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【エンジニアインタビュー】組込み系一筋30年のエンジニアリーダーが語る        『やってみたい』が現実になるエンテックスの魅力とは

今回は、株式会社エンテックスで組込み系エンジニアとして長年活躍されている浦野さんにインタビューをしました。高校生の時にものを動かすことの楽しさに魅せられ、それ以来組込み系一筋で歩んでこられたわけや、仕事のやりがい、意外な趣味までさまざまなことを語っていただきました。

--はじめに、浦野さんのこれまでのご経歴などについて教えていただけますでしょうか。

株式会社エンテックスの浦野貴輝(ウラノタカテル)と申します。2006年に中途でエンテックスに入社し、現在まで15年間勤めております。エンテックスで働く前は大手半導体メーカーの関連会社で働いておりました。エンテックスを知ったのは、転職活動をしている時に求人サイト経由でオファーがあったことがきっかけです。他にも何社か応募しましたが、当時エンテックスは組込み系で有名な大手企業の子会社だったこともあり、最終的に入社を決意しました。

もっとさかのぼると、私は工業高校出身なのですが、授業でマイコン※のプログラムに触れたことがそもそもエンジニアを志望した原体験です。自分で書いたコードでLEDの光がついたり、モーターが回ったりしているのを目の前にして、実際にものが動くことに楽しさを感じました。その後、情報系の専門学校に進学し、エンジニアとなりました。ですから、私は20歳の時にこの仕事を始めて以来、組込み系一筋30年です。

※マイコンとは…

マイコンとは、さまざまな電気製品の中で、その構成要素である電気的な回路や機械的な部分を制御する半導体チップのこと。人間の器官に例えると頭脳に相当し、プログラムに沿ってさまざまな制御方法や演算を実現できるようになります。

--30年!まさしく業界の先駆者ですね。現在のお仕事内容はどんなことをされていますでしょうか。

車載用のリチウムイオン電池を制御するソフトウエアを開発しています。現在のお客様先に常駐してからかれこれもう6年になります。他の方と比べても比較的長いですね(笑)。お客さん先でも顔なじみの方がだいぶ多くなりました。この常駐先では、配属当初は実装AGV(無人搬送車)用のバッテリーを開発していました、その後、現在も開発を行っている車載用のリチウムイオン電池に関連する開発を行っています。

プロジェクトチームの中でエンテックス所属なのは私1人ですが、プロジェクト全体では総勢9名のメンバー構成です。その中で私はハードウエアに近い部分のソフトウエアを担当していて、マイコンも何もまだない0の状態から、ソフトウエアが実際に動くまでが守備範囲です。ハードウエアの知識もソフトウエアの知識も幅広く必要になるポジションですね。私以外のメンバーはアプリケーションを主に担当しています。

--お仕事内容のやりがいや楽しさを感じるときはどんな時ですか。また、今のお仕事で大変なことは何ですか。

この仕事の楽しさは、まだ何もない0の状態からはじまり、マイコンで目的通りにものが動くところですね。これまで手がけた中で特に思い出深い案件は、当時最先端で人気機種だった某携帯電話です。携帯電話用のコピープロテクションに対応した音楽プレイヤを担当していた時がありまして、その当時私はコピープロテクションに対して知見がなく、まるで新人のような状態で、右も左もわからないままがむしゃらに取り組んでいた記憶があります。チップの不具合にたまたま当たってしまって、ある動作に対してチップが動かなくなる状態に陥ってしまい、その解析を進めた時は本当に苦労しました。それでも何とか試行錯誤を重ね、発売されて店頭に並んでいるのを見た時に、自分が作ったものがそこに存在し動いていることに感動しましたね。



--神経を使う大変なお仕事かと思いますが、日々のリフレッシュ方法は何ですか?

休みの日はジムに通って、サーキットトレーニングと言って、無酸素系、有酸素系関係なく全身を鍛えるトレーニングを主に行っています。高強度負荷インターバルトレーニングともいわれている、キツいトレーニングです(笑)。健康のためにトレーニングしているというのもありますが、身体を動かすとストレスが吹き飛びリフレッシュになります。今度スパルタンレースに出場するので今は大会に向けてトレーニングに励んでいます。

--スパルタンレースとは何ですか?名前からしてとてもキツそうですが…。

簡単に言うと障害物レースなのですが、具体的には泥水の中を走ったり炎を飛び越えたりするレースです。女性の方も多く参加していて危険なスポーツではないですよ!



--…話を戻して、長年働かれている中で感じるエンテックスの魅力は何でしょうか。

エンテックスではプログラミングについてまだ何も知らない人であったとしても、やる気があれば一人前になることができます。それは会社として「長く活躍できるITエンジニアを育成する」ことにこだわっていて、そのための研修を充実させているからです。また、希望があれば、その希望に対してのフォローアップがきちんとあると感じています。個人個人が望むキャリアや、やりたい案件に携わること、スキルアップのための研修など、実現へのサポート体制が全般的に整っています。

リーダーの元で経験を積んだ若手の方は、2、3年で成果を出し始める方が多いです。他社を見ていていても、そこまで早く結果が出るという例は聞いたことがありません。そういう意味でも若手の方にとって魅力的なのではと思います。

エンテックスの技術者はとてもレベルが高く、特にリーダークラスの方は他社のエンジニアと比べても業界屈指でトップクラスの技術者が揃っていると自負しています。そういった方と仕事ができるのでメンバーの成長スピードが速いのです。

--浦野さんもリーダーをされているかと思いますが、エンテックスにおけるリーダーとはどんな役割ですか。

エンテックスのSES事業におけるリーダーというのは、役職ではないのですが、一定のスキルを持っていてプロジェクトのリーダーとしてチームを引っ張ることのできる人であり役割です。社歴、年齢は関係なく20代のリーダーもいます。チームごとにリーダーは1人ずついて、リーダーは全員で5名います。SES事業のエンジニアは総勢45名ですので、一般の会社でいう課長クラスなのではと思います。

私なりのやり方になりますが、若手に教える時は大きなプロジェクトの中の一部分を切り出してまず担当させて、わからないところをフォローしつつ教えていきます。これまで、前の会社を含めると15〜16人はそうやって育てたエンジニアがいて、今では業界の第一線で活躍している人もいますよ。





--働き方の面で良いと感じるところはありますか?

お客様先に常駐すると、相談する相手がなかなかいないなどの課題がありますから、エンテックスではそれを解消するため、特に若手を中心にフォロー面談を人事の方で行い、悩みをすくい上げています。エンジニアはやはり楽な仕事ではなく、技術面で常に勉強しスキルアップしなければならず、お客様先なので当然気を遣う場面も多くありますので、そういった面をフォローする体制が整っています。

--組込み系の開発の市場は今後どのように変化していきそうでしょうか。

正直なところハードにより近いソフトウエアの案件はメーカーさんが社内でエンジニアを抱えるケースが多くなっていて、案件としては近年少なくなる傾向にあります。アプリケーションづくりに携わる業務系の方が案件としては増えていて、今若手のエンジニアの方は組込み系にはなかなかチャレンジしにくい状況ではあるかもしれません。アプリケーションをつくる楽しさも一定あると思うのですが、一度マイコンでものが動く時の楽しさを若手のエンジニアに肌で感じてもらいたいです。実際に動いた時に組込み系の面白みがあると思うので、今後も興味を持ってもらえる若手が増えたらいいなと思います。組込み系のまだ何もない0の状態から基幹ソフトが動く面白さは、アプリケーションとはまた違った面白さがあるものです。

--最後に、エンテックスへの入社を検討している方へのメッセージをお願いします!

私は今後、組込み系の第一線で活躍するエンジニアを世に出したいと思っています。今、私の携わっている案件は若手でも取り組みやすい案件ですから、興味がある方はぜひいらっしゃっていただきたいですね。

エンテックスはエンジニアとしてやりたいことがやれる会社だと思っているので、「こんなことがやりたい」という熱い想いを持った方にぜひ入社して欲しいです。私もエンテックスでずっとやりたいことを叶えることができています。


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