【代表インタビュー】「正解のないプロセス」をクライアントと楽しむ。Beansが大切にする、AI時代に選ばれる“優秀なパートナー”としての営業
私たちBeansはどんなことにも「まめ」でありたいと考える、そんな広告屋です。
「クライアントに真摯に向き合い、一番近くであれこれよく動き、気が利いて、行き届いた仕事をする」をモットーにしています。まずは相手の立場に立って、共に悩み、進んでいく姿勢を大切にしています。どんなに私たちに利益の出る案件であっても、それが相手にとって利益とならないと考えれば、案件自体を考え直すようアドバイスします。それが、クライアントにとってのBeansの存在意義であり、価値だと思うから。
私たちは、クライアントにとって一番の理解者であり、良きパートナーでありたいと考えています。
今回は、鍋野社長にインタビューを実施。機能や価格が決まった「モノ」を売る営業とは一線を画す、Beansならではの営業の面白さや、困難を乗り越えるリアルなスタンスについて語っていただきました。
「クリックひとつで答えが出る時代」だからこそ、プロセスを共有することに価値がある
――AIやデザインツールの進化により、誰でも手軽に制作物を作れる時代になりました。そんな今、あえてBeansのような専門会社が介在し、営業担当者がクライアントに向き合う価値とはどこにあるとお考えですか?
結局、僕が思っている価値は「プロセス」そのものにあるんです。今の時代、クリックひとつで答えが出ますよね。でも、それって本当に面白いのかな?というのが僕の一番の疑問です。
仕事をしていく中では、つらいことや厳しいこともあります。クライアントから難易度の高いオーダーをいただいて「どうすればいいんだ」と夜も眠れないほど悩んだり。でも、僕はそれを「嫌だ」と思ったことが一度もないんです。そのカオスな状況を必死に乗り越えた先にこそ、本当の達成感や面白さがある。その「3時間の試行錯誤」を楽しんだ時間は、5秒で生成された答えとは比較できないほど代えがたいものです。その時間をクライアントと共有できることこそが、僕たちの最大の価値だと思っています。
――効率化とは真逆のところにある価値ですね。
そうです。例えば先日、お蕎麦屋さんを始めたいという方から問い合わせがありました。「物件も店名もオペレーションも何も決まっていない状況で、何を相談できるんですか?」と聞かれたんです。僕は「だからこそ会いましょう」と答えました。メールや電話のやり取りだけでは何も生まれません。でも、会って話をすれば「よくわからないけど、Beansに頼んだら何とかなりそうだな」と思ってもらえるかもしれない。この「あそこに言えば何とかしてくれる」という信頼感は、生成AIには絶対に出せないもの。人間関係の熱量から生まれる解決策こそが、僕たちが介在する意味なんです。
正解がないからこそ、何でもできる面白さ
――「売るモノが決まっていない」というBeansの営業スタイルにおいて、難しさと面白さは表裏一体だと思いますが、現場ではどう捉えていますか?
最大の難しさは「取っ掛かりがない」ことでしょうね。例えば鉛筆という商品を売るなら、他社より安いとか濃いとか、商品の特徴でセールストークができます。でも僕らには、最初に売るべき「鉛筆」すら手元にない。何が欲しいかを聞き出すところからすべてが始まります。
――では、その状況をどう面白さに変えているのでしょうか。
逆に言えば、そこが一番面白いところなんです。特定の製品を売るメーカーなら、クライアントから「専門外の相談」を受けたときに「うちは鉛筆屋なので、それは扱えません」と断るしかない。でも、僕らにはその境界線がない。「いいですね、僕らが形にします!」と言えるんです。
何もないからこそ、何でもできるんです。クライアントから「鉛筆もBeansに頼めるんですか?」と言われたら、「もちろんです。どんな鉛筆がいいですか? 軸に社名を入れますか? それとも御社のコーポレートカラーで作りましょうか?」と、その場で仕事の幅をどこまでも広げていける。
特定の既製品を売るのではなく、クライアントの「やりたいこと」に合わせて自分たちの形を変えていく。この圧倒的な自由度と、自分のアイデア次第で何でも仕事にできてしまうワクワク感こそが、Beansの営業ならではの醍醐味だと思いますね。
――クライアントへの提案で、当初の依頼とはまったく違う形になった事例はありますか?
結構ありますよ。最近も営業メンバーと一緒に、ある定食屋さんに打ち合わせに行きました。店主さんからは「メニュー表を新しく作り変えたい」というご相談をいただいていたのですが、実際にお店に伺うと、そこは古き良き雰囲気が残る本当に素敵なお店だったんです。
そこで僕たちは「今の形のままの方が、このお店らしくて良いんじゃないですか」とその場で提案しました。
——「綺麗にする」ことが正解ではない、と。
そうです。綺麗なメニュー表を作るだけなら、どこに頼んでも同じです。営業としては自ら仕事を断っているようなものですが、店主さんからは「そんなことまで言ってくれる会社は他にいない」と深く信頼をいただき、結果的に新しい店舗の立ち上げを丸ごと任せようと言っていただけることになりました。
他社に頼んでも同じ結果になるなら、Beansに頼む意味はありません。「Beansに頼んだから、このプロセスを経て、この結果にたどり着いた」と言ってもらいたいんです。僕たちは、AIのような「有能な頭脳」である以上に、クライアントにとって「優秀なパートナー」でありたい。その想いが、この結果につながったのだと思います。
「やらされる仕事」か「やりたい工夫」か。その差が人生の楽しさを決める
――とはいえ、納期や予算、クライアントからのシビアな要望など、現実的な壁にぶつかる場面も多いと思います。メンバーにはどう乗り越えてほしいですか?
正直に言えば、つらいときは「つらい」と思うしかないですよ(笑)。僕らの若い頃のような無茶を、今のメンバーに強要するつもりはありません。ただ、厳しい場面を必死にクリアした経験があるからこそ、後で「あのときは大変だったけど面白かったよね」と笑い合えるようになるのも事実です。
壁にぶつかったときの向き合い方を、手取り足取り教えることはできません。それは本人が必死に考えて、正面から向き合う中でしか身につかないものだから。ただ、会社としては、メンバーが行き詰まって潰れてしまわないよう、フォローは絶対に行います。最終的なセーフティネットとしての責任は、僕が持ちます。だからこそ現場では、「大変だ」と下を向くより、どうせゴール(納品)まで行くのなら、笑いながらそのプロセスを楽しんでほしいなと思います。
――「やりたい」という熱意があれば、壁は越えられるということでしょうか。
そうですね。熱意さえあれば、予算や時間の制約はどうにかなるものです。予算がないならその範囲で何ができるかを考え抜く。時間がないならどうやって捻出するかを工夫する。それを「やらされている」と捉えるか、「やりたいから工夫する」と捉えるか。その差が、仕事の質と自分自身の楽しさを決めるのだと思います。
――最後に、Beansへの応募を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
面談などで多くの方と話しますが、僕が一番知りたいのは「あなたは何がしたいの?」というシンプルな問いへの答えです。「広告業界がカッコよさそう」といった、ふわっとした動機でも構いません。でも、その先にある「自分はどうありたいか」をしっかり考えてほしい。
稼ぎたいだけなら、もっと効率の良い仕事はいくらでもあります。それでもBeansを選び、この「正解のない仕事」に飛び込むなら、あなたなりの「面白さ」や「人としての魅力」を見せてほしい。「面白そうだからやる」「ものづくりが好きだからやる」。そんな純粋な動機で集まっているのが、今のメンバーです。
「あなたは何者なのか」。それを素直に表現してくれる人と、正解のないプロセスを一緒に楽しみたい。そう願っています。