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カオスを堪能したコロナ生活

MiLにジョインしたのは、緊急事態宣言の2日後。入社初日から全社員リモートという寂しいスタートを切ったせいか、哀愁漂いがちな商品開発の大塚です。

数日後、そんなセンチメンタルに浸る余裕はまったくなくなりました。

コロナの影響で、幼児を抱える家庭に降りかかった激動――そう、「自宅保育」が始まったのです。緊急事態宣言から早2ヶ月、先日解除されましたが、コロナ生活で何が変わったか、振り返ってみます。

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カオス生活の幕開け

保育園へ預けることが原則NGとなり、自宅で子どもを見ながらの仕事を余儀なくされた日々は、想像を絶する過酷さでした。

片付けても片付けても部屋中ひっくり返されるおもちゃ箱の中身を横目に0歳の離乳食を作り、手づかみ用にちまちまミニおにぎりを作り、冷ましている間に3歳の幼児食を作り、食べさせ、0歳に食後の授乳。いつのまにかまた散らかったおもちゃを無視して仕事をスタート。

ただ紙に一本線を描いただけで「見て!見て!」の大合唱をする3歳男子に、「いい線だね!味がある!」とコメントをしつつ、眠くなってズグリ出す0歳を抱っこであやしながら電話対応、隙を見てPCに向き合うと、いつのまにか3歳が床に放置したハサミ(!)やらトリケラトプスのツノ(!?)やら、危険そうなものを興味津々に口に放り込む0歳が視界に入り、「ぎゃーーーー!!!!!」と駆けつけ口の中から異物を取り除いていると、今度は3歳が「おしっこ…」、間に合わず濡れるソファー、親がPCばかり見ていて不満爆発な3歳はフル◯ンで逃げ回り、うっかり手を踏まれた0歳がまた泣き始め…

泣き声を気にしながらのMTG、寝かしつけがうまくいかず各所に調整いただく打ち合わせ、荒れる家、はかどらない仕事、ふと床に目をやれば0歳に食べられたティッシュの残骸、謎にぶちまけられている粉、謎の液体…


カオスすぎる!!!!

仕事と保育、相性、悪すぎる!!!

0歳!(成長過程と理解してはいても)口に入れるものへの警戒心なさすぎる!!

3歳!!パンツ!!はかなすぎる!!!元気ありすぎる!!!

母!!余裕!!!なさすぎる!!!!!

いい加減にして!と怒鳴ると、とばっちりで0歳が泣き、抱っこであやしながらまたPCを開き、泣き止まないなぁと思って時計を見たら、いつのまにかお昼になっている……。お腹がすいて不機嫌な子どもたちにご飯用意しなきゃ……。やば、おかずストックなかったんだっけ…こんな時に弊社のカインデストベビーフード、マジで頼れる……!


そんな、光陰矢の如しすぎる、with0歳3歳 with仕事 withコロナの日常。

家族での時間や考え方、優先順位など、コロナで変化したことは多々ありますが、この自宅保育のインパクトがでかすぎました。

たまっていくタスクと、日々精神的に不安定になっていく子ども達。どちらにも集中できず、達成感はむしろマイナスの状態でとりあえず寝かしつけまでバタバタ…ちょっとした隙間時間みたいなものでさえ、もはや24時間中1秒もない感覚で、あっという間に2ヶ月が通り過ぎて行きました。


弊社もクラファンでお世話になったフローレンスさんが、自宅保育のアンケートの結果を載せていて、日本全国津々浦々、幼児のいる家庭は似たような悲鳴があがっていたようです。




自家製キット開発しました

もちろん、このままでいいわけがなく、仕事と保育の質と効率を見直そうと試行錯誤するわけですが、最も見直しが迫られていたのが「食事」でした。

乳児と幼児(と大人)で内容が異なる食事の準備を毎日3食分作ることと、きちんと食べさせること。これがとにかく、工数がかかる!

ALLベビーフード、レトルトだとしても、温めたりそれを一度冷ましたりするだけで何かと時間がかかるし、一口ずつ口に運んだり、こぼさないようにケアしたり、ぐっちゃぐちゃになった食卓を最低限整えたりと、買い物の時間を抜いたとしても、食事のあれこれが業務時間を否応なしに奪っていくわけです。

でも、もともと料理が好きで一汁三〜五菜派、食への想いが強く、コロナ関係なく1人ブラック企業化しがちなママと、その影響を120%受ける赤ちゃんをもっとハッピーにしたい!という気持ちでMiLにジョインしているので当然といえば当然なのですが、自分も子どもたちも(一応夫も)笑顔でピースフルな家庭でいるためには、食事はできる限り整えたい…!


宅配利用、常備菜まとめ作り、おかずも汁物もやめて丼一択、惣菜購入、コンビニ、朝のうちに3食作り置き、テイクアウト、Uber Eats、遊び系ごはん(ピザとか手まき寿司とか、子どもが喜んで勝手にやってくれる)、いろいろ試しましたが、最終的に落ち着いたのが「自家製キット」でした。

なんてことはない、ただ野菜をカットしてジップロックに数種類用意しておくだけ。肉は小分けで冷凍しておく。あとは、非加熱で食べられる豆腐や野菜を多めにストック。

ワーママの時短テクニックとしてオーソドックスな方法ですが、この下処理中の下処理が、我が家の食卓の救世主でした。


個人的にこの「自家製キット」の優れている点を挙げてみます。

①時短

②ベースアレンジが効く

③作りたてが食べられる

④思考停止した頭でもできる

⑤冷蔵庫がすっきりするので精神的にいい


まず①時短ですが、調理時に包丁もまな板も使わなくて済むし、適当に組み合わせてジップロックからフライパンに手づかみでイン!で、炒めたりスープにしたりすれば、とりあえず10分で大人と幼児のご飯はなんとかなります。(乳児はカインデストベビーフードでノーストレス。宣伝しつつ、リアルな声です!)冷凍のカット野菜でもいいですが、ビタミンミネラルの流出を考えると、自前できるとよりGOOD。

②ベースアレンジが効く。常備菜も便利だけど、続くと飽きるし、少しずつ落ちていく味に塩を足したりアレンジ前提なのが手間なことも。その点シンプルにカットしただけのパーツの組み合わせならば、和洋中エスニック、融通効きまくりです!

③作りたてが食べられるのも重要で、朝まとめて作り置いたり、完成の一歩手前まで仕上げるのも時短テクニックとして基本ですが、正直朝から3食分考えて準備するのは精神的に負担。そのとき食べたいものをパッと作れると、子どものリクエストに応えることも可能です。


そして最も優れている点が、④思考停止した頭でもできる、という部分。メニューを考えず、ただ目の前にある野菜を「すぐ使える状態」に切るだけなので、頭がパンクしてても真っ白でも動かなくても、コマを前に進めることができるのです。これが、市販のキットとの大きな違い。コロナ生活ならではの需要!

あれこれ考えなくても自動的に手が動く、という手段がいくつかあるといいなぁ、と実感しました。これは仕事にも活かしたいところです。

⑤についてはオマケですが、パーツが並んだ冷蔵庫は思いの外使いやすく、冷蔵庫を開けるたびに無駄にストレスを感じずにすみます。

「あのおかずどこ行った?」とか、「あーこれまだ残ってたのか!」みたいなこともありません。

パーツをどう活かすのか、どう組み合わせるのか、その創造性や着想も、頑張らずにできるリフレッシュになるので、作るのが好きだけど負担になっている方は、ぜひお試しください。

このパーツを組み合わせる自家製キットですが、思うように動けず迷惑をかける中、「チームで勝ちましょう!」と言ってくれた上司の一言を調理のたびに思い出します。

個人を食材のパーツと仮定すると、会社もある意味「料理」だな、と。

いろんな個性と能力があって、単体だけでは光らないことでも、組み合わせによって魅力を発揮できたり、カバーし合えたり、意外な化学反応で想像以上に美味しくなったり。だからこそ、チームで働くって面白いですよね。

単体としても、パーツの汎用性や特性をもっと伸ばしていきたいし、それがチームとして機能したときに、相乗効果でまだ見ぬ世界を作っていけることを考えると、ワクワクするし、頑張ろう!と思えます。

「ワーママ」はある種のわかりやすいラベルだけれど、みんなそれぞれの状況があって、困難がある。いいことも悪いこともそれも全部受け止めて、じゃぁどうやればうまくいくのか、ゴールに向けてどう進んでいくのか、ポジティブに支え合える環境がMiLにはあると思います。


ちなみにあなたがもしママ(パパ)ならば、コロナ期間に自宅保育で味わった苦悩がきっと仕事に活きるはず。

私も日々、てんやわんやな中、ママの解決したいネタのストックがたくさんできたので、まるっと商品開発に活かせたらいいなと思っています。

ぜひ一緒に、泥臭く、汗かきながら、これからのMiLを作っていきましょう。

あなたのジョイン、お待ちしております!

おまけ

最後まで読んでくださった方の中で、同じような状況でひーひーな方、緊急事態宣言は解除されましたが、自宅保育中、我が家でヒットした遊びを2つ紹介します。


①ゴミ袋風船

45ℓのゴミ袋に空気を入れて風船にする。コスト0、即興の割に、めちゃくちゃ盛り上がります。3歳の集中力も10分は持ちます。短い。短いけれど、貴重な10分…!

体力もそこそこ削げる!


②お洋服屋さんごっこ

着替えイヤイヤ、パンツはかせるのにも苦労する子におすすめ。その日着る、家族分の洋服をすべて選んでもらいます。まぁひどい組み合わせで、「それ結婚式用のフォーマルドレスですけど…」みたいなやつ選んできたりして冷や汗ですが、その流れで自分も着替えてくれる率がぐっと上がりますし、服選んでる時間で10分確保できます。

いいじゃないですか、家でドレス着て仕事。また辛抱が必要な時期がきても、なるべく楽しく、乗り越えたいですよね。


お試しあれ!

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