こんにちは！Innovature (イノベーチャー) 採用担当の藤田です。

今回インタビューをしたのは、システム開発のプロジェクトマネージャー（PM）として活躍する2人。カナダ・トロントの地でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせ、日本への憧れを抱き来日したジョナサンさんと、フリーランスという自由な働き方から一転し、イノベーチャーに入社した塩治さんです。

塩治

• システム開発プロジェクトマネージャー
• 学生時代からWeb開発に携わり、フリーランスとして活躍後、2023年に入社

ジョナサン

• システム開発プロジェクトマネージャー
• 2019年ヨーク大学コンピューターサイエンス学科を卒業後、トロント大学で日本語を習得
• Webエンジニアとしてキャリアをスタートし、来日後一社を経てイノベーチャーに入社

海外で過ごしたバックグラウンドを活かした、新たな挑戦

ー お二人がイノベーチャーへ入社を決めた理由を教えてください。

（ジョナサン）
私はトロントでエンジニアになりましたが、1年ほど日本の会社でインターンとして働いた経験があり、その時の良い印象がずっと残っていました。日本の環境、特に電車が便利なのに感動しましたね（笑）。それから、将来は日本で働きたいと強く思っていました。
そして偶然、友人からの紹介でイノベーチャーのことを知り、ご縁があって入社しました。

（塩治）
私は元々フリーランスで、知り合いに「面白そうなポジションがある」と紹介されたのがきっかけです。高校卒業までカナダで暮らしていたのもあり、英語力も活かせる環境は魅力的に感じました。

ー 塩治さんは、フリーランスから正社員になることに抵抗はありませんでしたか？

（塩治）
フリーランス時代も常駐という形で社員のように働くことはあったので、そこまでギャップを感じてはいませんでした。むしろフリーランスとは違って、イノベーチャーでは社員として事業の成長に継続的に関われるという点が魅力でした。

グローバルチームを率い、プロジェクトを成功に導く

ー お二人はPMとして、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか？

（塩治）
お客様との要件定義から、開発チームとのコミュニケーション、スケジュール管理、品質管理など、プロジェクト全体のマネジメントを担当しています。仕様のすり合わせや、開発における課題解決なども重要な役割です。

ー これまで担当されたプロジェクトについて教えていただけますか？

（ジョナサン）
私が担当したプロジェクトの例を挙げると、マーケティング会社向けのビデオインタビュープラットフォームの開発や、Eコマース会社向けのCRMツールなどですね。

（塩治）
私は広告制作の際に用いるプロジェクト管理ツールの開発や、ヘルスケア業務における基幹システムの開発などを担当してきました。
前者のプロジェクトではスタートアップの開発部隊と連携し、10〜15名ほどのチームで進めていました。後者においては、開発と運用保守をまるっとイノベーチャーが担当し、10名ほどのチームで対応するような編成でした。基本的に一つのプロジェクトに対して、日本側のPMやSEが2名ほど、あとはインドの開発メンバーという構成が多いです。

ー 仕事を進める中で、苦労したことはありますか？

（ジョナサン）
特に難しいと感じたのは、お客様から優先度の高い緊急要求が発生した時のコミュニケーションです。
以前、実務対応に追われれてしまい、状況の共有が遅れたことで、手戻りが多くなってしまった経験がありました。
そこで、最近では問題が発生した際には、まずお客様との情報共有を最優先に行うように心がけています。たとえば、進捗に遅れが出そうな場合は、できるだけ早めに共有し、お客様と一緒に対応方針をすり合わせることで、コミュニケーション上の課題を最小限にとどめるよう工夫しています。まだまだ試行錯誤の最中ではありますが、こうした調整によって、開発チームとお客様の信頼関係がより強くなってきていると感じます。今後もこの点を意識して、さらに成長していきたいです。

（塩治）
要件が追加されたり、タスクが一時的に集中する場面では、PMやSEなどのブリッジ担当者（橋渡し役）がボトルネックになることがあります。そうした状況でもプロジェクトをスムーズに進行できるように、イノベーチャでは、情報共有の仕組みや進行体制、社内でのエスカレーションの仕組みなどを柔軟に設計しています。
私の経験では、イノベーチャーとお客様のやり取りの一部をドキュメントやタスク管理ツールを通じて見える化し、資料のレビューや会議の頻度を最適化するなどの工夫しました。こうした事前の調整により、後からの手戻りを減らし、結果的に全体の工数を抑えることもできました。

ー 開発メンバーとは物理的な距離が離れている分、コミュニケーションが難しい部分もあるんじゃないですか？

（塩治）
物理的な距離はありますが、実際のプロジェクトでは日々スムーズに連携できています。イノベーチャーでは、日本側のPMやSEにバイリンガルのメンバーを配置し、開発チームとの橋渡しを行う体制を整えています。
特徴的なのは、こうしたコミュニケーションは個人のスキルに頼るのではなく、PMに必要なスキルとして社内研修に体系化されており、誰でも習得できるようになっていることです。また、インド側の開発メンバーも、長年日本市場向けのプロジェクトに携わっており、日本語のドキュメントを読み解きながら要件を把握することに慣れています。そのため、ブリッジエンジニアは要点だけを簡潔に伝えるだけで十分なことも多く、実務上のやり取りも効率的です。

顔が見えにくい分、感謝や要望をきちんと伝えること、そして認識のすり合わせを早めに行うことを重視しています。こうした進め方が、認識のズレを防ぎ、安心して任せていただけるチーム運営につながっています。

ー やりがいを感じることについても教えてください！

（ジョナサン）
イノベーチャーでは、現場の課題を自分で見つけて改善提案をする機会が日常的にあります。チームの雰囲気もフラットで、ちょっとしたアイデアでも気軽に共有できるのが特徴だと思います。実際に、作業時間を短縮するための自動化アイデアを上司に相談したところ、「それ、お客さんにも提案してみよう！」とすぐに後押ししてくれました。提案がそのまま行動につながり、成果につながるプロセスを経験できることは、大きなやりがいです。

ー 良いですね！他の会社ではなかなか経験できないことかもしれませんね。

（ジョナサン）
そうですね。上司や同僚がオープンに話を聞いてくれるからこそ、新しいことに挑戦しやすいと感じます。

（塩治）
他にはないイノベーチャーの大きな特徴として、インドに先進性と実用性を兼ね備えた大規模な開発センターを構え、グローバルなオフショア開発を積極的に推進している点も挙げられます。私も実際にこの開発センターを訪れたことがありますが、500名を超えるエンジニアが集い、AIやブロックチェーンのような先端的な取り組みから、エンタープライズ向けWebアプリの開発まで、幅広くダイナミックな開発が日々行われていました。

異文化との協働は非常に刺激的で、現地メンバーとのやり取りを通じて、日本とは異なる視点や価値観、そして柔軟な働き方に触れることができました。技術面でもカルチャー面でも、大きく成長できる環境がここにはあります。

ー インドでの経験で特に印象に残っていることはありますか？

（塩治）
会社の運営方法や、インドならではの習慣に触れることができたのは面白かったです。
例えば、イギリスの流れを汲むティータイムが毎日設けられていたり、インド独自の祝日があったり。文化的な背景が違う人たちと一緒に働くことで、多様な価値観に触れることができ、視野が広がりました。

スキルの高いメンバーとの協働と、フラットな関係性

ー 一緒に働くメンバーについて、どのような印象をお持ちですか？

（塩治）
日本のメンバーは、技術を理解することはもちろん、その上で英語や他の言語で対応できる人が多いです。ただ、すべての職種で語学力が求められるわけではありません。特にWebアプリエンジニアのように、日本のお客様向けに日本国内で開発を行うポジションでは、日本語だけで問題なく活躍できます。
チームとしては、新しい環境や技術に対して前向きで、互いにサポートし合う雰囲気があるのが特徴です。インドから来たメンバーも日本の文化を理解しながら働いており、国籍や言語に関係なく、チーム全体が自然に連携できています。
また、実務を通じて学びながら成長しているメンバーも多く、入社時点で完璧なスキルがなくても安心してチャレンジできる環境だと感じています。プロジェクトごとにチームは分かれていますが、フラットで相談しやすい関係性があり、困った時も一人で抱え込まずに進められます。

（ジョナサン）
日本側のチームは、状況の変化や予期しない課題にも柔軟に対応しようとする姿勢があり、一緒に仕事をしていてとても安心感があります。困った時にも落ち着いて話し合いながら進められるメンバーが多く、前向きに協力し合える文化があると感じています。
インド側のメンバーは、「エンジニアリングが本当に好き」という人が多く、新しい技術への興味や取り組み方から刺激を受けることも多いです。お互いの強みを活かしながら、自然に補い合える関係が築けていると感じています。

ー 活躍しているメンバーの特徴はありますか？

（塩治）
ブリッジの役割を担うメンバーであれば、インドの開発メンバーと円滑にコミュニケーションが取れる英語力と、ITシステム開発の知識が豊富なメンバーが活躍しています。お客様との折衝も多いため、コミュニケーション能力も重要になりますね。

（ジョナサン）
語学力はもちろんですが、コミュニケーション能力が高い人が活躍していると思います。システム開発の知識を短時間で理解し、それを的確に伝えられる力が高いメンバーはやはり頼り甲斐があります。

2人が考える、イノベーチャーの魅力とは

ー ズバリ、イノベーチャーの魅力は何でしょうか？

（塩治）
開発規模の大きさと、グローバルな環境で活躍できることです。インド側の開発組織は500名規模で、潤沢な開発体制があるため大規模なプロジェクトに参画するチャンスがあります。英語力があれば、さらに活躍の幅が広がるのも魅力ですね。
また、日本国内で開発を行うプロジェクトも増えていて、日本のエンジニアが中心となって、要件定義から設計・デリバリまで一貫して関われる案件もあります。特にWebアプリエンジニアにとっては、技術選定やユーザ体験の最適化など、プロダクトに深く関われるのが面白さだと思います。

（ジョナサン）
面白い案件が多いこと、そして自分の提案が受け入れられやすいことです。モダンな技術を使ったプロジェクトに携わる機会も多く、常に新しいことに挑戦できます。
エンジニアがチームの中で単なる実装担当ではなく、価値を生み出す役割として信頼されているのは、イノベーチャーならではの魅力だと思います。

ー 今後のキャリアパスについて、どのような展望をお持ちですか？

（塩治）
イノベーチャーでは、様々な業界のプロジェクトに関わる機会があるので、引き続き幅広い業務知識や開発プロセスを学びたいです。また、フリーランスからイノベーチャーの社員になったので、開発プロセスにおける課題解決など、会社の成長にインパクトを与えるような仕事ができたら嬉しいですね。
個人的には、お客様の業務改善をコンサル〜開発までワンストップで提供できるような業務に挑戦してみたいです！

（ジョナサン）
私は、もっと技術的なスキルを高めていきたいと考えています。今はPMとしてマネジメント業務が多いですが、エンジニアとしての実務にもっとフォーカスできるような機会も増やせたら嬉しいです。

ー 最後に興味を持っている求職者の方へメッセージをお願いします。

（塩治）
イノベーチャーでは、お客様の課題を理解し、価値あるシステムとして形にしていくことが、エンジニアリングの本質だと考えています。その姿勢を大切にしている方であれば、チャレンジできる環境が整っています。また、私たちは多様な文化や価値観を持つメンバーと協力し合いながら働いており、グローバルな視野を持ったエンジニアとしての成長も実感できる会社です。環境を活かして、自分の可能性を広げたいという方を、お待ちしています！

（ジョナサン）
イノベーチャーには、面白いプロジェクトがたくさんあり、自分のアイデアを活かすチャンスがあります。グローバルな環境で、レベルの高い技術者たちと一緒に働きながら、自分の可能性を広げたい方は、ぜひイノベーチャーに挑戦してみてください。

いかがでしたでしょうか？少しでもイノベーチャーで働くイメージが伝われば幸いです。

少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談しましょう！