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パビリオン運営者として見るCES

ジェトロ・スタートアップ支援課の伊藤です。

スタートアップの業界の年始はCES(米国・ラスベガスで開催される世界最大級のテクノロジーカンファレンス)で始まります。スタートアップの業界で、米国の存在感は巨大かつ絶対です。ほとんどのスタートアップ企業は最初に米国に行き、そこから全世界に展開していきます。中国とインドも存在感はありますが、現状、米国は仕事をする上で避けて通れない国という位置にあります。

1967年から開催されているイベントですが、元々は家電製品の見本市でした。かつて、小職が担当していた頃(歳がバレるので、アレですが、Tedという今は無きエアラインでラスベガスに出張しました)はまだその色が強かったのですが、ここ数年は5G、AI、CASE、IoT、スタートアップに高い注目が集まり、年の初めのこのイベントで、その年のトレンドが見えてくる注目のイベントになっています。

ジェトロは2020年、昨年に続いて、スタートアップエリア「Eureka Park」にJ-startupパビリオンを設け、約30社の出展をサポートしました。このエリアは各国がしのぎを削ってパビリオンを設けていますが、今回はフランス・韓国・台湾・イスラエルなどが存在感を強く出していました。

ジェトロがこのCESに大規模出展する目的の一つに、世界のメディアに対して、日本のスタートアップ企業を見せるという狙いがあります。要は多くのグローバルメディアカバレッジを獲得する為に、ジェトロ職員は必死に動きます。今回はメディア向けサイドイベントにも2つ参加し、それぞれ10社程のスタートアップ企業をサポートしました。

参加企業さんがあってのことですが、魅力的なプロダクトが多かったこともあり、CNNやロイターなどのSクラスメディアやその他多くのテック系メディアへの掲載に繋がりました。

今年のCESは「トヨタが街を作り、ソニーが車を作る!?」に代表されるように日本のプレゼンスが高く評価されたイベントになりました。来年の年初のCES2021でも継続してこの流れにのっていきたいと企画中です。来年、一緒に仲間になって、ラスベガスに行きませんか?

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