こんにちは。コンフィデンス・インターワークスの陶山です。
普段さまざまなゲーム・エンタメの現場でクリエイターとして働くコンフィデンス・インターワークス社員を対象に、「業務でのAIツール活用状況」について調査するアンケートを実施しました!
昨今仕事の現場に多く導入され、ゲーム・エンタメづくりのプロジェクト内でもさまざまなシーンでAIツールを利用する機会は増えているかと思いますが、「実際どんな方針で利用しているのか?」「どんな恩恵を受けているのか?」など気になる話題を聞いてみました。
この記事を通してゲーム・エンタメづくりの現場のことや当社社員のことを少しでも知っていただけますと幸いです!
▍社員アンケートについて
コンフィデンス・インターワークスでは、社員の思考や傾向を知るために定期的なアンケート調査を行っています。今回は、社員アンケート第15回として「日々の業務でのAIツール活用について」をテーマに行ったアンケートの結果をご紹介します。
・期間 :2026年4月9日(木)〜4月30日(木)
・対象 :コンフィデンス・インターワークス社員
・回答方法 :アンケートフォームによる回答
・回答人数 :104人
▍CIWメンバーのAIツール利用状況を調査!
まずは、コンフィデンス・インターワークスで働くメンバーの日々のAIツール利用について、簡単な選択形式の質問をさせていただきました!
Q1.現在、業務でAIツールを使っていますか?
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「毎日ガッツリ使い倒している」と「週に数回」の頻度で利用しているメンバーが半数以上と、やはりAIツールは業務の現場でも使用機会が多くなっていることが分かります。
一方で、4分の1くらいのメンバーはまだ使用していなかったり使用する予定がなかったりと、AIツールに頼らず業務を進めている方も一定いらっしゃいました。現場や人によってAIツールの利活用についてはまだまだバラツキがあるようです。
そして、さらに詳しく活用状況を伺うために「どんなAIツールを使用していますか?」という質問もさせていただきました。
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AIツールのなかではChatGPTやClaude、Notion AIなどの「テキスト系」のツールを利用しているという意見がかなり多く、次いでMidjourneyやStable Diffusion、Fireflyなど「画像生成・デザイン制作系」のツール利用が続きました。複数回答いただく方も多く、なかには3つ〜4つなど複数の領域でAIツールを活用しているという方もいました。
詳しい活用方法は本記事の後半で紹介させていただきます!
Q2.業務にAIツールを活用することについてどう思いますか?
業務のなかで使用機会が増えているAIツールですが、活用についてどう思うか?という質問については「使いこなせる範囲で利用したい」とバランスを見つつ使用していきたいという方が多い状況でした。
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クリエイティブな業務にAIツールを使用することにはさまざまな課題が残っているので全面的な利用はまだ憚られる部分もありますが、企画での壁打ちや文章作成、アイデアパターン出しなど気軽に使用できるシーンで積極的に使っていきたいという声が多くあがっていました。
Q3.AIツールの活用によって1番恩恵を受けている作業は何ですか?
下記のグラフは「AIツールを使って『一番恩恵を感じている』作業は何ですか?」という設問に対する回答を集計したものですが、やはり文字ベースの業務でAIツールが活用しやすい状況にあるようです。
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その他を選択したメンバーには、それぞれの「恩恵を感じている作業」を具体的に記載してもらいました。その一部をご紹介します。
・シナリオテキストの誤字脱字チェック
・項目書の作成やSlackの検索
・仕事の進め方、優先順位に迷った時などの相談相手
・議事録のまとめ
「AIツールを業務のどの部分で活用できるのか分からない」とお悩みの方はぜひ参考にしていただけたらと思います。
Q4.AIツールの活用による「時短・効率化」の実感はどれくらいありますか?
続いて、AIツールを活用したことによる「業務時間の削減への実感」について伺いました。
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「劇的に速くなった(2倍以上のスピード)」という回答が10%ほど、「かなり助かっている(3〜5割程度の時間短縮)」という回答が40%ほどで半数を占める結果となりました。削減量の実感には幅があるものの、皆さん少なからず業務の時短・効率化効果を感じていることが分かります!
一方で少数ですが、「あまり変わらない」「むしろ確認作業などで時間(手間)が増えた」を選ぶ層もいらっしゃり、AIツールを導入・活用するにあたっては「いかにプラスに働くように使いこなすか」を検討することが重要だといえますね。
▍AIツール活用の実態をより詳しく深掘り!
ここからは、AIツール活用の現状について自由記述形式で詳しく伺った結果をご紹介します。たくさんの回答をいただいたのでピックアップ・抜粋した結果にはなりますが、さまざまな回答をご紹介するのでぜひご覧ください!
Q.既存業務/これまで人がやっていた業務でAI作業に置き換わったものはありますか?
この設問では、「今まで人力でやっていた業務のなかで、どんなものがAI作業に置き換わったのか?」を伺いました。さまざまな業務をあげていただいたので、ざっくりと区分分けしてご紹介します。
ただ、回答いただいた皆さんの多くから「とはいえ人の目のチェックや微調整は必要なので、完全に置き換わったとは言えないと思います」と補足をいただき、事前作業や一次的な作業をAIツールに任せて最終調整は人の手で行うというフローで活用している方が多いことが分かりました。
<企画に関わる業務>
・ガチャピックアップなどの施策検討にあたっての数値集計
・イベント企画のアイデア出し
・仕様書からマスターデータを作成
・お知らせ内容のチェック
・SNSの運用市場調査、お知らせ文章の作成
▲ プランナーの方からはかなり多岐に渡る回答をいただいたので、まとめて紹介させていただきます。企画を作成する前の数値集計やアイデア出しのサポートで使用するという回答から、企画が決まったあとのデータ作成やお知らせ周りへの活用など、企画〜発信までの随所で活用できるポイントがあることが伺えました。
<開発〜QA/デバッグに関わる業務>
・イラスト指示書内のイメージ画像作成
・ローカライズ時の仮翻訳
・QAテストケースの作成
・仕様上の矛盾点を整理し、間違いを見つけやすくする
・シナリオ内の誤字脱字チェック、校正作業
▲ 制作や開発まわりの回答だと、QA・デバッグ領域での活用例を回答いただくケースが多くみられました。デバッグでは膨大なテストケース作成が必要だったり、ゲーム内の隅々まで細かいチェックが発生したりするため、AIツールを活用することで必要な部分に人のリソースを割けるよう導入が進んでいるのではないかと思われます。
<プロジェクト全体の進行に関わる業務>
・過去資料の整理
・MTG議事録の作成
・数値集計時のGASや数式の作成
▲ 職種を問わず回答が多かったのが、資料整理やMTG資料の作成、分析作業の数値集計などに活用するという意見でした。これらの業務はどの職種でも必要かつ、膨大な情報を整理するというAIの得意分野にあたるため、比較的安定して活用されているようです。
Q.「これは便利だった!」「面白い結果が出た!」というエピソードはありますか?
業務上の活用例については先ほどの設問でご紹介しましたが、ここからはなかでも「この使い方が便利だった!」というオススメエピソードをピックアップして紹介できればと思います。
コーディング初心者だった自分がGeminiを利用してコード作成をしながら勉強でき、簡単な修正なら出来るようになったこと
▲ こちらはデバッガーの方からいただいた回答です。デバッガーやプランナーなど、エンジニア以外の方でもコードの知識を備えておくと、小さな改修に対応できたりエンジニアとのやり取りがよりスムーズになるなどいろんなシーンでプラスに働くのではないでしょうか!
チャットでの言い回しや丁寧な表現の案・答えを出してもらった
自分が書いた文面が自分でも伝わりづらいだろうなと思っている時に、汎用的で読みやすい文章へ調整してもらい助かった
▲ コミュニケーションが重要なチーム開発において、「自分の言いたいことをどう表現すればより適切に相手に伝わるんだろうか…」と悩むシーンは多いのではと思います。そのままそっくり使えるかと言われると微妙な場合もありますが、自分では思いつかない言い回しを提案してくれるのは便利な使い方と言えます。
自分はエンジニアで絵やイラストが得意ではないので、AIに指示をして画像にしてもらうことで、プランナーやデザイナーなど他の役職の方にプレゼンなどする機会に素材を探す手間が省け素材の精度が上がり、伝わりやすくなったと感じている
▲ まだまだ課題や懸念のあるAI画像生成ですが、社内での比較的ラフな意思疎通をする場面では有効に活用できるケースもあります。特に「自分では上手くイメージを描けない…」という方にとって、AIツールを活用してより自分の考えやイメージを具体化することは、チーム内の意思疎通にプラスに働くケースもあるようです!
▍「AIには任せられない!」人間だからこその業務とは?
先ほどとは逆に「ここはAIには任せられない」「人間がやるからこそ価値がある」と思った業務やエピソードがあれば教えてくださいというエピソードも伺いました!
AIは平均値や優等生的な回答を出し、個性の良さがなくなってしまったり自分の意図とズレたりするので最終決定は人間がやらなければ意味がないと感じる。あくまで補助のーつであることを忘れないようにしたい
ゲームの面白さは要素の掛け合わせなので、AIは他のゲームを分析して要素を抽出するのは得意だが、掛け合わせを考えてオリジナリティを生み出していくのは、まだまだクリエイターの仕事だと感じている
▲ いただいた回答のなかで多かったのが、「”面白さ”をつくるのはまだまだ人間の仕事だと感じる」という意見でした。AIツールは情報収集や要素の整理など、企画の前段階では活用できますが、実際に企画を検討するのはクリエイターの領域と区分されている方が多いようです。
テスト項目書などの最終レビューは人がやる必要があり、任せられなかった
議事録AIはかなり便利ですが、言ってもいないことを文章にさり気なく盛り込んでいることがあるので、最終チェックは必須だと感じている
▲ 活用エピソードの多かったデバッグや議事録作成といった業務でも、最終的には人間のチェックが大事という回答が多くありました。あくまで人が行うチェック作業や作成作業の負荷を軽減する一助という認識でうまく付き合っている方が多いことが分かりました。
▍今後AIツールとの付き合い方をどうしていくか…?
最後に、「今後こんな業務でAIツールを活用していきたい」といった展望を伺いました。
毎日必ず発生するような文章系の雑事はAIに任せていきたい
デバッグ作業において、単純な確認事項(資料とデータの単純比較等)はAIを活用したい
自分の、目的地にたどり着くための、手段や方法を一緒に考えてくれるツールとして、活用していきたい。とはいえ、平気で嘘をつくAIもあれば、それに気づけない自分もいるので、正しく使えるようにもなりたいですね
正確性が高いとは言い難いため、引き続き補助的に使うと思う
やはり文章作成系のタスクや単純比較など、AIが比較的得意とする領域の業務は任せていきたいという意見が多かったです。
一方で、正確性の課題などはまだまだあるので、あくまで自分の業務量を軽減するひとつのツールとして上手く活用していきたいという意見も多くありました。
これまで時間を取られていた作業はAIツールの活用で効率化しつつ、分析・企画や制作などのより人の個性や視点が重要になる作業に時間をかけてより多くの成果を出していけるよう、AIツールを使いこなせるようになることが重要ですね。
▍おわりに
今回はコンフィデンス・インターワークスで働くメンバーの「業務でのAIツール利用」についてご紹介させていただきました!
他にもさまざまなテーマでアンケート企画を実施していますので、もっとコンフィデンス・インターワークスのことを知りたい!と思っていただけた場合はぜひ他の記事もご覧ください。
ゲーム・エンタメに熱意のある皆さんとお会いできることを楽しみにしておりますので、ゲーム業界やエンタメ業界での転職を考えられていたらお気軽にご相談ください!