クレビアス株式会社代表の深澤和重です。
私は16歳で陸上自衛隊の学校に入学し、26歳までの10年間陸上自衛官として勤務しました。
そこから不動産業界への転職を挟み28歳の時にクレビアスを創業しました。この時私は業界経験1年という新参者でした。
今日はクレビアスがどんな会社なのか、どんな想いで作られた会社なのか、またなぜ業界経験1年で起業に踏み切り拡大を続けているのかをお伝えしたいと思います。
まずは簡単な自己紹介から
私は中学卒業後、16歳で地元の山梨県を離れ横須賀にある少年工科学校(現高等工科学校)という陸上自衛隊の高校に入学(入隊)をしました。
高校といえど立場は陸上自衛官(国家公務員)でお給料をもらえる立場でしたので、規律、時間管理、上下関係、そして自衛隊の訓練等とても厳しい環境でした。
親元を離れ、厳しい環境下での全寮制という生活は16歳の若者にはとても厳しく、入学当初の夜は涙で枕を濡らす同期も少なくありませんでした。両親という偉大さ、大切さをこの時初めて痛感しました。
そしてこの厳しい環境を乗り越えることができたのは、約280人の同期という『仲間』がいたからです。共に支え合い、励まし合い、時には共に歯を食いしばる『仲間』の大切さを身をもって感じることができました。
少年工科学校を卒業後、26歳までの約10年間を陸上自衛官として栃木県、アメリカ(テキサス州・バージニア州)、三重県と各所で航空機(主にヘリコプター)の整備士として勤務をしました。
自衛隊は日本最大の組織です。10年間の自衛隊生活の中で私はこの組織の大切さ、強さ、そして仲間と作る組織の楽しさを学ぶことができました。そして自分もいつか大好きな仲間を集めて良い組織を作ってみたいと考え始めるきっかけにもなりました。
26歳で都内の不動産会社へ転職とそこで感じた業界の違和感
26歳で10年間務めた陸上自衛隊を退職し、都内の不動産会社に就職をしました。
これまで自衛隊以外の就職もアルバイト経験もない私にとってはすべてが新鮮で、また覚えることは膨大でした。しかし自衛隊時代に鍛えられた体力と精神力のおかげて1年目は誰よりも仕事をした自信があるほど睡眠時間も削り仕事と宅建の勉強に打ち込みました。
その結果、1年目で18件の売買契約成約(仲介)、宅建も一発で合格することができました。
当時私は、売買部に所属をし1棟収益不動産の売買仲介を担当していましたが、その時に流行っていたのが『中間省略』という売買手法です。中間省略という手法自体は違法なことではありませんが、これに合わせて銀行提出用の書類の改ざん等の嘘が横行していました。
書類を改ざんし多額を融資を顧客に受けさせ、より規模の大きい不動産を買わせるという明らかにおかしいことです。「不動産投資で儲かる」という甘い言葉に誘われ、自身の購入規模をはるかに超える不動産を購入している方を多く見てきました。
これによりかなりの利益を得た不動産会社も数多くありましたが、私は違和感しか感じませんでした。誰かに嘘をついてする仕事は全く面白くないしそんな仕事は絶対にしたくない、そして誰のためにもならないと。
私は当時から【目先にとらわれず噓をつかず真っすぐに良い仕事をしていれば必ず将来につながる】と自らに言い聞かせ営業をしていましたし、これは今も変わることはありません。そしてこの想いをみんなが持った良い組織を作りたいと思い起業に踏み切りました。
《今、目の前にいる「人」に尽くす》クレビアス創業
※創業2年目に取締役の片谷と一緒に作った机です。
《今、目の前にいる「人」に尽くす》とはクレビアスの経営理念です。
私たちは不動産屋さんの前に「人」です。「人」として成長できない人間が仕事でいい成果を出し続けることなんてありえません。一緒に働くスタッフには、
「人」としてカッコいい生き方をしてほしい。
私はこう思っています。
嘘はつかない、人の悪口は言わない、困っている人がいたら助けてあげる、気持ちのいい挨拶をするなど、どれも小学校で教えられる当たり前のことです。しかしこの当たり前のことができない大人は沢山います。
当たり前のことを当たり前にきっちりやり、今自分の目の前にいる「人」の為に尽くす生き方や仕事を真っすぐやっていれば将来必ず自分にいい形(結果)となって返ってきます。
私たちと一緒に今あなたの目の前にいる「人」に尽くす生き方をしませんか?これは教えられてすぐできることではありませんし私も反省の繰り返しです。でも毎日毎日意識をして自分に言い聞かせ自分に浸透させていけば必ず人としてカッコよく成長していくと思います。
権力やお金があっても例えばお店の店員さんに偉そうにしている人を見たらカッコいいとは思いませんよね。それよりいつも笑顔で誰に対しても謙虚で変わらない自分で接している人を私は最高にカッコいい大人だと思います。
誘惑の多い世の中でもあります。でも自分の信念を持って生きていればそんな誘惑に負けることなんて絶対にありません。