8月のコラムでは、創業100周年のその先を見据え、さらなる成長を目指すクナイの姿をご紹介しました。
ではその未来を実現するために、クナイは「今」何をしているのでしょうか。
その答えの一つが、これまで培ってきた建設業の枠にとらわれず、地域に必要とされる新しい場所や事業をつくっていくことです。
コワーキングスペース「紡」やジムも、その取り組みの一つ。
一見すると、これまでのクナイの仕事とは少し違って見えるかもしれません。
しかし、そこには「山口のこれからをもっと良くしていきたい」という、クナイの変わらない思いがあります。
今回は、こうした新しい事業が生まれた背景と、その先にクナイが思い描く山口の未来についてお伝えします。
目次
- 100年のその先へ。だからこそ、今までと同じではいられない
- 「二度目の明治維新」を、山口から
- 建設業の会社が、なぜ「紡」やジムをつくるのか
- 「地域に必要とされる会社」を、事業でつくっていく
- 山口で働くことは、地域の未来をつくることでもある
- 100年のその先は、「今」の積み重ねから生まれる
100年のその先へ。だからこそ、今までと同じではいられない
クナイは塗料販売から始まり、塗装工事、道路のライン工事、交通安全施設、法面保護、外構・造園、住宅のリフォームなど、地域の暮らしに関わるさまざまな仕事を手がけてきました。
長い歴史の中では、決して順調な時期ばかりだったわけではありません。さまざまな変化や試行錯誤を重ねながら、その時々で自分たちの強みや地域に必要とされるものを見つめ直してきました。
そうした経験があるからこそ、クナイは今も「これまで積み重ねてきたものを大切にしながら、時代に合わせて変化する」という姿勢を大切にしています。
100年という節目を迎えたから、そこで立ち止まるのではなく、その先の150年、200年を考える。そのためには、今までの事業を続けるだけではなく、「これからの地域に何が必要なのか」を考え、行動していくことが必要です。
その具体的な形として生まれたのが、コワーキングスペース「紡」や、地域の健康づくりを支えるジムでした。
「二度目の明治維新」を、山口から
クナイの代表が、”山口のこれから”を考えるうえで大切にしている言葉があります。
それが「二度目の明治維新」です。
山口県には豊かな自然があり、瀬戸内海側には産業やものづくりの基盤もあります。そして歴史を振り返れば、この地域から新しい時代を動かしていった人たちも数多くいました。
だからこそ”これからの山口”にも、この土地ならではの良さを生かしながら、新しい価値を生み出していく力があるのではないか。
クナイが目指しているのは、単に人口や経済規模を大きくすることだけではありません。自然豊かで、人間らしい生活ができるこの地域を「ここで暮らし続けたい」と思える場所として、子や孫の代まで誇りを持って受け継いでいけるようにすること。
そのために、いま自分たちにできる目の前のことを一つずつ積み重ねていく。
「二度目の明治維新」という言葉には、そんな山口の未来への思いが込められています。
建設業の会社が、なぜ「紡」やジムをつくるのか
クナイが新しい事業を始めるとき、何より大切にしているのは、「流行っているから」という理由だけではありません。
代表が大切にしているのは、
流行り廃りではなく、『続けられるもの。』
そして、『地域に根ざしていけるもの。』
その考え方が、コワーキングスペース「紡」にも表れています。
「紡」が生まれたきっかけは、クナイが90周年を迎えたタイミングで、旧本社事務所の建て替えを考えたことでした。
ただ新しい事務所をつくるのではなく、「この場所の特性を生かして地域の役に立つ場所にしたい」。
そう考えたことから9階建てのビルをつくり、その最上階に、工場夜景と新幹線を見下ろせるコワーキングオフィス・レンタルスペースを設けるという構想につながりました。
当初は移動の多いビジネスパーソンや、自宅で仕事をするリモートワーカーなど、ビジネスシーンでの利用を想定していました。
実際には、デザイナーやWEBクリエイター、学生などを含めた幅広い方に利用されています。
「建設業だから建物をつくる」のではなく、その場所を地域の人たちが、どのように使いどんなつながりが生まれるのかまで考える。
そこに「紡」という名前にもつながる、クナイらしい地域との関わり方があります。
「地域に必要とされる会社」を、事業でつくっていく
もう一つクナイが始めたのが、ジムです。
こちらも建設業とは一見すると、距離のある事業に見えるかもしれません。
けれど、始まりにあったのは「地域で暮らす人たちにとって、こんな場所があったらいいのではないか」という考えでした。
仕事や頭を使うことが多い人たちが、運動不足を解消したり、健康づくりのための習慣をつくったりする。そのきっかけとなる場所にできたらいい。
さらに、周辺にはマンションやアパートも多く、地域のニーズもあると考えました。
こうして見ると「紡」と「ジム」は、まったく違う事業のようでいて、根底にある考え方は共通しています。
それは地域に暮らす人たちの生活を見ながら、「今、この地域に必要とされているものは何か」を考えること。
建設業という一つの領域だけにとどまらず、自分たちにできることを探していくからこそ、クナイの事業は少しずつ地域との接点を広げています。
山口で働くことは、地域の未来をつくることでもある
クナイがこれからも大切にしていきたいのは、地域に根ざして長く続いていくことです。
「紡」もジムも、短期的な流行を追いかけるためにつくられたものではありません。
その場所を必要としてくれる人がいて、地域の中で使われ続ける。そうした積み重ねによって、少しずつ地域に根づいていくことを目指しています。
これは、クナイがこれまで建設業を通じて地域と関わってきた姿勢ともつながっています。
道路や交通安全施設など、地域の暮らしを支える仕事から始まり、今では仕事や健康、交流といった、より日常に近い部分にも関わろうとしている。
その根底にあるのは、「自分たちの仕事が、地域の未来にどうつながるのか」を考える姿勢です。
だからこそ山口で働くことは、単に山口県内で仕事をするということだけではありません。
自分が持っている経験や知識を生かしながら、この地域をこれからどうしていくのかを考える。その選択肢の一つが、クナイで働くということなのだと思います。
100年のその先は、「今」の積み重ねから生まれる
100年続く会社になることは、一つの大きな節目です。
けれど、本当に大切なのは、100周年を迎えたその先に、どんな会社として残っていくのか。そして、どんな地域を次の世代へ渡していくのか。
その未来は、何か一つの大きな事業によって突然つくられるものではありません。
「紡」をつくる。ジムをつくる。
これから地域に必要なものを考える。
そうした一つひとつの行動を積み重ねながら、クナイは少しずつ建設業という枠を越えた地域との関わり方を広げています。
今後について、具体的に決まっている新しい事業があるわけではありません。
ですが、これから先も「地域に根ざして続けられるものは何か」「自分たちにできることは何か」を常に考えながら、新しい挑戦を続けていきます。
100年の歴史があるから、変わらない。
クナイが目指しているのは、その反対です。
これまで積み重ねてきたものを大切にしながら、時代に合わせて変わっていく。
その「今」の積み重ねが、150年、200年先のクナイと、山口の未来につながっていくのだと考えています。