こんにちは!井之頭学園の採用担当です。
本日は、Admission& Marketing Div.(募集戦略室)の伊藤さんにインタビューをしてまいりました。
・Admission& Marketing Div.立ち上げの背景
・ミッション・ビジョン
・具体的な取り組み
についてお話しして参りますので、「学校教育の新しい形を追求したい方」や「現在の教育業界に課題を感じている方」はぜひ最後までご覧ください。
伊藤さん プロフィール
専門学校で教員としてキャリアをスタート。入試広報を担当していく中で、学校のことを多くの受験生に知ってもらうことの面白さに気づく。その後、千葉の私立中高一貫校を経て、学校経営のコンサル会社に転職。井之頭学園には3年前に入社し、現在はAdmission& Marketing Div.のマネージャーとして、生徒募集を統括している。
井之頭学園 Admissions& Marketing Div.が目指すもの
― 入学者数の最大化、その先にある新しい教育の実現 ―
少子化という厳しい現実のなかで、生徒数をしっかりと確保することは学校経営において必須の条件です。 私たちAdmission & Marketing Div.は、生徒一人ひとりの情熱や可能性を引き出す新しい教育を実現するために、「数字(=入学者数)」に徹底的にこだわり、最前線で学校改革を支えるチームです。
▍私たちがこだわる「The Model型の営業プロセス」
私たちの営業活動は、『The Model型の営業プロセス』を導入しています。 具体的には、マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールスといったプロセスを明確に分け、それぞれの段階で専門的なスキルを持つプロフェッショナルが活躍しています。
教育業界においてこのモデルを採用することの最大の意義は、「一人でも多くの子どもや保護者が本校の教育理念に触れ、その価値を実感し、自分らしく成長できる環境へと繋がる」ことです。 効率化された営業プロセスがあるからこそ、安定して質の高い入学者を集め、教育現場の先生方へと確実にバトンタッチが可能になります。
実際にこうした活動から受験いただいた保護者からは「お声がけいただけて本当に良かった」と嬉しい言葉も多くいただきます。
その成果もあって、志願者数が前年度の57人から169人へと増加。入学者数も約2倍強に伸びています。
また、より多くの生徒や保護者の方々にも情報を届けられるようになり、志願者の属性もかなり幅広くなっています。
▍入試作問チーム
井之頭学園の入試作問には、生徒・保護者・学習塾への強い想いが込められています。
私たちは、これまで学習塾で懸命に努力を継続してきた小学生一人ひとりへのリスペクトを常に意識しています。だからこそ、受験生が「この学校の問題は解き応えがあった!」と思ってもらえるような質の高い問題を作成することにこだわっています。
また、私たちが作る入試問題は、単なる難易度や知識を問うだけのものではありません。それは「本校のアドミッションポリシー」そのものを、保護者や学習塾の皆さまへ届ける大切なメッセージでもあると考えています。
井之頭学園が目指す教育の方向性を、入試問題を通じて明確に伝え、入試を受けていただいた全ての方に「この学校に入りたい」「この学校で学ばせたい」と共感していただけるよう、情熱を込めて問題作成に取り組んでいます。
Admission& Marketing Div.のミッション・ビジョン
―井之頭学園が推進する学校改革における私たちの役割
私たちAdmission & Marketing Div.の最も重要なミッションは、「井之頭学園を人気校として社会に確立させるブランディング」です。
私たちが目指しているのは、生徒や保護者が「本当に望んでいる教育」を提供すること。従来型の教育や受験の常識を見直し、新しい教育のスタイルを社会に示すことで、子どもたちの可能性を広げたいと考えています。
そのためには、井之頭学園がまず社会に広く知られ、多くの保護者や受験生に選ばれる学校になる必要があります。人気校としての地位を確立し、「世の中にインパクトを与える」存在になってはじめて、教育や受験にポジティブな変化をもたらすことが可能だと思っています。
具体的な取り組み①「4つの入試区分」
具体的な取り組みの一つとして、本校は今年度から入試方式を多様化しました。「一般選抜」に加え、「英語選抜」「総合型選抜」「ダンス選抜」の4種類の入試を新設した背景には、「自分が好きなことや得意なことでチャレンジできる受験」を新たなスタンダードにしたいという強い想いがあります。
現在の中学受験市場では、2科目・4科目型の学力試験が主流です。そのため、多くの保護者が塾に多額の費用をかけ、小学生は自分が本来やりたいことを我慢してまで受験勉強をするのが当たり前になっています。
井之頭学園ではその常識を見つめなおし、生徒一人ひとりが自分の個性や得意を活かして挑戦できる新しい受験の仕組みを作りました。
▍一般選抜
一般選抜は、従来型の学力試験(2科目・4科目)をベースに実施しています。
中学受験市場、特に中堅上位の学校においては4科目での受験が一般的です。井之頭学園としても、より幅広い層の受験生に本校を選んでもらえるよう、今年度から一般選抜に4科目の試験方式を新たに導入しました。
4科目の導入によって、受験生がそれぞれの努力をより多様な角度から発揮し、入学後の学習にもスムーズに接続できる環境を整えたいと考えています。これにより、学習を積み重ねることの重要性を示しながらも、生徒一人ひとりが自分に合った受験スタイルで挑戦できる環境づくりを目指しています。
▍英語選抜
英語選抜は、英語が好きで得意な生徒がその強みを最大限に活かして挑戦できる入試方式です。受験をゴールにするのではなく、「入学後も英語を通じて世界に目を向け、自分の視野や可能性を広げてほしい」という本校の願いを込めています。
▍総合型選抜
総合型選抜は、受験生一人ひとりの個性や主体性、探究心を多面的に評価する入試です。本校がこの入試方式に込めたのは、子どもたちが持つ多様な才能や可能性を早い段階で見出し、偏差値だけでは測れない本来の可能性を伸ばしたいという想いです。
▍ダンス選抜
受験のために塾通いを始め、ダンスを諦めてしまう子も多い現状が中学受験にはあります。
国語や算数を頑張ってきた子が、その努力で受験できるように、ダンスを頑張ってきた子も、その努力で挑戦できる場を作りたい。そんな想いから、導入しました。
ダンス選抜は、自分の身体を使って自己表現することに情熱を持つ生徒が活躍できる入試方式です。私たちは、「自分らしさを表現し、それを堂々と評価される環境を作ることで、自信と主体性を育てたい」と願っています。この入試をきっかけに、自分の好きなことに本気で向き合い、入学後も情熱を持って学び続けてほしいと考えています。
これらの入試方式を通じて、本校は生徒一人ひとりの個性や情熱を尊重し、多様な可能性を伸ばしていく学校づくりを推進していきます。
具体的な取り組み②「民間企業出身の教員採用」
井之頭学園では、生徒が自分らしいキャリアを主体的に選び、人生を豊かに切り拓いていけるよう「キャリア教育」を学校改革の重要な柱と位置づけています。
その実現のために私たちが力を入れているのが、「民間企業出身の教員採用」です。学校での指導経験が長い先生方は、安定した教育力と学校運営に不可欠な専門性をお持ちです。その一方、民間企業でキャリアを積んだ教員は、社会の最前線で得た幅広い視野や実社会でのリアルな経験をもとに、生徒たちに多様な進路や価値観を提示できます。
「難関大学に合格すること」だけをゴールとする従来の教育に課題を感じ、「本当に好きなことや情熱を持てる分野で進路を選べるような教育」を提供したいと考えています。その想いに共感し、本校に集まってくださった民間出身の教員は、単に教科を教えるだけではなく、生徒一人ひとりが将来「豊かで自分らしい人生」を歩むために必要な視点を届ける役割を担っています。
実際の採用活動では、「学校教育を経験した後、社会を知らずに生徒を送り出すことに不安を感じ、一度企業で経験を積んだ先生」や、「社会に出て自分の視野を広げ、得た知見を教育に還元したい」という熱い想いを持った方が多くいらっしゃいました。
こうした新しい教育者が加わることで、生徒たちが将来を考える際の選択肢が広がり、「自分の好きなこと、得意なこと」を主体的に選び取れるようになると私たちは信じています。そして、このような新しい学校づくりに魅力を感じて集まってくれた教員の存在こそが、本校の強みであり、社会にインパクトを与える教育改革の原動力となっています。
今のニーズや当たり前とはもしかしたら少し違う、でもこれからの時代に必要な教育を本気で実現しようとしている。その考えに共感して、「井之頭学園でなら教員をやりたい」と集まってくれている方々がいるということに、社会が少しずつ変わっていく可能性を感じますね。
ー伊藤さん、ありがとうございました!