Vol.14 2024年5月~2024年12月
皆さんこんにちは、このシリーズでは、ムスびが今までどの様な沿革を経て今に至るのかを、代表の水口に質問形式で当時の事を振り返って頂き、
なぜその答えで進んだのか。なぜそう考えたのか。等々思いや考え方について余す事なく皆さんにお伝えしていければと考えています。
コンセプトは「どうせ働くならもっと有意義に、楽しく、充実感を持って働きたい。」です!
このシリーズを通して、少しでも弊社を気になったり、質問したいなと思って頂ければ嬉しく思います。
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2024年12月末、日本酒のEC事業を撤退されました。3年近く続けてきた事業ですが、撤退を決断するに至った経緯やその時の思いなど、答えれる範囲で教えてもらっていいですか?
日本酒越境EC事業は、 新しい事業を軌道に乗せるってつくづく難しいなと実感した事業でした。
人によってさまざまだとは思いますが、私は何か物事を始める時、それに対して恐怖や不安はあんまり感じない性分なんです。
ただ、この事業で痛感したのが「やめ時の難しさ」でした。
この日本酒事業を始めるにあたり、非常に沢山の方々に力を貸して頂き、本当に沢山の皆様に助けて頂きながら、少しずつ少しずつ成長させていっておりました。
理念に共感頂き、発注数が少ないにも関わらず快くお取引を受け入れてくださった酒蔵の皆様。
世界中のアルコール輸入規制を調べて頂き、何パーセント何リットルまでなら輸送可能かを全世界分調べて頂いたクーリエの担当者の〇〇さん。
取材や撮影に協力頂いた全国各地の有名な観光地の広報担当の方々。
そして何より、この事業に全力で日々取り組んでくれている社内スタッフのみんな。
我々の理念は「売れている商品に乗っかって商売をする」ではなく、「まだ売れていない商品、世界で知られていない商品を流行らせる」をモットーとしていました。
それだけでも難しいのに、輪をかけて日本酒そのものがまだまだ世界で知られていない、人気を得ていないお酒である。という状態です。
そりゃ難しいのです。この事業。
でも、だからこそチャンスがあると思ってひたすらに続けてまいりました。
少しずつ少しずつ売れてはいくものの、一つの事業として、ではまだまだ足りない状況でした。
3日間1本も売れない日もあったり、キャンペーンを売っても閑古鳥の時もあったり。
ビジネスだけでなく全ての事に共通する事かもしれませんが、物事は簡単にあきらめてはいけない。突き詰めた時にこそ結果が伴う。と思っています。
新しい事業に取り組むとき、最初から正解ルートをわかっているなら大変楽なのですが、ほとんど全ては探り探りで進むしかないのです。
正解まで近道でいけるか遠回りをしてしまうかの差はありますが、必ずどこかで探り探りの状態はやってきます。
その時、どこでやめてしまうか、どこであきらめてしまうか、どこまで心を保って続けられるかが成功の鍵であると思っています。
個人的な感情だけで言うと、私はあきらめが悪いのでずっと続けたいと思ってしまうのですが、ここに関わってくれている沢山の方々の意思も考える必要があります。
特にチームメンバーです。
1本も売れない日々が続いてしまうと、やはり人間どうしてもモチベーションが下がってしまうのです。
これ意味あるんかな。って思ってしまうのです。
ここがどうしても難しいところで、モチベーション高く仕事をしてこそ良い仕事になります。
そしてそんな状態で仕事に取り組んでも、朝会社に来るのが楽しくなくなってしまう。足取りが重くなってしまうのです。
このバランス、モチベーションと実際の売り上げ、取り組んでいる年数、それぞれの絶妙なバランスが崩れてしまった時がやめ時であると考えています。
日本酒事業は、僕のどうしても続けたいという思いと、こういった色んなバランスが取れなくなったと感じ撤退致しました。
事務所のレイアウト変更。配線やら椅子やら、全部自分でやる代表