■高野 賢太郎プロフィール
映画配給会社に入社し、韓国エンタメ配給会社を経て、株式会社Donutsに入社。勤怠管理システム『ジョブカン』の初代営業リーダー、MixChannelの広告営業を担当した後、グループ会社の株式会社Churrosを立ち上げ、イベントプロデュース事業を統括している。
●株式会社Churrosとは?
Donutsの子会社として2017年に設立した株式会社Churrosは、最新のトレンドを生み出し、幅広い層から絶大な支持を集めるタレント・ライバーを活用した広告・プロモーションを提供するエージェンシーです。
今回はそんなChurrosの魅力と強みについて創業メンバーである高野に聞きました。
ーこれまでのキャリアとChurros立ち上げ
映画配給会社、韓国系エンタメ企業と20代はどっぷりエンタメ業界を経験してきました。
29歳になって他の業種も経験してみたいなと感じ始めたときに、高校の同級生だった石山(現・Donuts執行役員)から全く異なる業界とサービスの話を聞き、面白そうだなと感じました。また、入社前から社長の西村とも知り合いで「ジョブカン」の営業を強化したいと声をかけて頂いたのも理由のひとつです。
ただ、声をかけてもらったのでそのまま入れるのかなと思っていたら、3次試験までありましたね(笑)
2013年にDonutsへ入社して、ジョブカンの勤怠管理システムの初代営業リーダーを務めました。その後、ジョブカン採用管理システムの営業、MixChannel(ミクチャ)の広告営業を務めた後、社長の西村との会食の席で、僕が元々エンタメ系で働いていたのを思い出したようで「そういえば!」という流れから声がかかり、2017年に株式会社Churrosの立ち上げメンバーとして参画しました。
ー現在の仕事内容は?
Churrosは大きく分けて『イベントプロデュース事業』と『タレント事業』の2軸があるのですが、そのうちのイベント事業を担当しており、ライバーのスカウトとマネジメント、MixChannel向けのイベント制作を行っています。
ーライバーはスカウトで?
スカウトもあります。ただ、私達は「タレントを見てChurrosに入りたい」というインバウンドが多いので、そこが強みですかね。
スタッフが5~6人しかいない中で、アウトバンドで営業をかけて売上を立てるとなるとそれだけでは正直厳しいので、インバウンドを大切にしています。
現に、問い合わせフォームから年間300人来ているので、そこを逃さず対応しています。
ライバーでタレントを獲得して、その後AbemaTVのオーディションを受けてもらうケースもあります。
ーChurrosのNo.1ライバーは?
『南浦芽依』ですね。
“MixChannelアワード”というMixChannelで最大級のイベントで連続1位を獲得しています。年間数千万くらい稼いだ年もあり、ミクチャの女王と言われています。
彼女は元々大阪の病院で働いていたのですが、辞めて単身東京へ来て、今はライブ配信だけで生活しているChurros初の職業“ライバー”です。
ーライバーからタレントへ行くことは?
最近はできるようになってきましたね。ライバーとしてスカウトした子がAbemaTVの恋愛リアリティに出るというシンデレラストーリーが作れるようになってきたので、そこをもっと強化していきたいです。
そういった事例が出来たことで確実にライバーもスカウトしやすくなりました。
また、ライブ配信プラットフォームと組んで某局の恋愛リアリティみたいな若年層が出たいと思う番組を作れたら、もっとライバー周りを盛り上げられるんじゃないかなと思います。
ーコロナの影響は?
ライブ配信で生活費を補っている方も結構います。どちらかというと本業の片手間で副業感覚でやっている人が多いですね。
YouTuberのように一本で生計を立てようと思っている気概の人はまだ少ないですが、、YouTubeよりも気軽に始められるからかコロナの影響で始めるライバーは増えましたね。
ーChurrosの強みは?
ライバーは短期間で辞めてしまうケースも少なくないですが、南浦芽依を筆頭に離脱しない居心地の良さが私達の事務所にはあるのかなと思います。
あとはライバーだけではなく、一般の10〜20代前半の人が知っているタレントもいるので、他のライバーエージェンシーよりもブランディング力が高いと思います。この点については取引先からも言われますね。
ライバーとタレントが良いバランスで共存している事務所はそこまで多くないと思うので、そこは強みかなと思います。
ーオフィスは渋谷のど真ん中ですね
Churrosは渋谷の道玄坂に隠れ家的に存在しています(笑)
渋谷にあるにも関わらず、落ち着きがあるオフィスは、仕事に集中できるのでお気に入りです。
Donuts本社在籍した時も感じていたのですが、どの会社よりも決裁スピードが早いのが弊社なので、感じていたので、そこはせっかちな自分とも合っているなと感じます。
ー今後の目標は?
クリエイターやミュージシャン、俳優などのスターを生み出していくような、新しいエンタメの形を生み出すことです。
具体的には、YouTubeにて若手「クリエイター」「ミュージシャン」「俳優」が関わる、ショートムービーチャンネルの立ち上げを考えています。「動画を作るクリエイター」、「音楽を作るミュージシャン」、「出演するタレント」が活躍できる場所を生み出すことで、エンタメ業界のスターを育てていきたいです。
また「ショートムービー出演権」や、「楽曲タイアップ」をかけたイベントを、ライブ配信で開催することができればと思っています。それにより、制作費も生み出すことができ、より質の高いコンテンツを作ることが可能になります。この循環作りを生み出すことで、単発でなく、中長期的に見られる質の高いコンテンツを作れる機会を増やし、スターを生み出していきたいと思っています。
ー求めている人材は?
求めているのはライバーをスカウト/マネジメントするメンバーでもあるのですが、ライブ配信イベントの制作もやってもらえる人材ですね。
現状はイベント制作は主に私で、代表の斉藤もタレント事業や広告会社とのコネクションから企画を作ってくれるのですが、そこを拡大していきたいので募集する形です。
タレント事務所なので優秀でも単純にミーハーな人は厳しいと思っています。
公私が切り分けられる人、プロフェッショナルに仕事が出来る人が望ましいです。
一番強化したいのは、ライブ配信プラットフォーム向けのイベントを一緒に作ってくれる人が欲しいのでBtoBに強くて、ある程度の企画力がある人。
また、10代のタレントが多くいるので10代の人ともしっかりコミュニケーションが取れる人がいいですね。
インターンから業務委託、社員まで幅広く募集しているので、少しでも気になれば、エントリーしていただけると嬉しいです。