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履歴書に「体脂肪率は10%です。体力には自信があります!」と書き、今では行政書士界隈で知らない人はいない人気講師となった豊村講師にロングインタビュー

アガルートの中でも受講生の多い行政書士講座を担当している豊村講師にロングインタビュー!

ぎっしり詰まった内容で、前編・中編・後編の3部作でお届けいたします。

まずは、前編!スタートです!

大学3年生の夏に猛勉強をし、わずか2カ月の勉強期間で合格。

その後、大手資格予備校で講師を務め、アガルートへ移籍。

「授業が楽しすぎる」と言われ、行政書士界隈で知らない人はいない人気講師への道を駆け上がった豊村講師の学生時代とは。



令和元年度合格祝賀会での一枚!


ー現在の業務を教えてください。

アガルートで行政書士試験の講座を担当しています。

担当している基幹講座の『入門総合カリキュラム(初学者用)』『演習総合カリキュラム(中上級者用)』をはじめとする、様々な講座の収録を平日に行っています。*

週末は、ゼミといって直接教室に来てもらって講座を開いたり、個別受講相談であったり、直前のイベント(各種FES)を行う感じです。


*アガルートアカデミーは通信講座を中心としているため、受講生に配信する講座の動画を収録しています。

改正民法解説講座 ガイダンス 豊村慶太講師|アガルートアカデミー行政書士試験
https://youtu.be/DS7sdQT-iqI


ー 平日はスタジオでの収録、週末や祝日は受講生と実際に顔を合わせるという感じですかね?

そうですね。ゼミは日曜日に2クラス担当していて、計7時間ほど喋るので、終わった後はかなり疲労感があります。

ー7時間も…それは確かに疲れますね。ここまで聞いておいてなんなのですが、そもそも「行政書士」ってどんな資格なのでしょうか?

官公署に提出する許認可の書類作成業務がメインの業務ということになるかと思います。僕が仲良くさせていただいている実務家の先生は、大きく3つに分かれる印象です。

1つめは、許認可業務を徹底している先生です。建設業だったり外国人関係だったりと専門分野は違うものの、許認可業務をプロとしてやられている方々ですね。

2つめは、相続・遺言分野に特化されている方々ですね。アガルートで実務家講座をご担当の東先生はこのタイプですよね。

3つめは、行政書士事務所も構えて諸々の許認可業務も行いつつ、それにとどまらず、株式会社を立ち上げて自分のビジネスを展開するタイプです。仲のいい黒沢レオ先生はそのタイプですね。民泊業務・ドローン関係のみならず、自分が興味のあるスポーツ分野にまで事業展開しています。政府関係の会合にも呼ばれているらしいです。彼は会うたびに仕事が拡大していて、目がキラキラしていて眩しいですね。


ー なるほど。同じ資格をとっても人によってその活かし方はそれぞれなんですね。



LEC時代の講義風景

履歴書に「体脂肪率は10%です。体力には自信があります!」と書いて講師に


ー 大学では何学部に…?

早稲田大学の社会科学部という学部です。

ー 法学部ではなかったんですね!?

単位として「憲法」や「民法」はありましたが、法学部ではないですから、法律をまともに勉強する機会はありませんでしたね。

あと、僕が通っていた頃の大学って、全然通わなくて期末試験だけ友達のノートを頼りに受ければ単位がもらえたような時代だったんですよ。だから、大学にはほとんど行かずにカラオケ屋で週5とかバイトしてましたね。そのおかげで大学生の割にはお金を持ってました(笑)。

ー 楽しそうです(笑)法学部以外の学部から、大学3年生の夏に猛勉強をして、2カ月弱で行政書士試験に合格したとのことですが、行政書士を取ろうと思ったきっかけを教えてください。

大学3年生の夏休みに大学の友達と高田馬場の本屋さんに行ったんですよ。そこに色々な資格試験の本が並んでいて、その中に行政書士試験の参考書があったんです。当時は不況で資格ブームみたいな感じだったんです。その中でたまたま表紙が一番派手だった行政書士試験に目が留まったという感じです。

ー では、その時に目が留まったテキストが他の試験種だったら行政書士試験を選んでなかったということですか?

あー確かに。そうかもしれないですね(笑)

ー 学習に対しての取り組み方はどのようなものだったのでしょうか?

やるからにはモチベーションを高めた方が良いだろうということで、友達とちょっと高めの時計を賭けることにしたんです。合格したら友達が僕に時計を買ってくれるというわけです。

その友達は、大手広告代理店D通に就職したいという希望があったので、お互い時計を賭けて勝負しようということになったわけです。彼がD通の内定をもらったら僕が彼に時計を買うということで。

ー 猛勉強した時の方法は、自己流ですか?

完全に自己流の独学です。模試だけはLECの全国模試を受けた記憶があります。

ー 猛勉強した時の勉強方法を教えてください。

当時は、現在みたいに資格スクールの体系的な講座もあまりなくて、書店で教科書と過去問集を買ってきて勉強する感じですね。

カラオケ屋のバイトもやめていて、大学生の夏休みですから、時間だけは腐るようにあったので、誇張ではなくご飯とお風呂以外は勉強していました。

そもそも受験を決意した時点で、本試験まで残り約2ヶ月だったので、そのくらいやらざるを得なかったんですよね。
法学部出身ではないですから、体系的理解とかはできないので、とにかく「量」をこなしました。テキスト・過去問集はそれぞれ50回から60回くらいは回した気がします。2ヶ月で完全に背表紙の糊付けが剥がれていた思い出があります。
過去問集はLECの体系別過去問集を使っていたんですが、最後の1週間は当時TACから出版されていた年度別の過去問集で10年分解きました。

10年分解いて1問も間違えないレベルに達していたので、少しは自信が持てました。

ー 糊付けがはがれるまで…!!かなり勉強されていた様子ですが、模試の成績はどうだったんですか?

最初の方は惨憺たる結果だったんですが、知識が定着していくにつれて急上昇しました。最後は全国5番だか7番だったと思います。1番は取れなかったけど、1桁の奇数番だったことは覚えています。

ー すごい…では、実際の試験も…?

本番も無事に合格することができました。

合格通知が届く日の東京が、歴史的な大雪の日だったことも妙に覚えていますね。

ー ちなみに、大学卒業後はすぐに講師に?

いえ。しばらくは全然関係ない業種をやっていました。その間はほとんど法律も学習していないですね。

ー そこから講師になろうと思ったきっかけを教えてください。

自己研鑽で何か資格でも取ろうかなと思って、たまたまLECのホームページを見たら、行政書士試験の講師募集が出ていたんですよ。

それで面白そうだなと思って応募してみたのがきっかけです。


ー すんなり採用されたんですか?

実はすんなり採用されたんですよ!(笑)後から聞いたんですが、かなりの応募があったらしく、その中から3人だけが採用されたらしいんです。しかも、そのうちの1人はその年に旧司法試験に若くして合格しためちゃくちゃ優秀な女性でしたから、僕は奇跡的に採用されたんでしょうね。

ー 採用された理由は何だったのでしょうか?

その頃は法律学習からも遠ざかっていましたし、売りになることといえば、毎日通っていたスポーツジムで鍛えた体脂肪率の低さくらいだったんですよ。なので、履歴書に「体脂肪率は10%です。体力には自信があります!」と今思えばあり得ないことをアピールしたんですよね(笑)。

そうしたら、当時の行政書士試験課長と講師リーダーの横溝(慎一郎)さんが、「1人くらいはこういう個性の強い人を採ろうよ。講師としては化けるかもよ」という理由で採用したそうです。横溝さんに直に聞いたから間違いないです。




体脂肪率が10%だったころの写真

と、お話を伺っていたところ盛り上がり過ぎたので、今回はここまで!

次回は「講師になってからどのように、いまの人気を獲得したのか」に迫ります!

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