こんにちは。
犬猫の健康と幸せに本気で向き合うスタートアップ、株式会社ハグオール代表の梶谷です。
今回は、ハグオール初のインターン生として働き、来春、新卒1期生として入社する大関さんをご紹介します。
求人が出ていない時期に、自分から3度も連絡をくれました。その存在は、ハグオールが本格的に新卒採用へ踏み出すきっかけの一つになりました。
なぜ、地元を離れ、移住してまで。半年間のインターンで、何を感じたのか。話を聞きました。
「愛犬に生肉を食べさせる女社長」——最初の出会い
はっきりとは覚えていないのですが、「愛犬に生肉を食べさせる女社長」というリールを見たことが、HUGBOXとの最初の出会いだったと思います。そこからInstagramを見るようになり、「一緒に働きませんか?」という求人の投稿や、愛用者さんのインタビューをよく眺めていました。
先代犬は、晩年に癌やてんかん、心臓病、歯周病、白内障、皮膚炎と、いくつもの病気を抱えていました。当時の私は、「老犬になれば、みんなこうなるものなんだ」と思っていました。
そんな中でHUGBOXと出会い、犬の食事について初めて深く考えるようになりました。「犬のごはん=カリカリ」を疑ったことすらなかった私にとって、「犬本来の食性」という考え方や、生食という選択肢を知ったことは、大きな衝撃でした。
先代犬が亡くなって4年後、保護犬を迎えました。「この子の食事は、自分なりにもっと考えて選びたい」。その気持ちが強く、HUGBOXを試したいと思いました。ちょうど新規受付を停止していた時期で、余計に「早く試してみたい」という気持ちが募ったのを覚えています。
愛用していた頃は、「自分なりに、この子のためにできることをしている」という安心感がありました。同時に、先代犬にしてあげられなかったことへの未練が、少しずつ解けていくような感覚も。もともと食いしん坊な子でしたが、HUGBOXが届くと「あ、ごはん届いたよ!」と話しかけたり。愛犬との会話や時間が増え、1年ほど経つ頃には、以前より絆が深まったように感じていました。
「今だ!」——3度目の正直で、移住を決めた
一言で言うと、「今だ!!!」と思ったからです。
愛用するうちに、「自分も生食やHUGBOXを広めたい」「ハグオールの一員になりたい」と思うようになりました。周りの反応を通して、生食はまだ一般的な選択肢ではないと感じることも多くて。「自分がインフルエンサーだったら発信できるのにな」と考えたこともあります。でも、明日から急にインフルエンサーになれるわけでもありません(笑)。だったら、届ける側の一員になるのが一番現実的だと思い、最初の問い合わせをしました。
当時は婚約者がいたことや、地元を離れる不安もあり、求人のリールを見ながら迷っている段階でした。環境が変わったタイミングでもう一度問い合わせましたが、その時も採用には至りませんでした。
就職活動では他業界も受け、内定もいただいていました。それでもずっとハグオールが頭の中にあって、「本当にこのままでいいのかな」という気持ちが残っていました。
その後、卒業時期が延びて前期を休学することになり、半年という時間ができました。いろいろな変化が重なって、「今の自分なら、どこにでも行ける」と思ったんです。就活をやり直せることも、私にとっては「もう一度、本当に働きたい場所を選べる機会」でした。
——HUGBOXで働きたいなら、今言わなきゃ。
そう思って、3回目の連絡をしました(笑)。3度目の正直で面接の機会をいただき、滋賀へ移住して、インターンを始めることになりました。
最初の仕事はインターペット。「正解を選ぶ」から「まずやってみる」へ
ハグオールスタッフとしての最初の仕事は、インターペット東京2026でした。マーケティング業務を始める前に、実際にお客様と接し、対面で商品を届ける経験ができたこと。これが大きかったです。「HUGBOXを一人でも多くの方に届けたい」という想いや、お客様との距離を大切にするブランドであることを、肌で感じられました。
だからこそ、その後SNSマーケティングを担当したときも、「この投稿の先には、実際のお客様がいる」「誰に、何を届けるための投稿なのか」をイメージしやすかったと思います。
とはいえ、最初の1か月は正直、訳も分からないまま必死でした。マーケティング経験はゼロ。SNSを積極的に運用していたわけでもなく、大学も栄養系。右も左も分からない状態から、「何か役に立ちたい」「結果を残したい」という気持ちと勢いで走ってきた半年間です。
最初は、会社のトンマナを崩さず「正解を選ぶこと」を意識していました。でも途中から、正解を探し続けるよりも、「まずやってみる」「結果を見て改善する」ことのほうが大切なのでは、と思うようになりました。社長が話していた「整った仕組みがないからこそ、自分たちでつくっていく」という言葉の意味も、少しずつ理解できた気がします。
「この方法で投稿してみたい」「こういう意図でやってみた」「こっちのほうがいいのでは?」。自分の考えを聞いてもらい、実際に試させてもらえる環境だからこそ、自分から「やってみよう」と動けることが増えました。仕組みを一からつくるのは大変ですが、その分やりがいもあります。まだ自分が未経験だからこそ、これから知識やノウハウを身につけて、チームの負担を減らせる存在になりたいです。
中で働いて、変わった印象・変わらなかった印象
お客様だった頃は、当然ながらHUGBOXの表側しか知りませんでした。入ってくるのは完成した情報ばかりで、「すごい商品」「みんなHUGBOXが好き」「今すごく伸びているブランド」という、ある意味"完成されたブランド"の印象を持っていました。
実際に働いて一番変わったのは、その印象です。いい意味で、まだまだ発展途上で、これからつくっていける余白がたくさんあるブランドだと感じました。どんな目的でこの施策をしているのか、スタッフがどんな想いで働いているのか、今どんな課題があって、これから何に挑戦していくのか。お客様の頃には見えなかった「ハグオール側」の視点が、大きく広がりました。
一方で、働いても変わらなかった印象があります。「お客様との距離を大切にしていること」です。
愛用者だった頃、愛犬のごはん時間の投稿をコメント付きでリポストしてもらったことや、愛犬が亡くなった際に追悼のお花を届けていただいたことがありました。決して特別なお得意様だったわけではない、いち愛用者の愛犬まで大切にしてもらえている。とても嬉しかったです。特にお花はまったく予想していなくて、傷心中の自分に少しだけ心の余裕をくれた、その心配りが強く残っています。
働き始めてからも、その姿勢を何度も感じました。特にCS対応です。「飼い主さんはどんな気持ちでこのメッセージを送ってくださったのか」「どんな返信なら安心してもらえるか」「この言葉は誤解を生まないか」。一つひとつの言葉を丁寧に考える姿を見て、表から見えていたHUGBOXらしさは、中で働くスタッフによって本当につくられていたんだと感じました。
一番心に残っているのは、デイジーくん・ふうちゃん
インターペット大阪2026で、「デイジーくん・ふうちゃん」と飼い主さんにお会いできたこと。飼い主さんがブースにいらしたとき、ちょうど私が対応しました。背負っていたカゴリュックの中に見覚えのあるわんちゃんがいて、思わず「デイジーくん!ふうちゃん!……のママさん!」と嬉しくなってしまって。イベント前に、私がその子たちの体験談をInstagramで紹介していたこともあり、顔と名前が一致している数少ないハグラー犬のひとりだったんです。
お話ししていると、飼い主さんから「この間Instagramでうちの子たちを見かけて、あんなふうに紹介してもらえて嬉しかった。ペットイベントには来たことがなかったけれど、せっかくだから初めて来てみた」と言っていただきました。
自分がつくった一つの投稿が、画面の向こうの飼い主さんにちゃんと届いて、その方が実際に足を運ぶきっかけになった。それが、本当に嬉しかったです。
何万人ものフォロワーに見てもらうことも大切ですが、その中の一人にきちんと届いて、喜んでもらえること。それも、私がSNSを運用する大きな意味の一つだと感じています。
1期生として、つくりたいもの
一番は、この先も続いていくブランドを、初期からつくってきたメンバーの一人になることです。過去に問い合わせた時は、何度か見送りになりました。それでも今、インターンとして働き、来春には新卒1期生として入社する機会をいただきました。「今回のインターンが、これから新卒採用を積極的に行っていくきっかけの一つになった」と聞いた時は、本当に嬉しかったです。
挑戦したい大きな目標は、「仕組みをつくること」です。今はSNSマーケティングを中心に担当しています。SNSは何が伸びるか分からない面白さがある一方、小さな発信がブランドイメージに影響する難しさもあります。だからこそ積極的に学び、試し、数字を見て改善したい。ブランドらしさを守りながらHUGBOXの魅力を届け、オーガニック経由の成果を伸ばしたいです。そして、身につけたノウハウを自分だけのものにせず、何年先にも引き継げるよう、マニュアルや仕組みとして残していきたいと思っています。
社長との面談では、よく「HUGBOXで働けるだけで嬉しい」と答えていました。改めて「どうして自分はこんなにHUGBOXで働きたいんだろう」と考えたとき、たどり着いたのが、「HUGBOXに恩返しと貢献がしたいから」という答えでした。
HUGBOXと出会ったことで、犬本来の食性や生食という選択肢を知り、先代犬にもっとできることがあったのではと考えるきっかけをもらいました。これから迎える子には、先代犬にしてあげられなかったことをしてあげられる。それが、自分の中に残っていた未練を、少しずつ解いてくれるようにも感じています。今度は自分が届ける側になって、HUGBOXを知るきっかけを、一人でも多くの飼い主さんにつくりたいです。
いつか挑戦してみたいのは、新商品の企画です。特に、季節や行事に合わせた限定商品。私は愛犬と「同じものを一緒に食べる時間」が好きで、煮りんごやスイートポテト、野菜スープを作ったり、誕生日やお正月には、HUGBOXを使ったケーキやおせちを作ったこともあります。「おいしいね」と同じものを一緒に楽しめる時間が、私はとても好きなんです。いつか、HUGBOXらしい行事食を、商品として形にしてみたいです。
迷っている就活生へ
就職活動をしていた頃、エージェントに「ハグオールで働きたい」と話しても、当時は新卒求人がなく、他社を紹介してもらって進めていました。周りの意見を聞くことも大切です。でも、最後に自分の人生を選ぶのは、自分です。私は一度、別の会社への入社を決めかけました。それでも「ハグオールで働きたい」という気持ちが消えず、最終的には自分から3回連絡しました(笑)。
求人が出ていない。住んでいる場所が遠い。経験もない。諦める理由は、いくらでもありました。
それでも、動かなければ、何も変わらなかったと思います。周りの意見だけで決めず、自分が「ここで働きたい」と思う気持ちにも、正直になってほしいです。人生は一度きり。迷ったら、まず行動してみる。その一歩が、思ってもみなかった未来につながることも、あると思います。