美容クリニックで看護師として10年。鈴木さんは、その経験を活かしてK.O.techのカスタマーサクセス(CS)へ転身した。今では40社近くのクリニックを担当している。
なぜ、数ある選択肢の中からK.O.techを選んだのか。そして、これまでどんなキャリアを歩んできたのか。鈴木さんに、この1年の歩みをじっくり聞いた。
「土日、ずっと働き続けるのは難しいな」
鈴木「特に嫌なことがあったわけじゃないので、そのまま続けてもよかったんです」
同じ業界で長く働いてきた同僚たちを見渡すと、現場を離れるとしても、多くは病院や別のクリニックへ移っていく。企業への転職を選んだ鈴木さんは、実はかなり珍しいケースだったという。
鈴木「同業の人と比べると、現場か病院に戻るっていうパターンが多くて。ちょっと珍しいパターンだと思います」
それでも10年の中で、少しずつ違う感覚が積み重なっていた。現場をやり切った感覚。そして、ライフステージの変化。
鈴木「美容クリニックって、世間が休みの時こそ忙しいので、休むのがなかなか難しくて。子どもが小さいこともあって、一度は時短勤務になったんですけど、そこはどうにか取り戻したいなという気持ちがありました」
同じようにライフステージの変化を経験した同僚は、他にもいたはずだ。それでも、感じ方は人それぞれだったという。
鈴木「みんなが同じように感じるのかは分からないんですけど、私はキャリアを取り戻したいという気持ちが、人より強かったかもしれません。現場で患者さんと一人ひとり向き合う仕事がずっと好きで、それを続けたいという人もいると思うので」
美容医療自体は好きだったから、現場からは完全に離れたくなかった。年齢的にも、ちょうどいいタイミングだったという。
鈴木「30代半ばで、チャレンジするなら最後のチャンスかなという感覚もありました」
転職活動はスカウトではなく、自分で求人を探して応募をした。正直、社名だけを見てもどんな会社なのかはピンとこなかった。それでも求人票を読み込んでいくうちに、心が動いた理由がだんだん見えてきた。「経験が活かせそう」と「新しいことに挑戦できそう」が、ちょうど半々に見えたのだ。
鈴木「クリニックに寄り添うところは今までと近いけど、教え方をクリニックごとに変えていくところは新しく挑戦できる部分だなと。そのバランスが、ちょうどよく混ざっている感じがしました」
経験を活かしながら、新しい力も身につける
入社後、最初の3ヶ月は自社製品の理解から。同行→自分でレクチャー→一人立ち、と3ステップで進む仕組みだ。
新人教育やマニュアル作りの経験がある鈴木さんにとって、教え方の部分はこれまでの延長線上にあった。一方で、新しく求められる力もあった。
鈴木「10年間、同じクリニックにいたので、患者様が来てくれる環境しか知らなかったんです。この仕事は毎回、自分がクリニックに伺う側。相手に合わせて話し方を変えることは、すごく意識するようになりました」
10年間、鈴木さんにとって現場はずっと「ホーム」だった。それが今は、毎回違うクリニックへ「アウェー」の立場で飛び込んでいく。同じ「教える」仕事でも、勝手はまるで違ったという。
信頼関係の築き方も、手探りで身につけていった。
鈴木「発注のSlack通知が来たらすぐLINEでお礼するとか、クリニックのInstagramをフォローしてすぐ反応するとか。とにかく連絡することは意識していました」
それでも、最初から思うようにできたわけではなかった。
鈴木「現場で1人の看護師として動いていた感覚から、ビジネスとして向き合っていくやり方に変えていくところは、最初すごく苦戦した部分でした」
お客さんと少しずつ関係を育てながら、信頼してもらった上で次の提案ができる環境をつくる。現場の感覚を活かしながらも、それまでとは違う視点を、この1年で少しずつ身につけていった。
30〜40社と向き合う、信頼関係の仕事
今、担当するクリニックは30~40社ほど。多くて大変そうに聞こえるが、本人の感覚は違う。
鈴木「顧客が多くて大変、という感覚はあまりないんです」
3ヶ月に1回、すべてのクリニックに顔を出せたら理想的だ。それでも距離や移動の制約があり、簡単ではない。それでも、連絡だけは絶やさないようにしている。
CSの仕事は、機械の使い方を教えるだけではない。長く使い続けてもらい、次も選んでもらうための信頼関係づくりだ。
鈴木「機械の性能はいいと思っています。それをちゃんと使いこなせているか、フォローするのがCSの役目かなと」
差が出るのはどこか、と聞くと、迷わず「信頼関係」だと答えた。
鈴木「『鈴木さんに相談すればいい』と思ってもらえるかどうか。1個目の対応をどれだけ丁寧にしたかで、次の頼られ方が変わってくる感じですね」
「向上心がある人」が、伸びていく
これから同じ道を選ぶ人に、伝えたいことを聞いた。
鈴木「看護師から見ると、全然違う畑なんですよね。マインドチェンジは、ひとつ覚悟しておいた方がいいと思います」
向いている人物像は、迷わずこう答える。
鈴木「向上心があって、新しいことを楽しめる人。そういう人の方が、成長は早いと思います」
美容クリニックで10年、やり切った先に見えたのは、これまでとは違う景色だった。教える相手も、向き合う距離感も変わったけれど、クリニックに寄り添う気持ちは変わらない。数多くのクリニックとの信頼関係を、鈴木さんは今日も一つひとつ積み重ねている。
美容医療の現場経験を、メーカーという新しい景色でどう活かすか。K.O.techのカスタマーサクセス(看護師資格必須)ポジションでは、鈴木さんのような方を募集中です