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リーガルテック事業の開発裏話!130の事業アイデアの中から「アガルート AIリーガルコモン」を選んだ!?事業開発者の取締役に突撃!インタビュー!【後編】

こんにちは!アガルート広報の安藤です。

今日はアガルートの新規事業「アガルート AIリーガルコモン( https://ai-common.com/jp/ )」について、担当役員の阿部にインタビューしてきました!

サービスの概要は、前編で聞けたので、

【スタートアップあるある】一人総務や一人法務の強い味方!?現場部門の力になる「アガルート AIリーガルコモン」担当役員に突撃!インタビュー!【前編】
https://www.wantedly.com/companies/company_4804130/post_articles/204061

後編では、このサービスの開発裏話をご紹介いたします!


新規事業の開発コンセプトは、

「教育」×「法律」×「イノベーション」×「面白さ」


ー 「アガルート AIリーガル コモン」の名前の由来を教えてください。

キーワードとして「AI」と「リーガル」の二つは、必ず入れたいと考えていました。「コモン」は顧問契約などの顧問ではなく、common senceのコモン(公共の、公の)から取っています。これはこのサービスが、「広く一般的なものとして、多くの皆様にご利用いただけるものとなるように」との願いからつけさせていただきました。


ー アガルートはこれまで資格予備校として事業を展開してきましたが、なぜ新規事業を?しかも、なぜリーガルテック事業…?

当社には、弁護士の方をはじめ多くの士業者、有資格者が在籍しています。それぞれが専門分野において、高い知見、豊富な経験を持つ優れた人材であり、これらの知見、経験を広く実際のビジネスの場で活用することを検討していました。

具体的には、2018年より新規事業の検討に入り、凡そ130の事業化候補リストを作成。この130の事業アイテムのなかから、もっとも既存事業と親和性が高く、かつ社会的にも意義のあるものとして、AIリーガル コモンの検討に着手することとなりました。この段階で、最もこだわったところは、「社会課題を解決できるか」という点です。AIリーガル コモンはこの点からも非常に意義あるものだと考えています。

因みに、新規事業のコンセプトは、「教育」×「法律」×「イノベーション」×「面白さ」でした。


ー なるほど。確かに既存のアカデミー事業とのシナジーも期待できそうですね。

そうですね。なにより、当社メンバーが持つ知識や経験を、より多くの方にご活用いただきたいと考えました。加えて、資格予備校として、司法試験をはじめ毎年多くの合格者を輩出しておりますが、合格者の皆様に、それぞれの専門性を最大限に活用いただくことが出来る「ビジネスの場」を作り出すことも強く意識しました。当社の講座を活用して合格して頂き、合格後は当社で資格を活用した専門性の高いお仕事に従事頂くことが出来ればと考えました。

将来、AIが士業の仕事を奪って行くなどとも言われておりますが、むしろ士業者、有資格者自らが、最大限にAIを活用して行くことで、AIでは実現出来ない高品位なリーガルサービスのご提供が可能になると思っています。


ー ちなみに、社会課題を解決できるかという点にこだわったとのことですが、このサービスでどういった社会課題が解決できるのでしょうか?

知らないことがリスクとなるビジネスの現場において、安価で使い勝手のよい法律相談サービスをご提供することで、無用なトラブルを防止、万一トラブルが発生した場合はこれを迅速に収束させ、不要なリスクをヘッジすることを可能とし、多くの事業者様が本業に集中することが出来る状況をご提供、特に中小規模の事業者様のビジネスにお役に立つことが出来ればと考えています。


ー ありがとうございます。「リーガルテック」よく聞くワードではありますが、なにを意味しているのか教えてください。

フィンテックに代表される〇〇テックですが、ここで言うテック(テクノロジー)は、主にAIとブロックチェーンに代表される認証技術との組み合わせとなります。テクノロジーを活用して金融(フィナンシャル)の規制やルールを乗り越える事業・サービスをフィンテックと呼ぶように思いますが、AIなどのテクロジーを活用して、リーガルサービスをより便利に、より使い易いものとするものがリーガルテックであると考えています。


リーガルテック事業は、サービスの質やサービスの社会的意義で市場占有率が決定するような業界であって欲しい


ー なるほど。今後リーガルテック市場はどうなると考えていますか?

2020年が日本におけるリーガルテック元年になると思います。いままでも、リーガルテック分野で活動される事業者は存在しましたが、それぞれの得意領域でほぼ独占的に存在しており、市場を取り合うような状況にはありませんでした。競争がないので、事業者間の切磋琢磨もありませんでしたが、今後はそういうわけにはいかないと考えています。


ー 他のリーガルテック事業者をどう思っていますか?

私たちとは、開発アプローチが異なるように考えています。具体的にはテック部分を自社開発しようとする事業者が多いように見ています。ただ、開発アプローチの如何を問わず、リーガルテック事業は、サービスの質やサービスの社会的意義で市場占有率が決定するような業界であって欲しいと思っています。


ー AI リーガルコモンの話に戻ります。この事業はどのような体制で開発を進めたのでしょうか?

2019年9月のα版提供開始まで、新規事業の担当者として私がコツコツ作っておりました。開発期間は、およそ半年。スピード優先で、かつ抜け漏れがないよう心掛けて開発にあたりましたが、NTTコミュニケーションズ様をはじめ、ご協力いただいた関係各社様には改めて御礼を申し上げたいと思います。

現在は、私の他、プロジェクトマネージャー、DBエンジニアの3名体制で運営を行っています。社内のアカデミー事業のメンバーにもサポートしてもらい、サービスの拡充に努めています。特に、マーケ室のメンバーにはかなり強力にサポートしてもらっています。

また、事業運営部門とは別に、リーガルデータベース構築、及び相談対応を行うため弁護士チームがワークしております。既に相当数の弁護士が本サービスに参加しておりますが、今後本サービスの伸長に伴い、弁護士チームも増員していく計画です。




質の高いデータを大量に構築することで、リーガルテックと呼ぶことが出来るビジネスとすることができる


ー 開発期間が半年ってかなり短い気がするのですが…。

そうですね。かなり短期間で構築することが出来たと思います。通常、新事業の構築に際しては、下記のようなドキュメントを作成しますが、工数削減のため結構スキップしてしまったので、現在後追いで作成しているところです。

===

1-0 FS(フィージビリティスタディ)

1-1 事業計画書(資金計画~EXITプランまで)

1-2 概要説明書

1-3 提供条件書

1-4 業務要件書

1-5 システム要件書

===

アジャイルモデルは嫌いなので、古式ゆかしいウォーターフォールモデルで開発を進めました。


ー FS(フィージビリティスタディ)って…?

新規事業への参入や新商品の発売を検討する際の検討項目で、市場性や採算性、技術的実現性が主な評価項目です。その他、自社の業務遂行能力、法的規制、市場動向、競合他社状況も評価項目となります。

AI リーガルコモンの検討に際しては、中小事業者様向けにサービスをご提供される事業者様や、他のリーガルテック事業者様にもヒアリングを行いましたが、どなたに伺ってもAIリーガル コモンのコンセプトに興味を持っていただくことが出来ましたので「事業性有」と判断しました。


ー ありがとうございます。ちなみに、AIエンジンは、NTTさんのお力を借りているとのことですが、テクノロジーは自社で開発しないのでしょうか?

AI技術、ブロックチェーン等の認証技術を自社で構築することはできても、自社でテック部分の改良や改変を日々行うことは、非常に難しいと考えています。当社には、士業者、有資格者が多数在籍しておりますが、残念ながらシステム開発事業者ではないため、多数のエンジニアを採用することは現実的ではないということもあり、現在は自社で開発することは考えていません。但し、仕様や要件を決定するなどの、所謂上流工程は、これからも自社で担って行くことになりますので、システム系のメンバーを拡充して行くことも必要だと感じています。

とは言え、大きな切り分けとしては、AIテクノロジーについては、連携するNTTコミュニケーションズ様に担っていただき、当社は士業者、有資格者の部分で更に専門性を生かしていきたいと考えています。


ー AIエンジンは、何故NTTコミュニケーションズ社のCOTOHAを選んだのでしょうか?

AIサービスの肝は、データベースとAIエンジンの二つとなります。データベースについては、当初より社内の弁護士チームが構築を担当することとしておりました。一方、AIエンジンの選定については曲折がありました。

具体的には着手していたAIエンジンの開発を中断し、プロジェクトの途中からNTTコミュニケーションズ社のAIエンジン「COTOHA」を採用、これに必要な機能を追加開発、AIリーガル コモン用にカスタマイズを行うといった、非常に大きな方針転換行った上で、かつ短期間で開発を行うということとなりました。

これは、民法改正など2020年4月に予定されている大きな環境変化にしっかり対応するために、一定のリードタイムを以て、このサービスをリリースしたいという強い思いで行ったことではありますが、ご尽力頂いた開発ベンダーの皆様には、本当に感謝をいたしております。


ー AI リーガルコモンのデータベースの部分の強みって何ですか?

AIリーガル コモンで利用するリーガルデータベースを構築するためには、非常に高い専門性が要求されます。また、AIの活用に堪えるデータベースのボリュームも必要です。 つまり、質の高いデータを大量に構築することでのみ、リーガルテックに資するビジネスとすることが出来ますが、これは容易なことではありません。このリーガルデータベースにおける質と量の問題を自力でクリア出来ることが、当社の一番の強みだと思います。

AIリーガル コモンは、まず弁護士領域からデータベースの構築を行っておりますが、社会保険労務士、行政書士など他士業分野への拡大も計画しています。

リーガルデータベースですので、当然に法改正や新しい規定等に対応する必要がありますが、一度構築したデータベースの内容を適宜更新することを考えれば、これを行うことが出来る事業者は決して多くはないと思います。

他社は真似できないモデルであること、質の高いデータを大量に構築することができることが、AI リーガルコモンの強みなんですね。

それにしても、社内でも、130の事業アイデアの中から採用されたものであると知っている人は少ないのでは!?と思いました。

これから拡大していくサービス、わくわくしますね!

一緒にわくわくしながら働きたい!という方は、話を聞きに行きたいからご応募ください。

アガルート AIリーガルコモンサービスページ: https://ai-common.com/jp/

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