株式会社Piicでは、「滋賀県No.1のクリエイティブマーケター集団」を目指し、日々さまざまなアイデアが生まれ、方法論や組織編成も絶えず変化・成長しています。
今回のストーリーは、そんなPiicの中核を担っているクリエイティブディレクターの小山さんと、マーケターの宮田さんによる対談記事です。
現在の取り組みと今後の展望について語ってもらいました。
小山さん(画像左)
CCO(最高クリエイティブ責任者)のクリエイティブディレクター。デザインディレクションやデザイナーの育成、クリエイティブ管理などを行いながら、現在営業として活躍できるよう提案力を磨いている。
小山さんが登場した過去記事:【CDインタビュー】目指すはお客様の想像を超えるクリエイティブ
宮田さん(画像右)
CMO(最高マーケティング責任者)のマーケター。社内のマーケティング案件(広告運用)を中心に行いながら、マーケター視点を取り入れたクリエイティブを実現すべく、小山さんとともにサイト制作・提案を行なっている。
クリエイティブ×マーケティングの力で成果にコミット
ーまず、ストーリー初登場である宮田さんの簡単な経歴からお伺いしたいです。
宮田:新卒で株式会社良品計画に入社したんですが、マーケティングやブランディングに興味を持つようになり、Webサービスの企画・開発などを行なっている会社へと転職しました。そこで、ECサイトの販売戦略を担当し、マーケティングのいろはを学びましたね。
ーマーケティングのどこに惹かれたんでしょう?
宮田:戦略を立てる上で、マーケティングは不可欠な過程なわけですが、結論何が売れるかなんてやらないとわからないじゃないですか?でも、市場や競合の調査ーいわゆる3C分析ーをもとに立てた仮説が当たったときはやっぱりうれしい。今も、Piicでリスティング広告やYouTube広告など、さまざまな広告運用をしていますが、情報収集はとにかく徹底しています。
ー地道な活動こそが確実な成果につながるわけですね。
宮田:そうですね。動画・リスティング・SNSといった中から最適方法を選ぶ際には、失敗に備えて、一番ミニマムな方法で試して反応を見る、といったリスクヘッジもしています。
ー最近では、広告運用以外にもクリエイティブ分野にも宮田さんが携わっていると聞きました。
宮田:サイト制作などの際には、ターゲットを踏まえた構成・デザインになっているのか、といった観点から小山さんと意見を交わしています。
数的な根拠をもとにしたクリエイティブで、お客様の成果にコミットすることが目的ですね。
小山:私がもともとデザイナー出身ということもあり、マーケティング的な観点を持ち合わせていませんでした。トップデザインと下層ページのつながりや、このサイトで何を一番に伝えるべきか、そのために必要なコンテンツは何か…といった意見にはいつも刺激をもらっていますね。
マーケティング視点で根拠を持って制作していることを提案の際に伝えると、お客様の納得度も上がったと感じていますね。
互いに尊重し、高め合える関係を目指す
ークリエイティブに与えた影響は大きいですね。
小山:はい。私がCDとして大事にしなくちゃいけないのは、宮田さんからいただいたマーケティング思考を、デザイナーに意図も含めて伝え、ディレクションすること。ただ言われた通りにするだけじゃデザイナーもストレスですからね。
宮田:マーケターとクリエイターじゃ、感性や考え方が違いますものね。
小山:クリエイターは、お客様に満足してもらう、ターゲットに面白がってもらうといった短期的な目標でいいものを作ろうとしている節があるかもしれませんね。一方マーケターは、その先にある成果や反響といった中・長期的な目線で考えている。
ーなるほど。マーケターから見てクリエイティブと協業することで得られたものはありますか?
宮田:もちろん、たくさんありますよ。例えば、企画のアイデア出しなんかでも面白く、予想外のものがたくさん出てきます。
小山:ありがとうございます。アイデア出しに関していうと、マーケティング観点は一回忘れているかもしれないですね。発想力に振り切って考え、複数案の中からお客様や宮田さんに選んでもらえれば、と考えています。
ーマーケティングと、クリエイティブ。互いに邪魔をせず、高めあっているんですね。
宮田:はい。私はいいクリエイティブとは、インサイトに気づかせることだと思っています。Piicには優秀なクリエイターが多いですし、企画の上流からマーケターが携わるフローを仕組み化し、互いに尊重し合えるクリエイティブができたらいいですね。
人とのつながりがPiicの力になる
ーマーケターとディレクターの協業によって、Piicのクリエイティブがより力を増しているように感じました。
宮田:Piicがクリエイティブに強いのは、ほかでもない小山さんのおかげだな、と最近身を持って感じていますね。デザイナーのポテンシャルの引き出し方やお客様の関係性も含めて、人間力が高いんでしょうね。
小山:とんでもないです。宮田さんこそ、サイトの要件定義をする際など、理路整然と現状の問題点を洗い出したり、改善点を考えたりと頭の回転が早いなと感心するばかりです。私も早くマーケティング思考を持ったディレクターになるべくたくさん学ばせてもらっていますね。
ーチームワークも抜群ですね。
宮田:上司・部下の信頼関係、部署を越えた連携といったつながりの強さこそがPiicの魅力なのではないでしょうか?
私がPiicの入社を決めたのは代表の人柄に引かれたからですし、小山さんもマーケターとの協業や、持ち前のコミュニケーション力を活かした営業活動など、新しい挑戦をして上司としてあるべき姿を背中で見せています。
ー営業活動? 小山さんがですか?
小山:実はそうなんです。最近も宮田さんと商談を行い、受注を前提とした提案方法をした方がいいのではないか、契約後のイメージを持てるような提案には何が必要かということを話し合っていて、営業熱が高まっていますね。以前は、名刺交換をして仲良くなれれば…なんて考えていましたが、これからは戦略的なアプローチは必至。だからこそ、マーケターとの協業は不可欠なんです。
宮田:戦略のあるデザインは、説得力がありお客様の満足度を高めますからね。
ー小山さんが営業になるとPiicの新しい可能性が開けそうですね。
小山:そのためには、僕がマーケティング思考を持ったディレクション力を身につけ、そのスキルを後輩に伝えることが急務になります。同時に営業ロープレもして、トークスキルも磨いており、まだまだこれからですね。
宮田:小山さんの成長スピードは、いい刺激になりますね。私自身もクリエイティブへの感度をもっと上げ、デザインディレクションができるようになれば、小山さんの後任育成も加速させられるのではと考えています。互いにいいところを伸ばしたり、苦手を補えるような関係になっていきたいですね。
Piicのこれからを担う2人の座談会はいかがだったでしょうか?
お客様のために全力であらゆる方法を模索する、刺激的な日常を少しでも感じていただけたのではないでしょうか?
Piicでは、マーケティングやデザインに多角的な視点を持つディレクター、マーケター、デザイナーなど、さまざまな職種でメンバーを募集しています。
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