください。
最先端の研究に直接関わっている実感を持ちながら働けることだと思います。
特に工学部出身の方などは、これまで学んできた知識や技術を、現場ですぐに活かせるチャンスが多い環境です。基礎的な作業も少なくありませんが、そうした基礎の積み重ねがダイレクトに研究成果につながる場面も多くあります。
勉強してきたことがそのまま役に立つ現場に携われるという点は、大きなやりがいになるのではないでしょうか。
―最後に、松木さんの今後の目標を教えてください。
一つの分野に集中して力を磨き、「松木に聞けばすべてわかる」と言ってもらえるような存在を目指していきたいですね。
基礎力を高め、研究者の方々とも対等に議論できるレベルに成長し、リーダーシップも発揮できるよう努めていきたいです。
自分自身の成長を通じて、仲間とともに成果を積み重ね、会社全体の底上げにも貢献していきたいと思っています。
ー松木さん、ありがとうございました!