リベシティは2026年6月で6周年を迎えました。立ち上げからいくつものフェーズを経て、今の形に変化してきたリベシティ。その道のりを間近で見てきたディレクター3人に、これまでの歩みと現在、そしてこれからについて、思いを語ってもらいました。
メンバー紹介
Tさん
リベシティ立ち上げ時から開発ディレクター兼デザイナーとして参画。現在は開発・AI推進・運営全体を統括。
Hさん
ゆるコミュスタート時からコミュニティに参加。現在はリベシティオフィスやコミュニケーション促進チームなど、会員同士の交流コンテンツを担当。
Kさん
リベシティスタート後の2021年から運営に参画。マーケティング・広報・データ分析などを統括する。
「リベシティ」誕生前夜
――リベシティは、どのように生まれたのですか?
Tさん:前身は「ゆるコミュニティ」というChatwork上のコミュニティで、当時トレンド化していたオンラインサロンのひとつ、くらいに思っていました。一生懸命学ぶ方もいれば、ここで一稼ぎしようという方もいて、なかなかカオスな状態でしたね。それでも、気づけば万単位の人が集まる場※になっていたんですよ。
※無料のゆるコミュニティ時代の会員数。現在のリベシティの会員数は非公開
Hさん:私は「ゆるコミュが始まる」と聞いて、会社の昼休みにChatworkのアカウントをつくって入会したのを今でも覚えています。正直、こんなに続くコミュニティになるとは思っていませんでした。
Tさん:当時は無料コミュニティとして運営していたのですが、だんだんと難しさも出てきて。両学長の書籍『お金の大学』出版を機に、ゆるコミュは閉鎖の方向で動いていました。ただ、「このまま終わらせるのはもったいない」と、何度も話し合って、一度仕切り直すことになったんです。そして、「リベシティ」という名前で再スタートを切ったのが2020年6月です。
Kさん:私が会員として入ったのは、この後のこと。まだ生まれたてのリベシティを体験していて、当初はまさか自分が運営側に回るとは思ってもいませんでしたね。
初めて訪れた「成長の踊り場」。原因はどこにあったのか
――順調に伸びているように見えるリベシティですが、転換点といえる出来事はありましたか?
Tさん:2回目のリベ大フェス(2023年)までは、スキルマーケットやファーマーズマーケット(現リベシティ市場)、フリーマーケットなど、会員同士でモノやサービスの売買が行えるようなサービス※を次々と展開していました。各地での交流やイベントで活用できるように「リベシティオフィス」も続々と生まれて、まさに右肩上がりの感覚でしたね。
※リベシティでできること一覧はこちら
Hさん:ところがフェスが終わってから、それまでの勢いが少しずつ落ち着いてきたのを感じていて。でも、チャットを見ても、これという原因が見つからない。夏ごろからずっと運営側では「なんでだろう」と話していました。
Kさん:アンケートを取ってデータ分析を行い、会員さんの声を追っていました。それで初心者会員とベテラン会員の間にギャップがあることはなんとなくつかめたのですが、その原因をうまく言語化できずにいたんです。
Hさん:そんなとき、両学長が「家計管理でつまずいているんじゃないか」という仮説を立ててくれたんですよね。日々の発信やライブ配信中のコメントから、会員さんの温度感を感じ取ったのだと思います。
Kさん:その仮説をもとにデータを取り直したら、稼ぐより手前の「貯める」段階で止まっている方が多いことがわかったんです。当時つくっていたのは「稼ぐ力」を高めるサービスばかりだったので、そこにズレがあった。私自身もハッとさせられましたね。
Tさん:土台ができていない段階で稼ぐ力のサービスをつくっても、使いこなせる方がまだ少なかったんですよね。今思えば、少し早すぎたんだと思います。
「稼ぐ力」のイケイケドンドンから、家計管理という基本へ
――そこから、思いきった方向転換に踏み切ったそうですね。具体的には何をされたんですか?
Tさん:新しいサービスを増やす手をいったん止めました。オリジナルグッズの販売や有料のオフ会など、畳んだ企画もありました。開発を縮小する際に契約を終了せざるを得ないスタッフもいて、私はそこが本当に辛かったです。それでも今は、足元の家計管理のほうへ戻していく必要があると考えたんです。
Hさん:会員さんに一歩ずつ着実に進んでもらうために「経済的自由をつくる宿題リスト」を大幅アップデートしたのもこのころです。ただ、変えてすぐに結果が出るわけではないので、方向転換後の数か月は「本当にこれで合っているのか」と不安を抱えながら見守る時期が続きました。
Kさん:家計管理という土台づくりをしたおかげで、最近ようやく、先につくっていた稼ぐ力のサービスともいい感じに噛み合ってきた実感がありますよね。
Tさん:そうですね。時間はかかりましたが、地に足をつけて学びたい方がじわじわ増えてきました。あのとき思い切って方向転換して、本当によかったなと思います。
広がってきた「手助け」の連鎖
――今のリベシティは、どんなフェーズにあると感じますか?
Kさん:以前よりも、リベシティを知るきっかけは増えてきていると感じています。元々は入会前に「この価値観に共感する方だけご入会ください」というメッセージをかなり前面に出していました。もちろん、今も大切にしている価値観は変わっていません。
ただ、最初から強く絞り込むよりも、まずは気軽に入って、学びや交流を通じてリベシティの空気を知ってもらう形に変えてきました。その結果、以前よりも多様な目的や背景を持つ方が入りやすくなっていると思います。
Hさん:それに加えて、リベシティに魅力を感じて、会員区分を上げてくれる人も増えました。両学長がよく話している「先輩が後輩の手を引っ張って、その後輩がまた次の人の手を引っ張る」という連鎖が、自然に生まれてきているんです。公式の交流イベントが広がったことも大きいですね。初心者の方が増えたことで、会員さんの自治に任せていた交流を、公式が担保する動きにも変えていきました。
Kさん:リベシティ内でのみ流通する「リベポイント」の導入も良い変化でした。「何かを学んだらポイントがもらえる」という形で、これまでよりも強く会員さんの学びを後押しできるようになりました。運営の組織としても、ここ2年ほどでカチッと整ってきた感覚がありますね。
今抱えている課題と“兆し”
――今のリベシティの課題を、率直に教えてください。
Kさん:一つは、入会のきっかけが両学長の発信に大きく支えられていることです。両学長の発信力に支えられているからこそ、運営としてもリベシティ単体の魅力や入り口をもっと育てていく必要があると感じています。
そこで1年半ほど前から、広告や紹介制度、会報誌、両学長の出てこないYouTube動画など、入り口を増やそうと種まきを続けていて、最近ようやく兆しが見えてきたところです。
Tさん:もう一つの課題がオンボーディングです。せっかく入会してくれた方が、最初の段階でつまずかずに「ここなら自分の悩みが解決できそう」と思って動き出せるか。そこの改善に向けて、今いくつも試している最中です。
さらに開発側はメインの機能をある程度つくり終えて、今は既存機能の大幅見直しやブラッシュアップのフェーズに入っています。AIで効率化も進んだからこそ、これまで手が回らなかった細部にも、ようやく着手できる余裕が出てきました。
リベシティを、気兼ねなく人にすすめられる存在に
――これから、リベシティをどんな場にしていきたいですか?
Kさん:もっと気兼ねなく人にすすめられる場にしたいです。リベ大YouTubeチャンネルの登録者数も1000万人に届きそうなところまで来ていて(2026年6月時点)、リベ大・リベシティへの関心も、今まで以上に高まってきていると感じています。
だからこそ、家族や友だちにも、うしろめたさなく紹介できるような空気にしていきたい。ハードルはできるだけ低く、習い事に通うくらいの気軽さで関われる場としてありたいな、と。
Hさん:リベシティオフィスや各地での交流イベントでも、初めての方が入りやすい雰囲気をすごく大事にしています。最初のひとことを交わせるだけで、ぐっと居心地が変わりますから。
Tさん:Webやアプリの使いやすさも、もっと磨きたいところですね。「どこに何があるか分かりにくい」という声はずっといただいているので、入り口はできるだけシンプルに、知りたいことにすっとたどり着ける場にしていきたいです。
一緒に場をつくる仲間を増やしたい
――どんな人と一緒にリベシティをつくっていきたいですか?
Hさん:ここ2、3年ずっと重要視しているのが「人の育成」です。コミュニティが広がるほどひとりで見られる範囲は限られてきます。私たち数名のディレクターのリソースがボトルネックになってしまわないように、安心して任せられる仲間を、本気で増やしていかないといけないと思っています。
Tさん:今も運営の軸となっているのが、立ち上げ当初のスタッフばかりになってしまっています。リベシティが大きくなっていくにつれて、一緒に運営を担ってくれる人もたくさん必要になります。
Hさん:ここ1年でリベシティの運営に加入したスタッフも多いんです。会員さんと直接やりとりする役割の方も多いので、そういう方たちが、より会員さんの困りごとを引き出し、運営全体にフィードバックできる形を整えていきたいです。
やるべきことはまだまだたくさんあるので、一緒に悩み、一緒に成長していける仲間に来てもらえたらと思っています。
Kさん:リベシティは、価値観に共感して入る方が多く、「自分が得たものを次の人に渡したい」と思ってくれる方が本当にたくさんいます。門戸を叩いてくれた時点で、もう立派な一歩。そうやって関わってくれる人が増えて楽しい、コンテンツが増えて楽しい、そんなコミュニティにしていけたら嬉しいです。
Tさん:6年間、毎年がなにかの転換期で、1年が2〜3年分にも感じるくらい濃い時間でした。これからも変わり続けていくリベシティを、一緒につくっていける方をお待ちしています!