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「天地人の営業エース。脳内は、毎日の積み重ねを大切に」事業開発 白坂 滋行 l\\てんちびとインタビューVol.20

皆さんこんにちは! 天地人の学生インターンの鈴木です。

天地人(てんちじん)は、衛星データを使った土地評価コンサルを行っているJAXA認定ベンチャーです。地球観測衛星の広域かつ高分解能なリモートセンシングデータ(気象情報・地形情報等)や農業分野の様々なデータを活用した、土地評価サービス「天地人コンパス」を提供しています。

今回は、てんちびとインタビューの第20弾として、天地人の事業開発 白坂さんにインタビューします! 月1回、天地人の社員を紹介しています。

白坂 滋行(しらさか しげゆき) プロフィール
東京都出身で、大学時代は経済学を専攻。
新卒で出版社に入社し、営業・編集者として働く。
その後、GISに関係の仕事を経て天地人に入社。
天地人では、事業開発として「天地人コンパス 宇宙水道局」に関する業務に携わる。
打ち合わせ中のメモは、3COINSの8.5インチ電子メモパッドへ。
趣味は水泳。
好きな野菜はネギ。

営業力の源泉

白坂さんは、天地人でどんなお仕事をしていますか?

行政関係の営業職ですね。「天地人コンパス 宇宙水道局」を普及するために、地方自治体様向けにセミナーを開催したり、お客様のサポートを行ったりすることが仕事です。

※「天地人コンパス 宇宙水道局」
衛星データと水道管情報と AI を使って、効率的に漏水リスクを評価するシステム。

天地人で自治体営業を行うようになったきっかけを教えてください。

私は新卒で出版社に入り、営業や社会人としての基本的な部分をたくさん教わりました。2社目は、GISに関係する会社で新規事業の立ち上げを担当していたので、GISの技術的な部分もわかるようになりましたし、自治体相手に新しく仕事を取ってくるための営業力も身につきました。今までのキャリアを活かして、天地人では自治体に向けた仕事を担当しています。

まず、新卒の会社のお話をお伺いしたいです。

私の新卒時代は、今のように転職が一般的ではなく、私もこの会社で定年まで過ごすんだろうなと考えていました。「企業=家族」という昔ながらの雰囲気の職場で、一体感がとても強く、同僚全員で出かけたりしましたし、支店に野球部もありました。
一番最初の上司の営業係長は、新卒の私に電話営業やローラー営業などのノウハウを、手とり足とり教えてくださいました。この上司から教わった仕事への姿勢は今も大切にしています。この恩は一生忘れないと思います。

※ローラー営業
一件一件徹底的に営業をすること。当時は、高層ビルの最上階から1階ずつ下がり、最後には1階に入居する企業まで、入居する全企業に対してしらみつぶしに営業をかけることもあった。

当時の上司から教わった、仕事に対する姿勢とは?

新卒のときの上司は、管理職ながら事務所内で一番多く電話していましたし、営業成績もトップでした。コツコツと、目の前のことを続ける大切さを学びました。

出版社時代の白坂さん

2社目に転職された経緯を教えてください。

若手として働いていた当時、地下鉄の駅に売店があり、本や雑誌、新聞などの紙媒体がたくさん売られていました。しかし、2000年代に入るとインターネットが徐々に台頭しはじめ、紙媒体がデジタルに置き換わり始めました。そこで、危機感を感じ始めたんですよね。

もう一つ、たまたまGIS(地理情報システム)の会社に取材する機会があって、直感的に「GISの時代が来る」と感じたので、GISの会社に転職することを決めました。

2社目ではどんなお仕事をされていたのですか?

航空測量会社で、新規事業の営業を担当しました。
最初のうちは数字が上がらず苦労の連続でした。「どうやったら受注できるんだろう」と試行錯誤の毎日でした。提案するときには、GISのソフトウェアも使いましたし、提案方法もたくさん研究しました。当時の上司にはたくさん怒られましたが、前向きにヒントを与えてくれたので、諦めずに続けることができましたし、気付きや発見がたくさんありました。諦めずに続けていると、結果がついてきたんですよね。

この経験は今も活きていますし、営業の基礎が固まったので、当時の上司には感謝しています。


水泳と、営業。考え方につながりが。

話は変わりますが、白坂さんは水泳が趣味だそうですね。
私は5歳から水泳をやっていましたが、社会人になってからはやっていませんでした。約15年前に、引っ越した新居の近くにたまたまスイミングクラブがあって、再開したんですよ。そのスイミングクラブでは、年に1度、大会が開かれるのですが、参加者が多くて金メダルが取れないんですよね。

今は毎週末に1,500m泳ぐことにしていますが、ここ数年、コロナの影響もあってメダルから疎遠となっており、最後にメダル(銅)を取ってから4年も経っていました。
どうしても金メダルが取りたくて、「0.1秒でも早く着くためにはどうしたら良いか」「練習前日はお酒を控える」など、試行錯誤の連続で、今も大きな壁とぶつかっています(笑)

小さい頃、水泳をする白坂さん

白坂さんは、水泳と営業の両方で試行錯誤されているのですね。

新卒のときの上司や、2社目以降の上司からも、コツコツと続けることの大切さを学びました。水泳もコツコツと練習をしないとタイムが伸びないですし、私は何事にもコツコツと取り組むようになったと思います。

新卒からみて、白坂さんの軸に変化はありましたか?

私は、1社目までは将来をぼんやりとしか考えていなかったのですが、航空測量会社に入ってGISが専門になったことで、「GIS×営業」で生きていこうと考えるようになりました。

2006年頃から宇宙ビジネスが台頭し始めて、GIS+宇宙で提案の幅を広げられる会社を探しました。天地人は数年後、間違いなくそのようなソリューションができると感じたので、入社を決めました。


営業職をする上での心構えとは。

昔の自分に一言、言葉をかけられるとするならどんな言葉をかけますか?

もっと勉強しなさいと言いますね。今も試行錯誤しながらいろんなことを勉強しているし、常に勉強してないと、学習した時点で古くなってしまうので。

天地人で仕事をするときに心がけていることを教えてください。

営業活動の際は、お客様からヒアリングした貴重な情報源をもとに、「次はいつ何をすべきか」判断して記録を残すようにしています。そうすると、勝手に毎日のやることがリスト化されて、一目見て管理できるようになるんですよね。

また、感情を持ち込まずに、毎日の仕事を進めることも大切にしています。勉強と試行錯誤を続けながら、数字に基づき主観的にならず、客観的な視点を意識しながら仕事をするようにしています。

最後に一言お願いします。

「ローマは一日にして成らず」という言葉があったと思います。大きなことを成し遂げるためには、継続的な努力が必要です。よく考え→すぐに実行→客観的に検証→次はどうする?と根気よくコツコツと積み重ね続けると、最後に大成すると思います。
天地人では、これからもメンバーも増えていくと思いますし、メンバーと一緒に新しい世界を作っていくため、見えない苦労も分かち合いながら頑張りたいです。


以上、白坂さんのインタビューでした。
これからも天地人のメンバーにインタビューしていくので、お楽しみに!

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