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「会社沿革」で分かるムスびVol.5

Vol.5 社長、自社ビルを買う(2019年8月)

皆さんこんにちは、このシリーズでは、ムスびが今までどの様な沿革を経て今に至るのかを、代表の水口に質問形式で当時の事を振り返って頂き、なぜその答えで進んだのか。なぜそう考えたのか。等々思いや考え方について余す事なく皆さんにお伝えしていければと考えています。

コンセプトは「どうせ働くならもっと有意義に、楽しく、充実感を持って働きたい。」です!

このシリーズを通して、少しでも弊社を気になったり、質問したいなと思って頂ければ嬉しく思います。

という事で、本日はVol.5 社長、自社ビルを買うについて質問していきたいと思います。


2019年8月、この頃に現在の本社ビル、自社ビルを購入されましたが、何がきっかけで自社ビル購入を決断されましたか?

前回のストーリーで触れさせて頂きました2017年1月に移転した50坪ほどの倉庫兼事務所ですが、この倉庫も手狭になり、2018年3月に隣の同規模の倉庫も借り足しておりました。
当時家賃は2軒で月50万円程支払っており、当時の仕事量、従業員の数から考え、月々50万円の支払いはギリギリ可能な範囲でした。

その中で、自社ビルが欲しいと常日頃考えてはいましたが、仮に月々の支払が同額であったとしても、「家賃」から「ローン」になる事は当時の私にとってはこの上ない恐怖でした。
そんな折、普段より可愛がって頂いており、自社ビルについても何度か相談させて頂いていた、大手菓子問屋、株式会社吉寿屋の神吉会長より一本の電話が。

「水口くん、西淀川区の福町にめっちゃええビル出たで」

心躍らせながら、会長と一緒にすぐに見に行きました。

これがまた本当にいいビルで、超駅近で、それも会長のお知り合いと言うこともあり非常に破格で。
ただ私、そんないい条件、いいビルでもやっぱりまだ悩んでおりました。。。

(このビルって今の俺の身の丈にあってるんやろうか。。。)

そこでまた尊敬する神吉会長に相談します。

「水口君、あのな、身の丈に合ってるか合ってないかちゃうねん。合わすように頑張るねん。
僕らみたいな初代の(初代社長)人間は止まってたらあかん。
チャンスと思わんなら一旦止まったらええ。でもチャンスとみたら絶対に後悔する行動はしたらあかん。」

もう当時の私には刺さりすぎました。
会長の目の前で泣いておりました。
従業員も増え、守るべき人間が増え、自社ビルまで買う、とんでもない恐怖に毎日怯えている中でのこの力強い言葉。
会長には、なんで泣いとんねん。って冷静に言われましたが。

そんなこんなで現在の本社ビルを購入するに至りました。


自社ビル購入を決意した後、実際に購入するまでに何か心境の変化はありましたか?

心境の変化は特にありませんでした。

ジャンルは違いますが、俗にいうマリッジブルーのような感覚は一切なく、とにかく買うと決めたならそれを後悔しない行動に徹しようと考えていました。

が、同時に非常に大きな問題点に当たりました。

借り入れができない。

当時の当社の売り上げは現在の半分程、年商6億程の会社で、今まで運転資金等の借り入れは一切なく、今ほど銀行との付き合いの大切さも知らず、どこの銀行や信用金庫ともお付き合いはありませんでした。
借り入れ=悪、と非常に偏った考えを持っておりました。

そんなどこの馬の骨かもわからない会社に、1億円以上貸してくれる銀行がはたしてあるのでしょうか。
答えはNoでした。

そこで銀行は無理と諦め、信用金庫3行程に相談し、なんとか1行、良い返事を頂くにこぎつける事ができました。
当時は忘れもしない、ロサンゼルスに出張、商談真っただ中に受けた電話で、「〇%で審査通りました。当行から借りて頂けませんか?」の一言。
もちろん「はい、お願いします」です。

そこから3年、ありがたいことに現在は非常に多数の銀行から口座開設のお願いを逆に頂くに至り、ビル購入時の借り入れ金利も大幅な引き下げ交渉が通るように成長しております。


自社ビルは元々地元の会社社長の大きな事務所兼自宅だったと聞いています。
購入にあたり内装の改築も必要だと思いますが、重要視された点はどこでしたか?

仕事もプライベートも全てを楽しむ。を重要視しておりました。
そのためには大前提で

・綺麗でおしゃれな内装
・外から見てもおしゃれなビル
・息抜きがしやすいオフィス

が譲れない点で、何よりコンセプトは、ここで働きたい、と自分が思えるオフィスを目指しました。

やると決めたらとことんやりたい性格ゆえ、あれだけ購入をためらっていたくせに、一度買うと決めた以上内装の改築にはそれは結構なお金をかけて改築致しました。

外装は全て新たに塗装
一階、二階、三階はコンクリート打ちっぱなしの各階1フロアのみに
三階はゴルフの打ちっぱなし施設、ダーツライブの設置
4階オフィスは大工さんに全て造作で壁を作ってもらい、これもワンフロアに

※社長こだわりの三階のゴルフ打ちっ放し施設

※大工さんに壁を作って頂ている最中


とにかくよく見る「日本風」な、同じ机が規則正しく並べられた、グレー一色の色のないオフィスは嫌でした。
会社は働きに来る場所です。
しかし、同時に一週間に40時間もいる場所です。
快適で楽しくないとクリエイティブなアイディアも湧かない、と思い、音楽が流れるお洒落なオフィス作りを目指しました。

初代オフィスの時と違い、色んな取引先様を自信をもってお呼びできる環境になり、「商談」の言葉にワクワクしたことを覚えています。

「めちゃくちゃお洒落ですやん」

「なんか雑誌出て来そうやわ」

「センスええなぁ」

こんなうれしい言葉を何度も何度もかけてもらい、より一層「がんばるでーーーーーー」と燃えていたことを思いだします。

※ビルの外観、すべて塗装し直し、本社ビルとして生まれ変わりました


●最後に●

長い文章をお読みいただきありがとうございました。
次回は人の入れ替わり増員を経てをお伝えしていきます。
では次回も楽しみにお待ち頂ければと思います!

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※オマケ 自社ビル屋上でのBBQ、開放感あふれるすごく広い屋上です

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