成長企業の経営管理を支援する様々なサービスを提供する株式会社WARC(以下、WARC)。2023年3月に立ち上げたWARC Tech事業部は「テクノロジーの力でコーポレート部門の負を解消する」をミッションに、内部統制DX SaaS『smoove J-SOX』を昨年リリースしました。
今回は、そんなWARC Tech事業部の中核を担うリードエンジニア、野本さんのインタビューです。WARCを選んだ理由やエンジニアチーム、そして自身の仕事に対する思いを伺いました。
目次
プロフィール
好きなことを仕事に。専門性を活かす環境選び
未知のコーポレート領域に挑戦。新規事業部に4人目メンバーとしてジョイン
責任感と柔軟性が共存する職場。信頼関係から生まれたチーム文化
熱意が可能性を広げる。専門家と共に築く、新たな挑戦
プロフィール
野本 英梨子(Nomoto Eriko)
大阪大学大学院卒業後、新卒で株式会社レトリバへ入社。学生時代の専門分野である自然 言語処理の知識を活かし、テキスト分析支援ツールの制作・提供を行う事業にエンジニアとして参画。 2023年に当社入社。WARC Tech事業部の開発を牽引するエンジニア。現在は新規事業にも携わっている。
事業部初のプロダクト『smoove J-SOX』の開発・リリースはこの人なしでは語れない。あだ名はノエル。
趣味は勉強と読書。仕事で使う・使わないに限らず、新しい知識を入れていくことが好き。新しい知識に触れていないと「思考が濁って病む」らしい。 映画も好きで、作品によってどこの映画館で観るかというこだわりがある。湯浅監督のアニメ映画はTOHOシネマズ、3DCGモリモリなハリウッド映画は109シネマズのIMAXがおすすめ。
大学では陶芸部に所属。手先の器用さにはそこそこ自信がある。
好きなことを仕事に。専門性を活かす環境選び
- まず初めに、これまでの経歴を教えてください。
生まれも育ちも愛媛県で、高校卒業後は大阪大学工学部に進学しました。
3年生で情報系と機械電子系のどちらかを選ぶタイミングがあり、情報系に進んだことがソフトウェアエンジニアへの道に進むきっかけになりました。
進路の選択基準は、シンプルに「どちらの教科が好きか」でした。元々、自分の作ったものが誰かに喜ばれるような技術に興味を持っていたので学部は工学部、研究室は自然言語処理を選ぶことに。
研究室では主に、プログラミングで実験用のコードを書いて、機械学習で精度を出す、といった研究をしていました。大学院も同じ研究室に進学しました。
大学院時代は学費や生活費を自分で賄う必要があったため、夏休みを利用してインターンシップに参加。アルバイト水準の給料がもらえることと、専門分野である自然言語処理に関われることを条件に企業を探しました。
そうして出会った企業が、前職のレトリバです。
- インターンシップをきっかけに、新卒でレトリバさんに入社されたと聞きました。
就職活動の際は、実はしっかりとしたキャリアプランを考えていたというよりも、純粋に興味のあることを仕事にできるという点を最も重視していました。
同期の中には大手企業に就職した人もいて、もちろんそういった企業でも自然言語処理の研究開発はできるのですが、配属先を選べないことがほとんどです。
希望ではない部署に配属される可能性もあることを考えると、大手企業の安定性よりも「確実にやりたいことができる」という魅力が自分にとっては大きかったんです。
レトリバでは『YOSHINA』というSaaSの開発をしていました。自然言語処理を利用したテキスト解析ツールです。
テキスト分析の場合、特に「自由に書いてください」というような項目の内容から機械的に価値のある知見を発見することが難しいんです。そこを自然言語処理の力で、分析の手助けをするような製品です。
- 3年ほど在籍されていたかと思いますが、転職のきっかけは何ですか?
エンジニアとして、違う環境で力をつけたいと考えたことが大きな理由です。
元々師匠とも言える先輩エンジニアがいて、その方から様々なことを学び、スキルを着実に身に付けていきながら最初の1年半ほど過ごしました。
充実した日々を過ごしつつも、今後のキャリアも並行して考えていこうとしていた矢先にCOOの億田さんから声を掛けいただいて。
そのときに前職で一緒だった田中さんもWARCに在籍していることを知りました。
田中さんの下で学べるなら、スキルを磨きながらも、チームで開発を進めていく上で必要なマネジメントスキルも身に付けられそうだと思い、WARCへの入社を決めました。
- 元々一緒に仕事をされていた田中さんの存在が、WARCへ入社する大きな決め手だったんですね。
はい。田中さんのコミュニケーション能力は前職時代からすごいなと思っていました。特にエンジニアではない方々への、技術的な内容を説明する際の分かりやすさ。
我々エンジニアは、意識しないと専門用語を多用してしまいがちですが、田中さんは分かりやすい言葉を自然に選び、話の構成や説明の順序も含めて、聞き手に合わせた伝え方ができるんです。初めてお会いした時から、そういった点を特に尊敬しています。
また、最近特に印象的なのはマネジメント力や人への気配りの的確さです。
チームビルディングにおける「これをやろう・これはやらない」という判断がはっきりしていて、その理由も非常に納得感があります。
プログラミングの技術力だけでなく、人と協業しながら仕事を進めていくビジネス面でも、田中さんから学ぶことが多くあります。
技術とビジネスの両面をバランスよく押さえた仕事の進め方は、自分にとって大きな学びとなっています。
未知のコーポレート領域に挑戦。新規事業部に4人目メンバーとしてジョイン
- では「一緒に働く人」の他に、WARCへの転職を決めた理由はありますか?
私が仕事をする上で一貫して大切にしている軸は、自分が作ったものがお客様に喜ばれるという点と、その制作過程に自分自身がワクワク感を見出せるかどうかです。
それを踏まえ、WARC Tech事業部の「コーポレート領域をSaaSで便利にする」というコンセプトに強く惹かれました。
コーポレート領域は私にとって未知の分野でしたが、WARC Tech事業部が取り組む「コーポレート領域の効率化」で、様々な企業をサポートできるという可能性に大きな価値を感じたんです。
そのため億田さんからWARCのお話をいただいた時点で、早々に「WARCで頑張ってみたい」という気持ちが固まりました。
- 入社して早々に活躍されていたと聞きましたが、コーポレート領域への挑戦は初めてだったんですね。
そうなんです。プロダクトを開発する上で必要なコーポレートや会計の知識は全く持っていませんでした。
エンジニアリング一筋だったので、正直コーポレート部門の業務内容すら知らなかったレベルです。
現在のWARC Tech事業部では、新入社員向けの研修やオンボーディングプログラムがしっかりとありますが、私が入社した当時は完全には整備されていませんでした。
事業部4人目の初期メンバーだったので、まさに走りながら学ぶような感じ。
それでも周りのメンバーが親身になってサポートしてくれました。おすすめの本を紹介してくれたり、どんな質問にも丁寧に答えてくれたおかげで、スムーズにキャッチアップをすることができました。
自分自身がそうだったように、入社前に知識がなくても全く問題ありません。ただし入社後はオンボーディングの内容をきちんと理解し、さらに必要な知識を自ら積極的に学習していく意欲は必要です。
日頃から学習習慣があり、学ぶことに情熱を持っている方なら、きっと活躍できると思います。
- WARCに入社してから成長したことや、新しくチャレンジしたことはありますか?
大きくふたつあります。
ひとつは技術面での成長です。入社して割とすぐ、フローチャート保存用のAPIを作る機会がありまして。
田中さんと一緒に設計して自分が実装したのですが、当初複数人が一緒にサービスを使うと、保存に失敗することが頻繁に起こる構造になっていたんです。エラー対応も結構大変だし、原因特定にもかなり苦戦しました。
最初に作ったときはメリットデメリットもわかっていなかったし、複数人が操作するイメージも湧いていなかったのですが、利用者が増えて問題が顕在化したことで、根本的な設計の見直しを行いました。
この経験を通して、複数ユーザーが同時に共有データを更新できるシステムの複雑さを実感しました。
GoogleドキュメントやNoitonのような共有編集ツールを当たり前に使っていましたが、実際に開発してみると想像以上に難しく、緻密な設計が必要だという大きな気づきでした。
もうひとつは、仕事の進め方の変化です。以前はウォーターフォール型に近く、かつ「顧客の要望をそのまま作って渡す」状態でした。
ですが今は、デザイナーやPdMなど異なる職種の仲間と一緒に話し合って、本当に欲しいものを一緒に考えながら作れるようになったんです。
以前はそういった開発を「やってみたい」と頭の中で考えていても、実際にどうやるかわからなかったんです。ですが最近はチームで一緒に作り上げる方法がつかめてきました。
これは、自分にとってすごく大きな成長だなと感じています。
責任感と柔軟性が共存する職場。信頼関係から生まれたチーム文化
- WARCのエンジニアにはどんなメリットがありますか?
WARCでエンジニアをするメリットは、アジャイル開発を本格的に実践している点だと思います。
様々なステークホルダーと密に連携を取りながら、最善のソリューションを追求していく開発スタイルは、エンジニアとして大きなやりがいを感じられるだけでなく、貴重な経験を積むことができます。
ここで得られる経験は、他の現場でも必ず活きるはずです。
例えば、今後のキャリアにおいて、ウォーターフォール型の開発現場にチャレンジすることになったとしても、アジャイル開発の経験を基により良い開発プロセスを提案・実践していくことができると思います。
WARC Tech事業部での経験は、どんな環境でも理想的な開発スタイルを実現していくための、確かな底力を身につけることに繋がると感じています。
- 野本さんがエンジニアチームを紹介するとき、どんなチームと表現しますか?
そうですね。色々あるので悩みましたが、一言で言えば「情熱的なチーム」かなと。
全員が『smoove J-SOX』の開発という共通の目標に向かっていますが、それ以上にひとりひとりがそれぞれの分野、役割に対して強い情熱を持っていると感じています。
そして、個々の情熱をぶつけ合い、活発なコミュニケーションを通して方向性を一致させていく。それぞれの熱意と、チームワークのバランスが取れた、素晴らしいチームだと自負しています。
- エンジニアチームの働き方について教えてください。
WARC Tech事業部のエンジニアチームは、非常に働きやすい環境だと思っています。
コアタイムは11時〜16時で、フレックスタイム制なので、各自のスケジュールに合わせて柔軟に働くことができます。
休暇も取得しやすく、制度だけでなく、田中さんを始めチーム全体で働きやすさを尊重する文化が根付いています。
例えば急病で早退するメンバーに対しても、ネガティブな雰囲気は一切なく、むしろ「しっかり休んでください」と心配し声を掛け合うような環境。
プライベートを重視するだけでなく、各自が責任感を持って業務に取り組んでいます。言われなくてもやるべきことをしっかりとこなし、成果を出すことを大切にしています。
開発チーム内では相互レビューやペアプログラミングを積極的に行い、メンバー同士の作業状況を可視化しているんです。
そのため、困った時にすぐに相談できる環境が整っており、作業が滞ることも少ない。問題が発生しそうな場合は、チーム内でサポートし合う体制も確立されているため、安心して業務に取り組むことができます。
現在は毎週火曜日が出社日で、それ以外は基本的にリモートワークです。
Slackでのコミュニケーションも活発で「コンビニ行ってきます」「行ってらっしゃい」といった何気ないやり取りも気軽にできる。
雑談チャンネルでお互いの些細な日常も共有できる、そんな関係性がチームの魅力です。
- 野本さんが思う、WARC Tech事業部の良い点は何ですか?
WARC Tech事業部で特に素晴らしいと感じるのは、エンジニア以外のメンバーも含め、全員が非常に高いプロ意識を持っている点です。
デザイナーやカスタマーサクセス、アドミンなど、それぞれの職種で専門性を持ち、誇りを持って仕事に取り組んでいます。
最近でも、デザイナーの方とランチをしながらデザインの話を聞いていたのですが、改めて刺激を受けました。
他の職種のメンバーからも常に学ぶことが多く、プロフェッショナルとしての姿勢を見習いたいと感じる毎日です。
WARC Tech事業部メンバーについて
- 野本さんが今後、WARC Tech事業部でやっていきたいことはありますか?
WARC Tech事業部は『smoove J-SOX』という最初のプロダクトが軌道に乗り始めたばかりの、まさにスタートラインに立ったばかりのフェーズです。
そのため、このプロダクトをさらに成長させることはもちろん、今後の新しいプロダクト開発にも関わりたいなと思っています。
新しいフェーズに進むにつれて、今はまだ想像もできないような課題に直面すると思います。だからこそ、現状に満足せず、常に前向きに課題解決に取り組んでいきたいです。
目の前の課題一つひとつに真摯に向き合い、解決していくことで、COO億田さんの言葉を借りれば「再現性」を高めていきたいと思っています。
個人としては「これだけのプロダクトを育ててきた」という実績と自信を積み重ね、どんな困難にも臆せず立ち向かっていける、そんなエンジニアへと成長していきたいです。
熱意が可能性を広げる。専門家と共に築く、新たな挑戦
- 現在、WARC Tech事業部ではエンジニアポジションの採用を積極的に行っていますが、どんな人に来てほしいと思いますか?
知的探究心と協調性を持った方と一緒に働けると嬉しいです。
コーポレート領域、特に内部監査やJ-SOXの分野は、まだまだ発展途上です。
私たちも『smoove J-SOX』の開発を通して、整備評価や運用評価などについて日々学習していますが、それでも全体像のごく一部に触れているに過ぎません。
学ぶべきことが無限にあり、知的探究心を刺激される環境です。だからこそ、学ぶことへの意欲にあふれた方にこそ、この領域の面白さを存分に味わっていただけると思っています。
もうひとつの協調性については、他者と協力してものづくりを進められるという意味合いです。
『smoove J-SOX』の開発においても、エンジニアチーム内で知識やスキルを補い合いながら設計・実装を進めています。
また、PdMやデザイナーなどの他チームとの連携も不可欠です。それぞれの専門性や視点を尊重し、積極的に意見交換しながらより良いものを目指せる方。そんな方と一緒に働けることを楽しみにしています。
- これから選考を受けられる方へ、ぜひメッセージをお願いします。
そうですね、抽象的になりますが「熱意がなにより大事!」ということをお伝えしたいです!
もちろんスキルや経験も大切ですが、WARC Tech事業部では何よりも「熱意」を重視しています。たとえ今は小さな火種のような熱意でも構いません。その熱意を、お客様に価値を届けるための力に変換できる場所が、WARC Tech事業部です。
少しでも興味があれば、ぜひお気軽にカジュアル面談へお越しください。お待ちしています!
- 野本さん、インタビューありがとうございました!