美容系クリエイターのプロデュースやキャスティング、企業のSNSやYouTubeのマーケティング支援などを手掛けるbuggy株式会社。代表を務める関根(@mu41208)と、buggyに関わるさまざまなメンバーが対談する本企画。
今回は前回に引き続き、buggyでYouTubeディレクター兼ショートコンテンツディレクターとして働く山下孔士(やました こうし)が登場。
今回は山下の業務内容や映像業界にこだわる理由について伺います。
また「入社してから1年足らずですごく成長している」と語る関根が山下に期待することや、関根流の仕事の任せ方についても熱く語ってもらいました。
プロフィール
山下孔士 / buggy株式会社 YouTubeディレクター・ショートコンテンツディレクター
明治学院大学文学部芸術学科卒業後、株式会社Goingに入社しテレビ番組のAD業務に従事。その後株式会社エルロイ、株式会社RECOにてCM制作のPMを経験。2022年7月、buggyにジョイン。
関根貴大 / buggy株式会社 代表
新卒で大手PR会社ベクトルグループのPR TIMESに入社、MVPを獲得。その後TWIN PLANETグループの子会社を創業、国内最大級のインフルエンサーマッチングプラットフォームの立ち上げ。2019年8月、FIREBUGの戦略子会社としてbuggyを創業、エンタメ領域のDX推進に従事。2022年3月、buggyをMBO、現在は美容領域のクリエイター支援やIPプロデュース、企業のSNSやYouTubeのマーケティング支援をしている。
buggy:http://buggy.tokyo/
Twitter:https://twitter.com/mu41208
目次
プロフィール
これからの時代に合わせた縦型コンテンツのプロに
根幹にある“エンタメ好き”の精神
各メンバーから刺激を受けられるbuggyの環境
これからの時代に合わせた縦型コンテンツのプロに
関根:buggyに入社してからの仕事内容を話してもらえるかな。
山下:最初の1ヶ月はハムさん(野村公/IPプロデュース事業)の現場に同行させていただいていて。のはるさんや山賀(琴子)さん、休井(美郷)さんなどのYouTube撮影に立ち会っていました。その後は企業のYouTubeチャンネルやTikTokなどの案件を担当させてもらっています。
関根:これまでどんな案件を担当してきたっけ?
山下:東洋製罐グループの企業チャンネルや株式会社ほけんのぜんぶの「ママのぜんぶ!」、小学館の「ピカいち CHANNEL」などの制作ディレクションを担当しました。
関根:前は俺が自分でキャスティングや発注をやっていたけど、今は全部山下に任せられるようになった。最近はスマホで動画を見る時代の流れに合わせて、YouTubeの横型動画よりもTikTokやYouTubeショートの案件が増えていて、縦型コンテンツのプロという立ち位置になってきてるよね。
新しいプラットフォームって未知だから、まずはそのモノ自体を知るところから始まるじゃん。リールはどのように投稿するのがいいのか、ハッシュタグは何個つけたらいいのか、サムネイル画像は何がいいのか……誰もわからないことだらけ。正解がないことだからこそ、「このやり方でいいんだっけ」と悩むこともあると思う。
山下:そうですね、試行錯誤しています。
関根:俺は山下に対して、案件ごとにいちいち細かいオリエンテーションをせずに初動からプロジェクトを任せてるから、山下は自分でクライアントと対時して企画の目的やターゲットなどの情報を得なきゃいけない。むしろ「ちゃんとオリエンしてくださいよ!」と言われたら「しめしめ」と思う(笑)。
中には何も考えずに作業に取り掛かる人もいると思うけど、案件の説明を求めたり細かく分解したりする人は、情報がないと映像を作れないことを知っているということだから。多分1年後には「関根さんに無茶振りされてたけど、そのおかげで仕事できるようになりました」と言うと思う(笑)。
関根:自分自身も未知の領域で正解がわからない状態だとしても、まずは1回メンバーに任せてみて、どこまでできるのかを常に見てる。だから山下は、今まさに俺に鍛えられているところ。しかもbuggyの中で縦型動画を専任しているのがひとりだからプレッシャーもあると思うけど、どう?
山下:プレッシャーはありますね。休日でも仕事のことを考えてしまうことがあります(笑)。でも溜め込むのが一番よくないので、困ったら関根さんに相談しようと思えるのは心強いです。
関根:山下はそういう自発的な動きもけっこう多いよね。ただ本当に困ってそうなときは、俺から指示を出したりアドバイスを出したりするようにしてる。
山下:いつもありがとうございます。ここ数ヶ月はTikTokの案件がかなり増えているので、極めたいと思っています。
関根:もうすぐで爆発的に伸びそうなアカウントも結構あるから、それが実現できると自信にも繋がると思う。
俺は30歳まで、自分が携わったものが爆発的に伸びた経験がなかったんだよね。今もまだまだだし、20代を振り返れば貴重な体験だったと思うこともあるけど、当時はしんどかった。実績が作れると、マジで人生変わるよ。
根幹にある“エンタメ好き”の精神
関根:山下はこれまで二度の転職をしてるけど、映像業界にこだわる理由は?この業界は忙しいときもあるし、言ってしまえばもっと楽に働けるところもあると思うんだよね。
山下:やっぱり、エンタメや映像が好きだからですね。楽にやりたくないことをやるより
、忙しかったとしても好きなことをやりたいので。
関根:なるほどね。山下が仕事中にアガる瞬間ってどんなとき?
山下:動画がヒットしたときはテンション上がりますよね。やっぱり良い数字が見れたら嬉しいので。とはいえ、自分が面白いと思える動画を作れたときは、たとえヒットしなかったとしても嬉しいです。本当はそれで満足したらダメなんですけど...!
関根:2回の転職を経てどう?過去の自分に何か伝えるとしたらなんて言う?
山下:後悔してることはないですね。今進んできた道が正解だと思っているので、過去の自分に「そのまま頑張れ」と伝えたいです。
関根:自分の選んだ道を正解にできるのは大事だよ。この先やってみたいことや目標は?
山下:それは今模索中です。関根さんはやりたいことや提案したことには協力してくださるので、たとえ「これをやりたいから他の会社行きます」と言ったら「buggyでやればいいじゃん」と言ってくださると思っています(笑)。
関根:ははは(笑)。
山下:この先も映像制作が好きなことは変わらないと思うので、いろんな経験を積んでいきたいなと思います。
各メンバーから刺激を受けられるbuggyの環境
関根:buggyに入社して8ヶ月経ったけど、メンバーの中で刺激を受けている人はいる?
山下:みなさんからめちゃくちゃ刺激を受けています。
ハムさんは熱量が高いし、クリエイターにフルコミットする精神がありますよね。小山さんは僕よりもSNSの知識があって、投稿のキャプションを書くのも上手いですし……全員から日々学んでいますね。
関根:山下はちゃんとやることやってくれるし、新しいことに対して実はそんなにびびってないと思うんだよね。他の人が逃げ出したり放置したりするようなことにもちゃんと向き合うし、期限も守る。
最近は独自のセンスやロジックも習得しているから、アウトプットを見て俺も学ばせてもらってる。「100点を求めていたのに15点のものが提出された」なんてことは絶対ないし、ベースの平均点が高い。入社してから1年足らずですごく成長していると思う。
山下:ありがとうございます……!
関根:このまま「縦型動画の領域のプロになりたい」と思っていたらなれるし、思っていないならなれない。しかも30代になると、20代と同じようにはできなくなることが多い。
体力的な問題もあるかもしれないけど、さまざまな経験を積んだからこそ、失敗を怖がるようになるからなんだよね。山下は今28歳、社会人5年目くらいでしょ?
山下:そうですね。
関根:あと6年くらいは失敗し続けていいと思う。このままベースとなる力をつけていくのも大事だけど、爆発的に成長するには大失敗が必要。だから恐れずに大きなチャレンジをしてほしい。みなさん、半年後の山下に期待しててください!
山下:ありがとうございます!
<取材時期:2023年4月>
今回は前回に引き続き、buggy ディレクターの山下に話を伺いました。淡々と話すように見えた山下ですが、その根幹にはエンタメや映像が好きであるという強い気持ちが備わっています。
着々と成長する山下の今後の飛躍にもぜひご期待ください!
<撮影協力>
今回の撮影は隠れ家カフェで本格コーヒーを楽しめるカフェ「Beans Garage Coffee」にご協力いただきました。
<ふたり広報:取材・多葉田愛/執筆・伊藤美咲/編集・えるも/写真・琴>