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【代表インタビュー】どんなことにも「まめ」な広告屋でありたい。誰よりもお客様のために動く、Beans鍋野社長が目指す世界とは

私たちBeansはどんなことにも「まめ」でありたいと考える、そんな広告屋です。

「クライアントに真摯に向き合い、一番近くであれこれよく動き、気が利いて、行き届いた仕事をする」をモットーにしています。まずは相手の立場に立って、共に悩み、進んでいく姿勢を大切にしています。どんなに私たちに利益の出る案件であっても、それが相手にとって利益とならないと考えれば、案件自体を考え直すようアドバイスします。それが、クライアントにとってのBeansの存在意義であり、価値だと思うから。

私たちは、クライアントにとって一番の理解者であり、良きパートナーでありたいと考えています。

今回は、鍋野社長にインタビューを実施。事業におけるポリシーや、今後の展望などを語ってもらいました!

【プロフィール】

鍋野 真也(なべの しんや):代表取締役

学生時代にビジュアルデザインを学び、絵本作家を目指す。大学卒業後は、昆虫用品専門メーカーで、製品が生まれてから消費者の手に届くまでのすべてを体験する。その後、広告代理店で企画業務や営業業務に従事し、多種多様な人たちとの関わりを通じて自分の可能性を実感。2015年にBeansを創業し、カスタマーファーストの広告事業を展開している。

お客様から「会社ではなく、〇〇さんと仕事をしてるんです」と言われる関係性が理想

――鍋野社長のこれまでの経歴について教えてください。

実は、こう見えて絵本作家を目指していたんです。大学時代には自身の作品が入賞した経緯もあり、卒業後はすぐに就職をせず、アルバイトで生計を立てながら絵本の執筆を続けていました。ただ、思うように活動が進まず、それならば絵本にこだわらず「創ることが好きという想いを実現できる仕事をしよう」「自分のやりたいことを仕事にしよう」という考えのもと、2001年に大阪の広告代理店に入社しました。

企画、コピーライティング、営業などの業務を14年ほど経験したのですが、リーマンショックに伴う業績悪化などいくつかの要因が重なり、退職を決意。その際、幸いにも何名かの後輩が僕について行きたいと言ってくれたり、また知り合いが出資に協力してくれたりと、人とのつながりに恵まれ、5名のメンバーでBeansを立ち上げるに至りました。

起業したい!といった熱意や信念に突き動かされたというよりも、当時は「仕事をするための場所を作りたい」という想いのほうが強かったですね。


――Beansの事業運営において、どのようなことにこだわりを持っていますか?

当社のモットーは、どんなに小さな案件でもお断りしないこと。現在はWeb系の制作案件を中心に、ほとんどがお問い合わせや紹介で仕事をいただいている状況です。「会社と仕事をしているわけではなく、〇〇さんと仕事をしてるんです」という評価をしてくださるお客様も多く、そうした信頼関係がリピートや紹介につながっているのだと思います。

また、社名にも込めた想いとして、「Beans」=豆、まめな仕事をすることが当社のポリシーです。お客様が困りごとを抱えていたらすぐに駆けつける。そして、コミュニケーションをまめに行いながら仕事をするということを大切にしています。

最適解の提案を目指し、あらゆる角度から“できる”方法を考える

――鍋野社長が考える、広告業の仕事とは何でしょうか?

“売るもの”がないことが、広告屋の特徴ですね。前職の広告代理店で営業を行っていた際、新規のお客様から「看板制作」のニーズを引き出し、仕事を取ってきたことがあるんです。ただ当時、僕が在籍していた会社では看板の仕事の経験者がいなかった(笑)何とかするしかない、ということで自分で協力会社を見つけ、右も左もわからないなか、仕事をやりきりました。

同様の経験をいくつか積むにつれ、「自分ではできないことでも、“できる人”を探すことはできる」ということに気づいたんです。私たちの業態は広告業ですが、自社の経験値だけにとらわれていては、お客様の本質的な課題解決は実現できません。ですから、当社のメンバーにも「できない理由ではなく、できる方法を考えるようにしよう」「お客様の利益につながる仕事をしよう」というメッセージを伝えるようにしています。


――さまざまな広告事業者が存在するなかで、当社ならではの特色や強みはどこにあると思いますか?

当社は「一次請け」でお客様と直接取引を行っているため、お客様のニーズや課題をじかに聞ける点が強みですね。大小問わず、さまざまな企業とやりとりができますし、経営者の方とコミュニケーションを取る機会も多々あります。そうした環境のなかで、自分自身のスキルを高められるメリットがあります。

あとは、ものが生まれる工程を0から100まですべて一人で体験できる点ですね。もちろん各工程で専門の担当者がいますが、お客様の要望を踏まえてものづくりをし、完成したものをお客様に手渡すまでの一連の流れを主導する経験を通じて、大局的な視点を身につけられることも特徴です。

さらに、お客様自身も気づいていない不具合や困りごとに対して課題を提言し、広告以外の手段も含めて最適解を提案できることが私たちの強みですね。あるときは家具屋さんと一緒に、お客様の社屋の靴箱の改修作業を請け負ったこともあるんですよ(笑)


――現在、営業組織の拡大を検討しているとのことですが、その理由は何でしょうか?

コロナ禍で減少した展示会や飲食店関連の業務が復活してきたこと、また社会的なDX推進の動きでWeb系の案件にも対応できる人材が必要なことから、今回積極的な人材採用に踏み切ることにしました。

経営状況が悪化すると、まずカットされるのが広告予算です。コロナ禍では、当社は運よくDXの波に乗ることができ業績も向上したのですが、今後もいつ社会環境が変化するかわかりません。仮にまた情勢が傾いた際にも、会社として乗り越えられる力を蓄えておくこと。そのためのマンパワーをどんどん増やしていきたいというのが現在の想いです。

メンバー一人ひとりが代表を務める「Beansブランド」の確立を目標に

――当社のミッションに「クライアントに真摯に向き合い、一番近くであれこれよく動き、気が利いて、行き届いた仕事をする」とありますが、この言葉にはどのような想いが込められているのでしょうか。

このミッションは、実は当社のメンバーが、僕の働きぶりを横で見ながら考えてくれた言葉なんです。

僕たち広告屋には、お客様の要望ややり方がふさわしくないと感じるのであれば、しっかりとその旨を伝え、あるべき道筋を伝える役割があると思っています。

たとえば、僕自身も過去に「ECサイトを作りたい」というご要望を多数いただいたことがあるのですが、一社も実現したことはありません。なぜなら、ネームバリューのない会社が、受発注や発送の仕組みも整っていない状態でECサイトを作ったとしても、利益にならないどころか損失につながりかねないからです。同じ予算を使うのであれば、カタログを作ったり、店舗のデザインを強化したりといった手段を提案します。

お客様にとって、耳の痛い話をすることもあるかもしれません。実際にお客様から嫌われたり、契約を切られたりしたこともありますよ。ただ、自分たちの信念を曲げてまで仕事はしたくない。自分たちの目先の利益だけでなく、本当にお客様の成功につながる事柄を提案する使命がある、という想いを当社のミッションに込めていますね。


――「好きな人が、好きな事が出来る、場所づくり」という言葉も掲げられていますが、今後のビジョンや成し遂げたいことを教えてください。

将来的には、当社で働くメンバーが、自分の夢を追いかけ、自分の想いや考えを実現できる仕組みと組織を構築していきたいと考えています。

具体的には、メンバーそれぞれが好きなものや、やりたいことを作りあげられる場所にしていきたいですね。特に僕自身、会社の経営に携わるなかで、「視座を高めて俯瞰的に物事を見ることの大切さ」を痛感しました。そうした視点を、ぜひメンバーにも味わってもらいたいんです。

「Beans」だけでなく、「Beans craftworks」「Beans architecture」「Beans furniture」など、世の中のさまざまなものづくりの場面で活躍する「Beans」ブランドを作っていく。その各ブランドの代表をそれぞれのメンバーに務めてもらい、個々で事業を運営する経験を積んでもらいたいなと考えています。もちろん、責任はすべて僕が担いますよ。

「Beans」という言葉に注目してみてください。「まめ」という意味も込めていますが、アルファベットを入れ替えると「Nabe's」になるんです。僕の名字が“なべの”だから「なべず」です(笑)

鍋野の夢、つまり、社長の僕自身も「やりたいことをやりつづけたい」という夢がありますし、一緒に働くメンバーたちにも同じように「夢を持って好きなことを思う存分、楽しんでやってほしい」と思っているんです。


――ミッションや今後の展望を踏まえて、鍋野社長としてはどのような人と一緒に働きたいですか?

自律していて、自走できる人が望ましいですね。当社では手取り足取り一から教えてもらう人材よりも、自ら質問をしたり、学んだりする姿勢を持っている人のほうが、成長が速いと感じています。僕自身もそんなに自分自身を表現することが得意なタイプではないので、僕に対してもぜひいろいろ質問しにきてほしいですね(笑)

あとは「苦しい過程も含めて、楽しめる人」がいいですね。特にクリエイティブな仕事においてなにかを生み出そうとするとき、苦しい経験は付きものです。山登りのように一直線ではない道のりも楽しめる。そんな人にチャレンジしてもらいたいですね。

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