こんにちは!スパイクスタジオ採用担当の海藤です。
今回は、モンゴルのウランバートルにある「モンゴルコーセン技術カレッジ」を訪問した際の体験をお伝えします。
モンゴルでは、日本企業でのインターンシップを目的に、多くの学生が来日しています。特に、モンゴルコーセンは日本の高専とも連携しており、質の高い技術教育を受けた学生たちが学ぶ場所として注目されています。
今回の訪問では、弊社のインターンシッププログラムに向けた会社説明会と面接を実施してきました。2025年1月にインターンを迎える学生さんたちと、直接お話しする貴重な機会となりました。
現地での体験
モンゴルコーセン技術カレッジのキャンパスに到着すると、学生たちが笑顔で迎えてくれました。
まずは、校内を案内していただきました。各所に日本との交流を示す張り紙や、日本語の本が数多く並んでいるのが印象的でした。日本とのつながりを大切にしている姿勢が伝わってきて嬉しく思いました。
続いて、授業見学では、電気工学の実習を拝見しました。教室内では、学生たちがテーブルを囲み、それぞれの課題に集中して取り組んでおり、真剣な表情で実践的な技術の習得に励んでいる姿がとても印象的でした。
その後、学食にもお邪魔しました。カフェテラスのような明るく開放的な雰囲気の学食で、壁にはスティーブ・ジョブズやニコラ・テスラといった歴史に名を刻んだ人物のイラストが描かれており、学生たちが目指す未来や目標を象徴しているように感じました。
午後には、会社説明会を実施しました。弊社の事業内容やインターンで学べることについてお話ししました。学生さんたちは真剣な表情で耳を傾けてくれ、その熱心さがとても印象的でした。
質疑応答では、日本でのキャリアに対する意欲が伝わる積極的な質問が飛び交いました。皆さんの前向きな姿勢に、こちらも自然と熱が入りました。
面接では、一人ひとりと直接お話ししました。語学力の高さには驚かされるばかりで、それぞれがしっかりとした将来像を持っていることにも感心しました。「モンゴルで起業をするために、まずは日本で技術を学びたい」「日本のカルチャーが好きで、日本で仕事がしたい」といった熱い思いを語る学生たちの姿が印象に残りました。
全体を通じて、学生たちのポテンシャルと意欲を肌で感じることができ、本当に貴重な時間となりました。
ウランバートルで見たビジネスの可能性
ウランバートル市内は、近代的な雰囲気が広がっていました。高層ビルやショッピングモールが立ち並び、活気に満ちています。一方で、旧ソ連時代の建築物も点在し、現代と伝統が調和した街並みが印象的でした。少し郊外に目を向けると、草原が広がり、ガラリと雰囲気が変わるのも魅力の一つです。
滞在中、現地の開発会社の方々とも交流の機会がありました。技術者の皆さんは非常にフレンドリーで、オフィスには若いエンジニアたちが多く在籍していました。
モンゴルの人口は約340万人で、そのうち首都ウランバートルには約150万人が住んでいます。国民の平均年齢は約28歳と若く、特に都市部には向上心にあふれる若者が多いことが印象的でした。
今回の訪問を通じて、モンゴルコーセン技術カレッジの学生さんや技術者たちの可能性の大きさを肌で感じました。現在の5年生が1期生ということで、これから教育カリキュラムがさらに充実していくことが期待されています。
学生たちが語ってくれた「日本で学び、モンゴルの未来をつくる」という言葉には、彼らの強い意志とビジョンが込められており、私たちにとっても学ぶことの多い交流となりました。
今回の訪問を通じて、私たち日本企業が提供できる場が、彼らの成長や目標達成の助けになれることを改めて感じました。これは単に一方的な支援ではなく、双方が成長し合い、新たな価値を生み出す協力関係の第一歩だと思います。
振り返りとまとめ
今回のモンゴル訪問では、モンゴルコーセン技術カレッジの学生さんとの交流を通じて、彼らのポテンシャルの高さや、日本で学びたいという強い意志に触れることができました。
また、現地の開発会社や都市の様子から、モンゴル全体が持つ成長の可能性を改めて実感しました。
モンゴルは平均年齢が若く、国全体が未来を見据えた発展段階にあります。今回のインターンシップ準備を通じて、私たちの会社が彼らの成長に少しでも貢献できればと思っています。
さらに、今回の訪問で感じたのは、こうした国際的なつながりが双方にとって大きな価値を生むということです。学生たちは新しい技術や文化に触れることで成長し、私たちも彼らのエネルギーや視点から多くを学ぶことができました。
そして、2025年1月から始まるインターンシップでは、学生たちが日本で新しい環境に挑戦し、自身の可能性を広げていく姿を見ることを心から楽しみにしています。現地で見せてくれた彼らの積極性と向上心が、インターン期間中にもきっと発揮されると確信しています。この機会を通じて、彼らが新たなスキルを身につけ、さらに成長していく姿をサポートできることを楽しみにしています。
これからもこうした機会を大切にし、未来をともに築く仲間として、モンゴルの学生たちとの交流を続けていきたいと考えています。今回の訪問がその第一歩となったことに、心から感謝しています。