こんにちは、小林です。
突然ですが、みなさんは「ぴあ株式会社」をご存知でしょうか。
「チケットぴあ」のサービス提供をしているという会社と言えば聞いたことある!という方も多いのではないでしょうか。
今日は「ぴあ」という会社がどういう会社か、また募集部門であるPIA TECH LABがどんな成り立ちとそこで働くイメージをつけていただきたく思います。
■チケッティングビジネスとは
「チケットぴあ」は2,200万人を超える会員数を誇り、年間で16万公演、8,000万枚のチケット発券を実現している国内最大級のチケッティングサービスを提供しております。
他にも「ぴあ」の名前は出していないものの、裏側では「ぴあ」のチケットシステムが動いているようなサイトも数多くございます。
ビジネスモデルとしては、販売量(金額・件数・枚数)に応じて売上・利益が発生する委託販売事業となっています。
オリンピックを含めた国際大会での豊富な実績もあり、チケット販売市場にてトップレベルのシェアを誇っています。
ただ「ぴあ」という会社はチケットだけの会社ではなく、ライブエンタテイメント全般のお仕事をさせていただいています。「ぴあ」にいると本当にいろいろな事業が生まれている!と感じることが多いのですが、今回はチケッティングビジネス以外で代表的な事業の例をいくつかご紹介します。
■「ぴあ」を支える主要事業
・ソリューションビジネス
「ぴあ」がエンターテインメントのコンサルとしてお仕事させていただくビジネスです。今年、大成功に終わった万博や五輪の組織委員会、野球の球団事務所、サッカーのクラブチーム、アーティストの事務所…。様々な領域に対して、時には出向もして、チケット以外の領域も含めて、コンテンツを最大化させるお手伝いをさせていただいています。イベントの現場設計や、マーケティング、ファンクラブの特典を作ったりすることも。本当に多岐にわたる領域でご支援をさせていただいています。
・メディア/コンテンツビジネス
「ぴあ」は1972年に創業者であり現社長の矢内が友人と共にエンタテインメントの情報を網羅的に集約した雑誌を発刊し、出版の会社として、今でいうところのベンチャーとして立ち上がりました。最盛期は隔週で60万部を超え、ライブエンタテイメント文化を支えていました。
現在も出版の部門があり、直近の万博に関するムック本は100万部を超えを記録し、他にもキュレーションサイトやアプリ版ぴあを提供しており、メディアとしての側面も持っています!
・コンテンツビジネス
ライブイベントを実施するとなると会場をおさえ、アーティストをブッキングし、チケッティングを手配し、現場制作をし…といった様々な業務が発生します。これを興行元/主催者という立場の方が担っていますが、この業務を「ぴあ」が取り組むこともあります。毎年、秋に開催されるPIA MUSIC COMPLEXもそのひとつです。パンのフェスといった職のイベントを実施することもあります。
・ホール・劇場ビジネス
神奈川県横浜市みなとみらいに「ぴあアリーナMM」という会場がございます。この会場名はネーミングライツではなく、ぴあが実際に土地の取得から、建設まで、デベロッパーさんと一緒に作り上げた会場で、現在の運営も「ぴあ」が担っています。
他にも豊洲PITといったライブハウス、今後も東京駅前八重洲一丁目に劇場・カンファレンス施設を建設中であったりと、精力的に伸ばしている領域です!
これまで「ぴあ」が「チケットぴあ」のイメージだった方も少しイメージが変わったのではないでしょうか。「ぴあ」はライブエンタテインメント全般のお仕事をさせていただいている会社で、エンタテインメントと人をつなぐ想いをインフラになぞらえて、「感動のライフライン」を実現するために、日々お仕事をさせていただいています!
■「ぴあ」におけるシステム部門とは?
「ぴあ」には大きく分けて2つのシステム部門があるので、簡単にご説明させていただきます。
・バックヤード部門
主に内部向けのシステム部隊となっています。行っている業務としてはチケット基幹システムの開発/保守、社内ネットワーク構築、社内セキュリティ規定策定、ヘルプデスク業務などです。
・フロント部門
チケットぴあの開発/保守運用をはじめとし、フロントを使ってビジネスを行っている部隊です。こちらがPIA TECH LABの募集領域となっています!
他にも電子チケットサービス、ファンクラブサービス、物販サイト、オンラインくじサイト、有料会員サービス(ぴあカード)などを手がけています。
■PIA TECH LABが生まれた背景
元々、フロント部門のお仕事はwebシステム開発部という部門が社内のステークホルダーの要件を吸い上げつつ、開発ベンダーに開発/保守運用をディレクションするようなお仕事を続けていました。
ただコロナ禍を経て、電子チケットの台頭、ストリーミングを用いたオンラインライブ配信など、これまで以上にエンジニアリングの力が、スピーディにエンタテインメントの場にも求められるようになってきました。
これに対して、自社のサービスを良くしていくためには「ぴあ」のことを良く知った人間が、実際にエンジニアリングを進めていく方がより良いサービスがスピーディに提供できるのではないかという社内の動きが加速し、システムの内製化に踏み切ることとなり、2024年に「ぴあ」初のエンジニア組織、PIA TECH LABが誕生しました。
■PIA TECH LABについて
「ぴあ」でエンジニアとして働くと、とてもダイナミックな経験ができます。国内最大級のtoC向けのサービスを支えるために、大量のトラフィックをどう分散するか。変化の早い業界のトレンドのキャッチアップとその対応。チケッティングビジネスという特異性を持った領域で、細やかな要望を実現するために構築された一見複雑なシステム構成とそれを支える業務フロー。新しいことに挑戦したい方にとってはとても魅力的な環境だと考えています。
様々なご縁があり、今回は北海道札幌に技術拠点を設置させていただきましたが、引き続き本社の東京メンバーと連携を取りながら、様々なサービスを支えつつ、拡大していきたいと考えています。現在は主に運用保守領域の内製化が完了したため、開発領域へも少しずつ拡大していくフェーズとなっています。
PIA TECH LABの設立から1年ほど経ったものの、組織としてはまだまだ成熟しているわけではございません。社内におけるエンジニアのプレゼンスをあげつつ、エンジニアからサービスを作り上げ、PIA TECH LABがビジネスにおける牽引力を持ってお仕事を進めていけるように、頑張っていきます!
PIA TECH LABについては、下記採用サイトやインタビューなどを見ていただいたり、サービスについてはチケットぴあサイトをさわっていただき、何を実現したいかのイメージを膨らませてもらえると嬉しいです。
採用サイト:https://tech-lab.pia.jp/index.html
部門長インタビュー:https://thelocality.net/pia-tech-lab/
チケットぴあ:https://t.pia.jp/
この記事を読んでわくわくした方、ぴあへのご応募を心よりお待ちしています!